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AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

Rd.05 2月5日 グレンデール

RACE DATA

AMAスーパークロス 第5戦グレンデール大会
開催日:2022年2月5日(土)
開催地:アリゾナ州グレンデール
会場:ステートファーム・スタジアム

REPORT

Monster Energy Yamaha Star Racingのイーライ・トマックが、アリゾナ州グレンデールのステートファーム・スタジアムでトリプルクラウン・フォーマットにより開催されたAMAスーパークロス第5戦で1/1/3位という成績で総合優勝を果たし2連勝。2位以下との差を11ポイントに拡大した。ディラン・フェランディスは最初の2つのレースを着実に終えるが、最終レースをフィニッシュできず、総合12位(7/5/22位)に終わった。250SXでは、クリスチャン・クレイグが、2つのレースでの優勝と、転倒からの追い上げで4位とし総合2位となった。この結果、クレイグは250SX Westで2位に8ポイントの差をつけた。チームメイトのネイト・スラッシャーは、初体験お3レースフォーマットを堅実にまとめ、8/7/5位のスコアで総合7位に入った。

450SX:今季初のトリプルクラウンでトマックが圧勝しシーズン2勝目を獲得

トマックはチームメイトに続く2番手で予選を終えると、メインイベントのレース1でホールショットを奪い、終始トップをキープしてレースを制し幸先良いスタートを切った。レース2でもトマックは再びホールショットを奪い、首位を守ってそのままチェッカーフラッグを受けて連勝。レース3でも好スタートを切り、1周目を終えて3番手。総合優勝するには3位に入れば良いことがわかっていたトマックは、賢明なライディングでそのままレースを走り切り、1/1/3位でシーズン2連勝を飾った。

フェランディスの走り出しは素晴らしく、グレンデールの観客を前に、予選で最速ラップタイムを叩き出したが、メインイベント1のスタートでは12番手と出遅れ、厳しい戦いを強いられる。ここから激しくプッシュするフェランディスは、7番手まで順位を上げてフィニッシュした。レース2ではスタートで8番手につけると、周回ごとにコースは読みにくく、厳しいコンディションになったが、5番手まで順位を上げてチェッカーフラッグを受けた。レース3は、レース序盤に他のライダーと絡んでしまいメカニックエリアに向かったものの、バイクのダメージが大きくリタイアを余儀なくされた。フェランディスは7/5/22位のスコアで総合12位でレースを終えた。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームはこの後、今季3度目、西海岸での開催最後となるカリフォルニア州アナハイムのエンジェル・スタジアムに戻り、2月12日土曜日に開催されるAMAスーパークロス第6戦に臨む。

250SX:クレイグがトリプルクラウンで総合2位

クレイグはシーズン初となる大型フットボールスタジアムのコースで予選3位と、幸先良い走り出しを見せた。レース1ではゲートが降りると、レッドプレートを付けたクレイグが素早く前に出ると、2位に14秒の差をつけて最初にチェッカーフラッグを受けた。レース2でも同じ展開を再現する準備ができていたクレイグだったが、再び好スタートを見せたものの、最初の数セクションで僅かに遅れ2番手につける。そしてリードを奪おうとしていたクレイグに、他のライダーが接触。クレイグはコース外にはじき出されてしまう。再びバイクに跨り、最後尾でレースに復帰したクレイグは、見事なライディングで追い上げ4位でフィニッシュした。そしてレース3で再度素晴らしいスタートを見せてトップに立つと、独走でレースを制し1/4/1位で総合2位となった。

スラッシャーは、初の予選最速ライダーを目前に逆転されてしまったが、それでも自己ベストとなる2位で予選を通過。続くレース1では素晴らしいスタートを見せると、チームメイトの後方3番手につける。だがレースが折り返し点に達する前の転倒を含め、いくつかミスをして順位を落とし最後は8位でフィニッシュした。レース2でスラッシャーはスタート後11番手につけると、毎周プッシュを続けて7位。そしてレース3ではスタートで6番手につけると、その後5番手に上げてチェッカーフラッグを受け、8/7/5位で総合7位となった。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームは、カリフォルニア州アナハイムのエンジェル・スタジアムに戻り、2月12日土曜日に開催されるAMAスーパークロス第6戦に臨む。

RESULT

RIDERS RANKING

COMMENT

450SX
Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

エリ・トマック選手談(1/1/3位:総合優勝)

「この勝利は僕にとって大きな意味があり、ランキングのポイントでも好位置につくことになりました。バイクは一日を通して、特に最初の2つのメインではとても素晴らしくかったですね。僕のゲームプランは、最初のレースで勝利し、主導権を握るというものでした。もちろん、3レースすべてで勝ちたかったのですが、最後のレースは他の2レースのようにホールショットを奪うことができませんでした。今夜は感触が良くて、地元の観客の前で良いライディングができました。何人かはわかりませんが、ホームタウンからたくさんの人たちが来てくれました。言うまでもなく、それは特別なことです」

ディラン・フェランディス選手談(7/5/22位:総合12位)

「今回のトリプルクラウンは良い一日にはなりませんでした。予選は素晴らしかったのですが、レース3でクラッシュして完走することができませんでした。本当に悔しいですが、これからも前進を続け、来週末のアナハイム3に臨みます」

250SX
Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Team

クリスチャン・クレイグ選手談(1/4/1位:総合2位)

「レースが短く、全力疾走できるこのフォーマットが得意だと感じているので、以前からトリプルクラウンは好きなんです。最初のレースを終えて、これなら圧勝で、ポイントでもリードを拡大できると感じたので、笑顔になってしまいました。2回目のメインで何が起こったのか、誰もが目にしたと思います。他のライダーにはじき出されてしまったんです。これについては本当に怒りが込み上げてきました。そこから追い上げなければならず、最後尾からどうにか4番手まで挽回してフィニッシュしました。それから最後のメインではホールショットを奪って、再びレースを制しました。1/4/1位と、総合優勝には届きませんでしたけど、自分のライディングはできたと思います。あとは必要なのは、今までやって来たことをやり続けることだけです」

ネイト・スラッシャー選手談(8/7/5位:総合7位)

「初めてのトリプルクラウンを楽しみましたよ! 一日、充実していましたが、最初のメインでいくつかミスをしてしまいました。これで少し後退しましたが、最後までがんばりました。全体として自分たちの進歩に満足していますし、アナハイムでの次戦でもっと良くなることを目指しています」

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