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AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

Rd.05 2月3日 デトロイト

RACE DATA

2024 AMAスーパークロス 第5戦デトロイト
開催日:2024年2月3日(土)
開催地:ミシガン州デトロイト
会場:フォード・フィールド

REPORT

Monster Energy Yamaha Star Racingのクーパー・ウエブが、ミシガン州デトロイトのフォード・フィールドで開催されたAMAスーパークロス450SXの第5戦で猛烈な追い上げを見せて4位でフィニッシュ。貴重なポイントを獲得した。ジャスティン・クーパーとイーライ・トマックもそれぞれ9位と10位でフィニッシュし、トップ10入りを果たした。

併催された250SX EASTの開幕戦では、18歳のダクストン・ベニックが、スーパークロスで初のプロフェッショナルレースで3位表彰台に立つという鮮烈なスタートを切った。チームメイトのニック・ロマノとヘイデン・ディーガンは、不運にもメインイベントのスタート直後に発生した多重クラッシュに巻き込まれ、ロマノはバイクにダメージを負ったにも関わらず14位、ディーガンは16位でレースを終えた。

450SX
ウエブが果敢な追い上げ見せ4位

前戦アナハイム2で今季初勝利をあげたウエブはプラクティスから好調な走り出しを見せ、2番手で予選を通過した。次に、Monster Energy Yamaha Star Racingの3選手全員が参加したヒート1でウエブはホールショットを奪い、レースをリード。残念ながら転倒を喫し8番手まで後退したが、再走を果たして5番手まで順位を上げてフィニッシュした。理想的とはいえないゲートピックとなったメインイベントでウエブは、思うようなスタートができず、1周目を終えて12番手で戻って来た。これでもオーバーテイクが難しいこのコースで、集中したライディングで追い上げ、4番手としたところでフィニッシュ。タイトル争いで貴重なポイントを獲得した。ウエブはポイントリーダーと6ポイント差の4位で来週末の次戦に臨む。

クーパーは堅実な走り出しを見せて予選を6番手で終えると、続いて参加したヒートレースではチームメイト、ウエブに続く素晴らしいスタートを決め最高峰クラスのヒートレースでは自己ベストの2位でフィニッシュした。残念ながらメインイベントではスタートが決まらず、1周目を終えて16番手につける。そこからプッシュを続けるクーパーは、9番手まで順位を上げてフィニッシュし、ルーキーシーズン3度目となるトップ10フィニッシュを果たした。

トマックは予選で4番手と好結果を残したが、ヒートレースでは思うようにスタートができず、1周目を14番手で終える。そこから集中したライディングで6位。メインイベントでは素晴らしいスタートを見せて3番手につけたが、ポジションを守るべく全力を尽くすもポジションを落として、最後は10位でフィニッシュした。厳しいレースとなったが、ポイントを獲得してフォード・フィールドをあとにした。トマックはランキング1位と16ポイント差の6位で次戦アリゾナに臨む。

Monster Energy Yamaha Star Racingはこの後、アリゾナ州グレンデールへと向かい、2月10日にステートファーム・スタジアムで開催されるAMAスーパークロス選手権およびスーパーモトクロス・ワールドシリーズ第6戦に臨む。

250SX East
ベニックが3位表彰台で鮮烈デビュー

ベニックはこの日好調な走り出しを見せ、予選をチーム最上位の7番手で終えると、続いて参加したヒートレースでは2位に入った。メインイベントで好スタートを決めると、第1ターンで発生したマルチクラッシュをなんとか回避。1周目を9番手としたものの、その後集中したライディングで追い上げ、レース終了まで残り5周となる頃には3番手まで浮上してフィニッシュ。ベニックはキャリア初の表彰台に立つという印象的なデビューを飾り、ポイントランキング3位でシーズンの素晴らしいスタートを切った。

1年以上レースから遠ざかっていた同じくルーキーのロマノにとって、堅実なデビュー戦となった。 ロマノは一日を通して自分の流れをつかむことに取り組み、予選を17番手で終える。18歳のロマノはヒートレースでは本領を発揮して6位でフィニッシュ。しかしメインイベントのスタートは厳しいものとなり、スタート直後のマルチクラッシュに巻き込まれ、再走を果たすが、最後尾まで後退してしまう。難しいコンディションの中でひるむことなく追い上げるロマーノは、14番手まで上がったところでフィニッシュした。

