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AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

Rd.03 1月20日 サンディエゴ

RACE DATA

2024 AMAスーパークロス 第3戦サンディエゴ
開催日:2024年1月20日(土)
開催地:カリフォルニア州サンディエゴ
会場:スナップドラゴン・スタジアム

REPORT

Monster Energy Yamaha Star Racingのクーパー・ウエブが、1月20日、カリフォルニア州サンディエゴのスナップドラゴン・スタジアムで開催されたAMAスーパークロス450SX第3戦で、2位フィニッシュを果たした。イーライ・トマックはレース序盤、クラッシュに巻き込まれながらも力走し、9位まで挽回してポイントを獲得。ルーキーのジャスティン・クーパーも、トリッキーなコンディションにレース序盤の転倒を喫したが、その後追い上げて14位でレースを終えた。

250SX Westでは、ネイト・スラッシャーが今季初優勝し、表彰台の中央に立った。チームメイトのジョードン・スミスもトリッキーなコンディションの中で力走、3位でフィニッシュして表彰台に立ち、ランキングでのリードを拡大した。また、ギャレット・マーチバンクスが2位に入り、ヤマハ勢が表彰台を独占。2024年シーズン第3戦は新しいYZ250Fにとって最高の夜となった。

450SX
ウエブがサンディエゴ・スーパークロスで2位フィニッシュ

最初の予選セッション開始時に雨が降り、午後になると雨量はさらに増したため、2回目のセッションはキャンセルとなった。このためライダーとチームは再び難しいコンディションに直面することになった。ウエブは9番手で予選を終えると、ヒートレースでは3位でフィニッシュ。再び雨が降り出したメインイベントではトップ5圏内の好スタートを決めると、2周目には4番手に上がる。その後も順位を上げるウエブはレースの折り返し点までに2番手とし、トップのライダーに照準を合わせた。プッシュを続けるウエブだったが最後は2位でフィニッシュ。ランキングでは首位と11ポイント差の4位タイでサンディエゴをあとにした。

過酷なコンディションだった先週末のサンフランシスコで2位フィニッシュという好成績を収めたトマックは、サンディエゴでも素晴らしい走り出しを見せた。予選では2番手に入ると、続いて参加したヒートレースでは優勝。ところがメインイベントでは思うようなスタートができず、9番手につける。その後、不運にも他のライダーと絡んで転倒を喫してしまい、再走を果たしたものの20番手まで後退した。それでもひるむことなく、難しいコンディションの中で果敢な追い上げを展開するトマックは9位まで上げてフィニッシュ。激戦の450SXタイトル争いの中で貴重なポイントを獲得した。第3戦を終えてランキングでトマックは、首位と12ポイント差の7位につけている。

最上級クラスに初のフル参戦であるクーパーは進歩を続けており、予選では8番手と堅実な結果を残した。続いてのヒートレースでも好スタートを見せたが、序盤に順位を落として6位でフィニッシュした。メインイベントでクーパーは、ホールショットを奪うと、トップグループのバトルの中でシャッフルされて4番手まで順位を落とした後、2周目には不運にもクラッシュを喫して19番手まで後退してしまう。悪化したコンディションの中、集中した走りで追い上げるクーパーは14番手まで上がったところでレースを終えた。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームは来週末、1月27日にカリフォルニア州アナハイムのエンジェル・スタジアムで開催されるAMAスーパークロス選手権およびスーパーモトクロス・ワールドシリーズ第4戦に臨む。

250SX West
サンディエゴ・スーパークロスでスラッシャーが優勝、ヤマハ250が表彰台独占

またしても自然がコースに大混乱をもたらした。予選第1セッション中に雨が降り出し、第2セッションはキャンセルされた。スラッシャーは予選総合タイムで12番手となるが、参加したヒートレースでは堅実に4位でフィニッシュ。続くメインイベントでは1周目を終えて6番手で戻ってきたが、集中したライディングで順位を上げ、6周目には3番手につける。レース終了まで残り3周となったところでリードを奪ったスラッシャーは、そのままチェッカーを受け、新型YZ250Fを駆って今シーズン初の、そして250クラスで自身5度目となる優勝を遂げた。

