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AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

Rd.10 3月12日 デトロイト

RACE DATA

AMAスーパークロス 第10戦デトロイト大会
開催日:2022年3月12日(土)
開催地:ミシガン州デトロイト
会場:フォード・フィールド

REPORT

Monster Energy Yamaha Star Racingのイーライ・トマックが、デトロイトのフォード・フィールドで開催されたAMAスーパークロス第10戦で、シーズン5勝目を3連勝で飾った。当地での3年振りの開催に詰めかけたファンを前に、トマックは逆転優勝を果たすとともに、ランキングでのリードを42ポイントに拡大。ディラン・フェランディスは素晴らしい走りを見せていたが、ジャンプに失敗してリタイアを余儀なくされた。併催となる250SX Eastの第4戦では、カイル・チゾムが12位に入った。

450SX:トマックが今季5勝目、42ポイント差でランキングトップを独走

トマックは午後のプラクティスセッションでまずまずの走り出しを見せ、総合4番手で予選を終える。コースは難しく、ライダーがここ数週間に経験して来たよりもはるかに高いグリップをもたらしていた。トマックはヒートレースで調子をつかみトップフィニッシュ。メインイベントでは、ゲートからうまく飛び出すが、第1コーナーを抜けると中団グループに飲み込まれてしまう。しかし、最初の10分間を使って前を行くライダーを一人また一人とパスしていき、レース中盤までトップに浮上。その後も集中力を保ったトマックは、そのままポジションをキープして今シーズン5勝目のチェッカーを受けた。難しいコースコンディションにより、多くのライダーに転倒などのトラブルが発生したが、その中にはトマック最大のライバルも含まれていたこともあり、残り7戦となったシリーズで、トマックは2位に42ポイントもの大量リードを築いている。

フェランディスは予選を堅実に走り、チームメイトに続く5番手で通過。続いて参加したヒートレースは厳しい展開となり、レース序盤に難しい状況に見舞われ9番手からの追い上げを強いられたが、6位でフィニッシュ。メインイベントでは、トマック同様、フェランディスもスタートでトップ10圏外となってしまうが、そこから速さを見せて順位を上げ5番手まで回復したが、残り7周となったところでジャンプに失敗。手首を痛めてリタイアを余儀なくされた。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームはこの後、インディアナ州インディアナポリスのルーカスオイル・スタジアムに向かい、3月19日(土)に開催されるAMAスーパークロスの第11戦に臨む。

250SX:チゾムがデトロイトで12位

前回のデイトナビーチ大会で負傷したジェレミー・マーティンと、リーバイ・キッチンに変わり、チームに合流したチゾム。250SX復帰戦となったこの大会に向けて、小排気量マシンに順応する時間はほとんどなかったが、厳しいコンディションのもとでYZ250Fを駆り、堅実な走りを見せた。

チゾムとチームは、午後のプラクティス・セッションを利用してセッティングを行いながら、9番手で予選を終えた。続くヒートレースは、メインイベントに向けてバイクのセットアップを進めるもうひとつの機会となった。ここでチゾムは4位でフィニッシュ。メインイベントのゲートが降りると、チゾムは素晴らしいスタートを見せて2番手につけ、1周目を終えて5番手で戻って来た。ペースを維持していたチゾムだったが、3周目に問題が発生してタイムをロス。それでもレースを諦めないチゾムは12位でフィニッシュラインを通過した。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームはこの後、3月19日(土)にAMAスーパークロス第11戦が開催されるインディアナ州インディアナポリスのルーカスオイル・スタジアムに向かう。

RESULT

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

450SX
Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

イーライ・トマック選手談(優勝)

「全体的にワイルドなレース展開でしたが、我々にとっては素晴らしい結果になりました。好スタートを決めたのですが、第1コーナーでぶつかって、順位を落としてしまいました。そこからフープスの右側に良いラインを見つけて、大部分のパッシングはここで行いました。感触は良くて、リードを奪ってからプッシュし続け、バイクもこのテクニカルなコースで素晴らしい走りをしてくれました。レースの折り返し点を過ぎてから、自分が見ている光景を信じられない思いでした。最高のライダーたちの何人かが転倒していましたが、これを見るのはあまり良い気分ではありません。ただ、自分は集中し続けるだけでした。チャンピオンシップにとってはまた勝つことができ、良い夜でしたし、これからもプッシュし続けます」

ディラン・フェランディス選手談(19位)

「この週末は良い感触があり、順調に一日が進んでいました。ヒートレースで難しい状況がありましたけど、6番手まで挽回することができました。メインイベントではスタートが良くなかったのですが、プッシュし続けて5番手まで上がったのですが、その後、残念なことにジャンプに失敗して、完走できませんでした。このような結果になってしまったのは残念ですが、ここからリカバーできるように取り組んで、来週のレースに臨みます」

250SX
Monster Energy Yamaha Star Racing

カイル・チゾム選手談(12位)

「わずか数日だけの期間でレースを迎えましたが、良い経験になりました。チームは一日中、限られた時間の中で、僕が楽に走れるようにと作業を進めてくれました。予選は順調に進み、ヒートレースも4番手と満足でした。メインでは、ほとんどホールショットという素晴らしいスタートを決めて2番手につけましたが、残念ながら、数周したところで自分らしくないミスをおかしタイムを大きくロスしてしまいました。自分が理想とした結果には至りませんでした。コースは滑りやすくて石が多くてレースをするには厳しい路面状態でしたけど、バイクは素晴らしかったですね。今はバイクを自分の好みに合わせる作業をしているところなので、今後は良い位置にいけると思います。週末を通してずっとハードワークを続けてくれたチーム全員に感謝していますし、今週、ハードワークしてインディアナポリスで再びレースに臨みます」

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