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AMAモトクロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAモトクロスに関する情報をお届けします。

Rd.11 9月4日 FOXレースウェイ2

SUMMARY

今年の開幕戦、最高峰クラスのデビューレースで優勝を飾ってから98日、Monster Energy Star Yamaha Racingのディラン・フェランディスが、開幕戦と同じフォックス・レースウェイに戻り、両モトを1位と2位として総合2位を獲得し、2021年AMAモトクロス450MXの王座に就いた。クリスチャン・クレイグは堅実な走りで両モトを5位、4位として総合5位に入った。

RACE DATA

開催日:2021年9月4日(土)
開催地:カリフォルニア州パラ
会場:フォックス・レースウェイ

REPORT

450MX

フェランディス、AMAモトクロス450チャンピオンに輝く

第11戦の舞台、カリフォルニア州パラは、猛暑の過酷なコンディションとなったが、フェランディスは公式予選第2セッションの終了間際に最速ラップタイムを叩き出しトップ通過。そしてモト1、フェランディスは好スタートから3番手につけると、トップグループに加わり、5周目に2番手に上がると、トップの追撃を開始する。この中で速いラップタイムを連発し差を詰めたフェランディスは、数周後にライバルに追いつきこれをパス。トップに立ったフェランディスは以後、2番手以下を引き離し、大差をつけて今シーズン7度目となるモト優勝を獲得した。

続くモト2でホールショットを僅かの差で逃したフェランディスは、3番手から上位陣を射程圏内に収めて走行を続ける。そのオープニングラップからスリリングなバトルを展開し、前を行く2人をすぐにかわしてトップに立った。その後、後続とのギャップを拡げていったが4周、2番手に後退。その後は自身のレースをマネージメントして2番手をキープしそのままフィニッシュして総合2位に入るとともにチャンピオンを獲得した。

最上級クラスへのデビューを今シーズンに果たしたフェランディスにとってもチームにとっても、このチャンピオンは感動的なものとなった。ルーキーイヤーの今年、総合優勝5回を含む、すべてのレースで表彰台を獲得してきたフェランディスにとって、今年は大躍進のシーズンとなった。2020年、250MXのタイトルを獲得した初のフランス人ライダーとしてその名を歴史に残したが、30年振りに最上級クラスのタイトルを獲得したことでもその名を刻んだ。

バッズクリークでのクラッシュにより、前戦を欠場から復帰したクレイグは、堅実なレースを見せた。両モトともトップ5圏内につける好スタートを決めると、厳しいコンディションと戦い、両モトをそれぞれ5位と4位で終えて総合5位に入った。

ユーナディラで激しく転倒してからまだ100%の状態となっていないアーロン・プレシンジャーは、ハングタウンで開催されるシーズン最終戦に万全な状態で復帰すべく今大会を欠場した。

Monster Energy Star Yamaha Racingチームはこの後、カリフォルニア州ランチョ・コルドヴァへと北上し、9月11日に開催される2021年AMAモトクロス選手権最終戦、ハングタウン・ナショナルに臨む。

250MX

クーバーが総合3位とし連続表彰台を更新

クーパーはプラクティスで再び最速タイムを記録し、これまでの11戦で8回目となる予選最速ライダーとなった。しかし残念ながら、思い通りのスタートが切れず、1周目を終えて8番手。3周目にひとつ順位を上げると、猛暑の中でプッシュし続けたクーパーは、13周目にレース中の自己ベストタイムを叩き出し、前を行く2選手をパスしてトップ5圏内に入る。そして数周後にベストタイムを更新したクーパーは、後続を抑え、そのまま5位でフィニッシュした。

モト2は、好スタートを決めたクーパーは3番手につける。厳しいコンディションの中でレースをマネージメントするクーパーは、レース中盤にペースを上げると、9周目には自己ベストタイムを記録して2番手に上がる。タイトルを争うライバルとの差を詰めようと力走するクーパーだったが、残念ながら及ばず、2位でフィニッシュ。5/2位というスコアで総合3位となり、2021年の連続表彰台の記録を守った。

キッチンは、モト1のスタート直後のターン2で発生した多重事故に巻き込まれ、集団の後方から追い上げて12位でフィニッシュ。モト2では集団の中で猛チャージを見せて7位でチェッカーフラッグを受け、総合9位とトップ10入りを果たした。

15番目のゲートピックから堅実なスタートを見せたフライは、クーパーの後方、トップ10圏内につける。その後は厳しいコンディションの中で好タイムを記録したが11位でフィニッシュとなった。続くモト2ではスタートで7番手につけ、その後もプッシュを続けて10位でフィニッシュ。総合12位となった。

Monster Energy Star Yamaha Racingチームはこの後、カリフォルニア州ランチョ・コルドヴァへと北上し、9月11日に開催される2021年AMAモトクロス選手権最終戦、ハングタウン・ナショナルに臨む。

COMMENT

450MX

Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

ディラン・フェランディス選手談(優勝/2位:総合2位)

「今日もまたタフな一日でしたし、この結果を得るために、全力を尽くさなければなりませんでした。今日のコンディションはとてもハードでしたが、チャンピオンを念頭に置いていましたし、本当に勝ちたかった一戦でした。実際、チャンピオンを獲得するためにベストを尽くしました。450MXに参戦した最初の年にチャンピオンになるというのは信じられないことです。若い頃、250のチャンピオンになることを夢見ていましたが、450MXのチャンピオンになるなんて夢にも思いませんでした。夢を実現した以上のことなのです。これまでやって来た中で最高の結果です。本当に今年は僕にとって素晴らしい年でした。ヤマハのバイクで、そしてこのチームで勝つことは素晴らしいことです。この勝利に関わったすべての人たちに感謝しています」

クリスチャン・クレイグ選手談(5位/4位:総合5位)

「今日はかなり良い一日でした。バッズクリークでの大クラッシュによる負傷のため、先週末は欠場したのですが、今回、復帰できたことをうれしく思います。とても暑く、コースはかなり痛んでいましたが、今日は2度とも好スタートを決めて上位につけ、バイクもライディングも良く、シーズンの自己ベストタイの順位でフィニッシュしました。残りあと1戦ですが、表彰台に上がれるよう、トライするつもりです」

250MX

Monster Energy Star Yamaha Racing

ジャスティン・クーパー選手談(5位/2位:総合3位)

「コースは本当に荒れていて、暑さもあって本当に厳しい一日でしたけど、持てるものをすべて出し切り、表彰台に立ちました。来週もう一度、持てるものをすべて出し切ります」

レビ・キッチン選手談(12位/7位:総合9位)

「全体的に悪い一日ではなかったですね。確かにタフで、両モトとも後方から追い上げなければならかったのですが、この暑さの中ででき得る限りのことをして、トップ10入りしました。来週末が楽しみです」

ジャレット・フライ選手談(11位/10位:総合12位)

「今日は非常に暑い1日になりました。予選では少し苦戦しましたが、スタートはまずまずで、総合12位でレースを終えることができました。あと1戦残っていますが、今年の締めくくる良いレースをしたいと思います」

450MX RESULT Race.1

450MX RESULT Race.2

250MX RESULT Race.1

250MX RESULT Race.2

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