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AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

Rd.04 1月29日 アナハイム

RACE DATA

AMAスーパークロス 第4戦アナハイム大会
開催日:2022年1月29日(土)
開催地:カリフォルニア州アナハイム
会場:エンジェル・スタジアム

REPORT

カリフォルニア州アナハイムのエンジェル・スタジアムで開催されたAMAスーパークロス第4戦で、Monster Energy Yamaha Star Racingのイーライ・トマックがYZ450Fを駆って初勝利をあげ、ランキングのリードを拡大した。チームメイトのディラン・フェランディスは今大会でも猛チャージを見せて順位を上げ、4位でフィニッシュしてランキング7位とした。250SX Westでは、クリスチャン・クレイグが、地元カリフォルニアで今季3勝目、ポイントランキングでのリードを拡大した。前進を続けるチームメイトのネイト・スレッシャーはシーズンベストとなる4位となった。

450SX:トマック、アナハイム2でヤマハでの初優勝を獲得

トマックは予選で2位に入ると、続いてのヒートレースでは今季2度目となる勝利をあげメインイベントに進出。そのスタートでは6番手につけ、5周目までに2番手へ順位を上げると、トップを行くライダーにプレッシャーをかけ続け、そのライダーがミスをおかしたことでトップに立つ。そこから速いラップタイムをマークしながら走行するトマックは、2番手に4.6秒の差をつけ、キャリア38回目となる優勝のチェッカーフラッグを受けた。チーム加入後わずか4戦目での初勝利で、トマックはランキングトップのリードを6ポイントに拡大した。

この日はフェランディスも強さを見せ、最初のプラクティスセッションで最速タイムを記録すると、予選を4番手。ヒートレースでは好スタートを見せて3番手でフィニッシュしたフェランディスだったが、残念ながらメインイベントではスタートで14番手と出遅れてしまう。それでもすぐに挽回をはじめ、追い抜きの難しいコースで集団の中をすり抜け、7周目までに5番手まで順位を上げる。プッシュし続けるフェランディスは、残り5周となったところで前を行くライバルをパスして4位でフィニッシュし、貴重なポイントを獲得してランキングで3つ順位を上げて7位に浮上した。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームは、この後アリゾナ州グレンデールに向かい、2月5日土曜日にステートファーム・スタジアムで今季初のトリプルクラウン形式で開催されるAMAスーパークロス第5戦に臨む。

250SX:クレイグ、アナハイム2を制して選手権でのリードを拡大

4週連続で予選最速ライダーとなり、ヒートレースもトップとして臨んだクレイグ。メインイベントは、まずまずのスタートからトップ3圏内でバトルを展開。一時4番手へとシャッフルされるが、すぐにポジションを取り戻し、さらに2番手へと上がる。その後、タイトル争いでライバルである、トップのライダーとの差を詰め、数周に渡ってチェイスすると、残り6周となったサンドセクションでこれをパス。アナハイムのエンジェル・スタジアムで再び勝利を収めたクレイグは、ランキングでの2位との差を11ポイントに拡げた。

スラッシャーも素晴らしい走り出しを見せ、予選で3番手に入った。この好結果を裏付けるように、参加したヒートレースでも素晴らしいスタートを決めて、オープニングラップをトップで終え、最終的にチームメイトのクレイグに続く2位でフィニッシュした。
続くメインイベントでは期待通りのスタートができなかったが、トップ10圏外に位置すると、集中したライディングで7番手まで上がる。その後、激しい6番手争いを展開したスラッシャーは、レース終盤のフープスで2名のライダーが転倒を喫したため4番手に浮上し、そのままフィニッシュ。今シーズンで最高となる4位という結果を得たスラッシャーはランキングも5番手へと上がった。

Monster Energy Yamaha Star Racingチームは、この後アリゾナ州グレンデールに向かい、ステートファーム・スタジアムで2月5日土曜日、今季初のトリプルクラウン形式で開催されるAMAスーパークロス第5戦に臨む。

RESULT

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

450SX
Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

エリ・トマック選手談(優勝)

「僕を支えてくれているすべての人たちのためにもこの勝利を得て最高の気分です。チームがハードワークを続けてくれたことで、毎週、微調整を繰り返して、全員で目指したこの結果を全員で手にすることができました。コースは本当にテクニカルなリズムセクションがありましたが、今夜のバイクは最高でした。イン側、アウト側と、自分が望むところに進むことができました。とてもエキサイティングでした」

ディラン・フェランディス選手談(4位)

「実にチャレンジングなコースでしたが、バイクの感触は良かったし、ラップタイムは一日を通して安定していました。ヒートレースではやっと良いスタートができましたが、これはすごくうれしかったし、3位でフィニッシュしました。メインイベントは、理想的ではなかったのですがアウト側に進んで、スタートは大丈夫でしたが、第1ターンで挟まれてしまい、かなりポジションを落としました。それから可能な限りの猛チャージをして、多くのライダーをパスして4位でフィニッシュしました。バイクは良かったし、フープスでの走りも力強く、今日はポジティブなことが多かったので表彰台に立つことができればよかったですが、今シーズンは競争が激しく簡単にはいきません」

250SX
Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Team

クリスチャン・クレイグ選手談(優勝)

「今日の走り出しはかなり良かったですね。コースはトリッキーで滑りやすかったんですが、僕は順調でした。予選はうまくいき、ヒートレースでは好スタートを決めてチームメイトとバトルしました。ここではうまくライディングできて勝利を収めることができました。メインイベントでは自分の走りに集中して、速いラップを繰り返しました。他のライダーと良いバトルを展開して、最終的に追い抜きました。シーズン3勝目をあげて、ポイントのリードも拡げることができました。こ今、自分がやっていることを、そのまま何も変えないで続けていくつもりです」

ネイト・スラッシャー選手談(4位)

「全体に良い一日でした。予選とヒートレースは良かったんですが、勝利を棒に振るようなミスをいくつかしてしまいました。メインイベントでは最高のスタートができず、後方から追い上げなければなりませんでした。他のライダーの中で十分に速い動きができず、最後はちょっとタイトな争いになってしまいました。ベストライディングではなかったものの、今夜は表彰台を狙える、恐らく勝利を争える速さがあったように感じます。タフなレースでしたし、可能な限りのベストを尽くしたのですが、自分が望んだところにはいけませんでした。これからもしっかりと取り組んで来週末こそは表彰台を狙います」

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