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AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

Rd.02 1月13日 サンフランシスコ

RACE DATA

2024 AMAスーパークロス 第2戦サンフランシスコ
開催日:2024年1月13日(土)
開催地:カリフォルニア州サンフランシスコ
会場:オラクルパーク

REPORT

カリフォルニア州サンフランシスコのオラクルパークで1月13日土曜日に開催されたAMAスーパークロス第2戦で、Monster Energy Yamaha Star Racingのイーライ・トマックが、過酷なコンディションの中で好走して2位フィニッシュを果たした。この結果、何度も王座に就いているトマックは、450SXタイトル争いで3位タイに浮上した。チームメイトのクーパー・ウエブは11位。ジャスティン・クーパーは悪化するコンディションに苦しめられ、LCQ(ラストチャンス・クオリファイア)でクラッシュし、メインイベント進出を逃した。

併催された250SX Westでは、ジョードン・スミスが表彰台の中央に立ちランキングトップに浮上。同時にこの勝利は、2024年モデルのYZ250Fの初勝利となった。チームメイトのネイト・スラッシャーはクラッシュを喫し、18位でレースを終えた。

450SX
トマックが2位に入り、ランキングで大きく前進

大会前とレース当日に降った雨により、この第2戦はライダーとチームにとって難しいコンディションとなった。大会スケジュールが短縮され、ナイトセッション前の走行は1回だけとなる中、トマックは予選を10番手と堅実な結果で終えると、参加したナイトセッションで450クラス最初のヒートレースで4位に入った。続くメインイベントではホールショットまであと少しという素晴らしいスタートを見せると、その後も見事なレース展開で2位フィニッシュを果たし、ランキング3位タイに浮上した。厳しい結果に終わった開幕戦アナハイム1の後に素晴らしいカムバックを見せたトマックは、ランキングトップを10ポイント差で追いながら、昨シーズン優勝を果たしたスナップドラゴン・スタジアムへと向かう。

ウエブは予選で5番手、参加したヒートレースでは2位と好調なままメインイベントを迎えたが、そこでは思うようなスタートができず、7番手につける。雨に見舞われたオラクルパークの悪化するコンディションの中で奮闘を続けたウエブだったが、その後は順位を落とし11位でフィニッシュした。

チームメイトのクーパーにとっても厳しい一日となった。わずか1回だけのセッションでタイムを記録しなければならない困難な条件の予選は21番手。その後、理想的とはいえないゲートピックとなったヒートレースでは苦戦を強いられ14位でレースを終えたクーパーはLCQに回らなければならなくなった。ここでクーパーは、メインイベント進出可能な位置につけていたが、トリッキーなコンディションで不運にもクラッシュを喫して7位となり、メインイベントに進むことは叶わなかった。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームはこの後、カリフォルニア州サンディエゴに移動。1月20日にスナップドラゴン・スタジアムで開催されるAMAスーパークロス選手権およびスーパーモトクロス・ワールドシリーズ第3戦に臨む。

250SX West
スミスがサンフランシスコで勝利し、250SXタイトル争いをリード

レース当日、会場となったベイエリアは雨に見舞われたため、チームとライダーたちは難しいコンディションに直面することになり、大会スケジュールも短縮されてナイトセッション前の走行は最終的に1回のみとなった。予選を10番手で終えたスミスは、参加したヒートレースで素晴らしいスタートを見せると2位でフィニッシュ。続くメインイベントではさらに見事なスタートでホールショットを奪いトップに立つと、フィニッシュまで一度もその座を明け渡すことなくレースをリードし、2018年のデイトナ・スーパークロス以来となる勝利を収めた。これはスミスにとって、新型YZ250Fを駆ってのチームでの初勝利であり、マディ・コンディションを克服しランキングでも首位に躍り出るという勝利となった。

スラッシャーは走行セッションが1回だけという非常に限られた時間の中で、予選で2 番手に入るという素晴らしい走り出しを見せた。その後、コンディションはさらに悪化し、スラッシャーにとってはさらに難しい状況となった。参加したヒートレースで苦戦して10位に終わったため、LCQ(ラストチャンス・クオリファイア)にまわったスラッシャーは、ここでレースを制し、メインイベント進出を決めた。理想的とはいえないゲートピックながら、メインイベントでは好スタートを見せて10番手付近につけるが、1周目に転倒。再走を果たすが、最後尾まで後退してしまう。プッシュを続けるスラッシャーは13番手まで挽回するが、レースの折り返し点付近で再び転倒を喫してしまう。ここで再走までに大きくタイムをロスしたが、レースを諦めることなく走行したスラッシャーは18位でフィニッシュラインを通過した。

Monster Energy Yamaha Star Racing 250チームはこの後、カリフォルニア州サンディエゴに向けて南下。1月20日にスナップドラゴン・スタジアムで開催されるAMAスーパークロス選手権およびスーパーモトクロス・ワールドシリーズ第3戦に、レッドプレートを携えて臨む。

RESULT

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

450SX
Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

イーライ・トマック選手談(2位)

「ほとんどホールショットのような素晴らしいスタートを切ることができました。コンディションはどこに危険が潜んでいるかわからない状態で、正直なところ、自分が経験した中でも最も厳しいマッドレースのひとつに数えられるほどでした。わだちの一部はすごく深くて、ラインを間違えると完全にスタックしてしまう可能性がある程でした。一日を通して仕事をこなして、バイクを最高の状態に維持してくれたチームクルーに感謝します」

クーパー・ウェブ選手談(11位)

「サンフランシスコでの一日は、かなり厳しいものになりました。コンディションは間違いなく難しいものでした。予選はかなりうまくいきました。トップ5入りすることができたし、ヒートレースは2位でフィニッシュできて、これは良かったです。メインイベントでは必要とするスタートができなくて、集団の中での走行になり、抜かれてしまいました。ゴーグルの問題がちょっとありましたけど、全体に、とても厳しいコンディションの中での厳しい夜でした。望んでいた結果ではなかったのですが、サンディエゴには強気で臨み、できればドライコンディションのもとで、我々の力を示したいですね」

ジャスティン・クーパー選手談(DNS)

「昼も夜も一日を通して厳しいコンディションに苦しめられました。両予選レースでともにクラッシュしてしまい、さらに厳しい状況になってしまい、流れをつかむことができませんでした。メインに進めなかったのは自分のキャリアの中で初めてのことで、つらい経験になりましたが、これを忘れて、次のレースを組み立てていきます」

250SX West
Monster Energy Yamaha Star Racing #31

ジョードン・スミス選手談(1位)

「信じられない気分です。もちろん、数日間はこの気分に浸っているつもりです。少しの間、たったひとりで走っているような感覚でした。3周目を過ぎた時、後ろには誰も見えませんでした。それから、ハーフウエイフラッグが提示されて、"まだやらなきゃいけないの?"という感じでした。レースは短縮されましたが、長く感じました、し優勝できてとても興奮しました。特にマディな中で、さらに自分はタイトルを目指すひとりであり、毎週その立場に自分を置かなければならないと感じている今年にとってなおさらです。だから、今夜やり遂げることができたこと、マディでは自分が一番ではない、或いはマディには自信がないという中でやれたのは非常に大きかったと思います」

ネイト・スラッシャー選手談(18位)

「走り出しは良かったのですが、僕にとってはかなり厳しいコンディションだったので苦戦しました。LCQに回らなければならず、ここで勝ちましたけど、残念ながらメインイベントも厳しいレースになり、泥の中で数回転倒してしまいました。がんばり続け、取り組みに戻って、サンディエゴにはもっと強くなって戻るつもりです」

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