AMAスーパークロス
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。
Rd.01 1月8日 アナハイム
RACE DATA
AMAスーパークロス 第1戦アナハイム1大会
開催日:2022年1月8日(土)
開催地:カリフォルニア州アナハイム
会場:エンジェル・スタジアム
REPORT
MAスーパークロス開幕戦がアナハイムのエンジェル・スタジアムで開催された。450SXではMonster Energy Star Yamaha Racingのイーライ・トマックが、厳しいスタートから追い上げて6位でフィニッシュ。チームメイトのディラン・フェランディスはトップ5を目指して力走したが、転倒があり16位でレースを終えた。250SX Westでは、Monster Energy Star Yamaha Racingのクリスチャン・クレイグが圧倒的な勝利を収めたほか、若手のネイト・スラッシャーが12位で終えてポイントを獲得。コルト・ニコルズはヒートレースでトップを走行中に激しいクラッシュを喫し、その後の走行を断念した。
450SX:トマックが6位、フェランディスは転倒があり16位でシーズンをスタート
トマック、フェランディスともに早い段階から速さを見せ、それぞれ2番手と5番手で予選を終える。参加したヒートレースを3番手で終えたトマックは、その結果をさらに上回ることを目指していたが、思い通りのスタートを決めることができず、1周目を終えて11番手。その後はチャレンジングなコンディションにより消耗戦となったが、トマックはプッシュを続け、最後は6位でフィニッシュした。
フェランディスもアナハイムⅠではスタートに苦戦した。参加したヒートレースを5番手で終えたフェランディスは、メインではスタートで出遅れるがすぐに挽回し、3周目までにチームメイトに続く11番手に順位を上げる。2021年450MXのチャンピオンはその後も数周に渡って順位を上げて6番手まで浮上する。しかし激しいバトルの中でフープスで問題を抱えてしまい、レース終了まで残り8周となったところで11番手に後退。再びチャージを開始しようとしたがクラッシュに見舞われ、16位でフィニッシュするにとどまった。
Monster Energy Star Yamaha Racingチームはこの後、カリフォルニア州オークランドへと移動。1月15日土曜日、リングセントラル・コロシアムで開催されるAMAスーパークロス第2戦に臨む。
250SX:クレイグ、開幕戦アナハイムⅠで圧勝
クレイグは他を圧倒するパフォーマンスで、すべてのセッションでトップタイムを記録し、参加したヒート2でも圧勝してメインイベントに進出した。思い通りのスタートは決められなかったものの、すぐに3番手に上がると、4周目にはトップに浮上。2番手以下に大差をつけ、そのままレースを制したクレイグは、2年連続となる開幕戦優勝を果たした。開幕戦の開催会場がアナハイムのエンジェル・スタジアムに戻ったため、今回は地元ファンの前での勝利となった。
スラッシャーは、ヒートレースで力走し、トップ5入りを果たしたが、メインイベントのスタート時にゲートにヒットして最後尾まで後退してしまう。集中した走りを見せるスラッシャーは、5周目までに11番手まで挽回。トップ10入りを目指して奮闘したが、レースの折り返し点を前にクラッシュ。それでも最後は12位でフィニッシュラインを通過し、貴重なポイントを獲得した。
2021年250SX Eastチャンピオンのニコルズは、2年連続でのチャンピオン獲得に向けて好スタートを切りたいところだったが、ヒート1レースでトップを走行中にフープスで激しくクラッシュし、両腕を負傷。同日手術を受けることになった。
Monster Energy Star Yamaha Racingはこの後、カリフォルニア州オークランドへと移動1月15日、リングセントラル・コロシアムで開催される第2戦に臨む。
RESULT
RIDERS RANKING
CONSTRUCTORS RANKING
COMMENT
450SX
Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team
イーライ・トマック選手談(6位)
「求めていたスタートにはなりませんでした。今夜は、スタートとフープスにも少し苦戦しました。コースは厳しくて、恐らく我々が今まで長い間、走って来た中でも最も厳しいアナハイム1のひとつに数えられます。ポジティブな点としては、予選セッションはすごく良かったことで、速さがあり、十分に戦えることがわかっているという点ですね。あとはそれをメインイベントまで繋げることです。言うは易く行うは難しですが、可能だと思っています。細かい修正を試みて、来週戻って来ます」
ディラン・フェランディス選手談(16位)
「アナハイム1はいつもちょっと普通じゃないですね。僕は一日を通してかなり良い感じだったんですが、問題だったのはスタートです。メインイベントではスタートがひどかったのです。その後は、力強く走ることができて、トップ5まで挽回しました。それから問題を抱えて、順位を挽回しようとしたのですが、ミスをいてクラッシュしてしまいました。結果的にはあまり良いレースにはならなかったのですが、自分が450クラスで前を走れるということはわかっています。気持ちを切り替えて来週末に備えます」
250SX
Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Team
クリスチャン・クレイグ選手談(優勝)
「ヒューストンでの昨年の勝利を上回るものではないとしても、良いスタートが切れました。ファンがみんな戻って来て、家族もいる中で地元のレースで優勝する。ここには3歳の時から来ているので、僕にとってはこれはまさに夢の実現です。メインイベントだけでなく、一日中素晴らしい大会でした。最高のスタートを決めることはできなかったけれど、集団の中をきれいにパスしていきました。前に出てからは集中しました。オークランドでの次戦に向けて、これを続けていけるよう努めます」
ネイト・スラッシャー選手談(12位)
「厳しい夜でしたけど、ライディングは良かったと感じています。誰かがゲートにヒットして動いたので、僕もヒットしてしまいました。それから順位を上げていったのですが転倒してしまいました。それから挽回すべく、プッシュしようとしたのですが、もう体力的に無理でした。うまくライディングしていれば、トップ5入りできたと感じていたので、ちょっと残念です。厳しい夜でしたけど、速さはあったので、来週末は表彰台を目指します」