ディーガンは予選8番手と堅実に2年目のシーズンをスタートし、続くヒートレースでは2位に入った。メインイベントではロマノ同様、スタート直後のマルチクラッシュに巻き込まれてしまう。2023年250SMXチャンピオンのディーガンは諦めずに再走。クラッシュでハンドルバーが曲がってしまったにも関わらず、16位でチェッカーを受けた。

Monster Energy Yamaha Star Racing 250 Westチームは来週末、2月10日にアリゾナ州グレンデールのステートファーム・スタジアムで開催される250SX West選手権第5戦、およびAMAスーパークロス選手権およびスーパーモトクロス・ワールドシリーズ第6戦に臨む。250 Eastチーム、次は2月24日にテキサス州アーリントンのAT&Tスタジアムで開催されるEast選手権第2戦に参加する。

RESULT

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

450SX
Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

クーパー・ウエブ選手談(4位)

「今日は一日を通してすばらしいライディングができましたし、プラクティスもうまくいきました。ヒートレースではホールショットを決めて、レースをリードしました。すべてが素晴らしかったのですが、フロントからクラッシュしてしまいました。メインではベストなゲートピックではなかったので、ひどいスタートになってしまいました。第1コーナーでは15番手前後だったと思います。今夜のコースは追い抜きが本当に難しかったのですが、猛チャージし4位まで挽回できました。しっかり走れたと感じましたが、同時に表彰台に立てただろうし、恐らく勝つこともできたので、がっかりしています・。今週も良い一週間を過ごして、アリゾナには強気の姿勢で挑みます」

ジャスティン・クーパー選手談(9位)

「またとてもよい一日になりました。予選は6番手、ヒートレースではすごく良いスタートを決めて、2位でフィニッシュできました。450のヒートレースでは自己ベストです。この結果を胸にメインに臨んだのですが、うまくスタートがきれませんでした。やはりこのクラスは厳しいですね。12番手か13番手でスタートして9位でフィニッシュしましたが、これが自分にできるすべてでした。一日を通してうまくライディングできたように感じました。ヒートレースでのあのスタートが、メインでもできていればと思います」

イーライ・トマック選手談(10位)

「悔しいレースでしたし、メインイベントでは苦戦しました。来週は挽回できるようにベストを尽くします」

250SX East
Monster Energy Yamaha Star Racing 250 Team

ダクストン・ベニック選手談(3位)

「今日はあまり良い走り出しではありませんでしたけど、ヒートレースで流れが変わり、好スタートを決めて2位になりました。メインイベントについては、長いことがわかっていたので良いペースで走り始めました。(マックス)アンスティ選手に迫り、2位になれるかもしれないと思ったのですが、まあ、満足しています。ルーキーシーズン、初レースで表彰台に立てたことが信じられません。出来すぎで、すごく興奮してます!」

ニック・ロマノ選手談(14位)

「最初のスーパークロスレースは間違いなく激しいものになりました。プラクティスでは流れをつかむのに苦労しましたが、ヒートレースでは自分のフィーリングで走れるようになって6位でフィニッシュしました。よい感じでメインに臨んだのですが、第1ターンのひどいマルチクラッシュに巻き込まれてしまいました。これがレースですね。少し打撲がありましたが、再走できたことにただただ感謝です。今夜はもう少しよくできたかもしれませんけど、昨年はすべて欠場したので、スーパークロスレースに出場できて本当にうれしいです。次のテキサスで再びレースできることを楽しみにしています」

ヘイデン・ディーガン選手談(16位)

「ここ数週間、取り組んできたことを考えると、実によい一日でした。フリープラクティスはトップで、1回目の予選は問題なく、2回目の予選では上位に入れたし、ヒートレースでは十分な速さがありました。(キャメロン)マカドゥー選手と僕は、全員の中で一番速かったので、これについては心配していませんでした。メインイベントのスタートの後、イン側に居た誰かが皆にぶつかり、僕ら全員が転倒してしまいました。こういうこともあります。何ポイントか獲得できたので、諦めません。あとは勝利を重ねて、ポイントを取り戻すだけです」

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