先週末、マディ・コンディションとなったサンフランシスコでチーム初勝利をあげたスミスは、サンディエゴでも好調なライディングを見せた。ナイトセッション前の予選でトップタイムを叩き出し、自身のキャリアで初となる予選最速となったスミスは、ヒートレースで好スタートを決めるが、トリッキーなコンディションにコースアウト。5番手まで後退するが、その後追い上げて2位でフィニッシュした。メインイベントでも好スタートを見せて3番手につけるが、再びコースアウトを喫し、5番手に後退。態勢を立て直したスミスはわだちが多く、滑りやすいコースで良いラインを見出し、最終ラップで3番手まで上がり、そのままフィニッシュした。今季3度目の表彰台に立ったスミスは、ランキングで2位との差を8ポイントに拡大した。西地区250SXクラスはこの後1戦を経てブレークに入る。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームは来週末、1月27日にカリフォルニア州アナハイムのエンジェル・スタジアムで開催されるAMAスーパークロス250SX選手権第4戦に臨む。

RESULT

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

450SX
Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

クーパー・ウエブ選手談(2位)

「波乱万丈の一日でした。 天気はまたウエットになって、予選はうまくいきませんでした。ヒートレースは、スタートは最悪でしたが、とてもうまく走れました。メインイベントは全体に良いレースになりました。4番手あたりと、かなり良いスタートが切れて、何人かをパスして2番手に上がりました。プレシンジャー選手を追いかけていて、差を詰めていきました。僅差でチーム初優勝を逃したのは残念でしたけど、プレシンジャー選手はいい友達のひとりなので、残念なのと同じくらい、彼の勝利をうれしく思っています。ポイントをしっかり取って勢いをつけるのは良いことですし、第4戦を楽しみにしています。まずは今年最初の勝利をあげたいと思います」

イーライ・トマック選手談(9位)

「タフな週末でした。リズムセクションでクレイグ選手と絡んでしまって、レース序盤に後退してしまいました。でも、まずまずのリカバーができたので、近いうちにドライの路面でレースができることを期待しています」

ジャスティン・クーパー選手談(14位)

「今夜はヒートレースとメインイベントで、よいスタートが切れました。特にメインイベントではホールショットを得ることができました。これ以上うれしいことはありませんが、2周目に転倒してしまったのがちょっと残念です。わだちを横切ってバランスを崩し、干し草の俵に突っ込んでしまい、20番手でレースに戻りました。ただ上位陣と争いたかったし、僕はその位置にいたので残念です。あのポジションにとどまれていたら、きっとライバルたちと一緒に走れたと思います。来週末に向けては、あまり落ち込まずに、また良いスタートが切れるようトライします」

250SX West
Monster Energy Yamaha Star Racing

ネイト・スラッシャー選手談(優勝)

「素晴らしい夜になりました。ヒートレースでは良い感触を得ることができましたが、メインイベントは少し慎重になりすぎていました。そのメインではスタートは最悪でしたが、速さはあったので順調に周回を重ね、最終的に優勝できました。先週末はひどい週末でしたけど、通常は雨でもかなり良い走りができますし、今夜は雨の中でよい感触でした。トップに立つのは最高の気分です。この勢いを来週につなげます」

ジョードン・スミス選手談(3位)

「今日の走り出しは本当に良かったです。コースはとても楽しく、今まで自分が走ったスーパークロスのコースの中でも一番楽しいもののひとつです。フリープラクティスでは最速だったのですが、予選1回目にコースのライン上に雨が落ち始めました。良い走り出しで、早い段階でとても速いラップタイムを記録できました。予選で1位になるのは初めてだったので、本当に興奮しました。ヒートレースでは好スタートを決めることができたのですが、ちょっとミスをしてコースアウトしてしまい、2位に終わりました。メインでは最高のスタートが決められず、その後コースアウトして、スラッシャー選手とマーチバンクス選手に抜かれてしまいました。その後は集中し、態勢を立て直して良いラップタイムを刻もうとしましたが、コースにわだちが多く、滑りやすくて、正しい位置を走るのが大変でした。また表彰台に立つことができて、良い夜を過ごすことができたのは素晴らしいことです。来週末のアナハイムを楽しみにしています」

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