本文へ進みます
サイト内検索

AMAモトクロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAモトクロスに関する情報をお届けします。

Rd.10 8月28日 アイアンマン

SUMMARY

Monster Energy Star Yamaha Racingから450MXに参戦するディラン・フェランディスがアイアンマン・ナショナルで1位、2位とし総合2位を獲得。2戦を残しランキングで2位に50ポイントのリードを築いた。ユーナディラでのクラッシュにより、体調が100%ではないアーロン・プレシンジャーは、モト2中盤に走行を断念したものの総合13位に入った。

250MXはジャスティン・クーパーが総合3位に入り、これまでの全戦で記している総合表彰台獲得記録を10に伸ばした。ジャレット・フライはモト1 は序盤にクラッシュがあったが総合12位。ルーキーのレーヴィ・キッチンはモト2でリタイアしたにものの総合16位。ジェレミー・マーティンはモト1でトップ争い中でクラッシュしノーポイントに終わった。

RACE DATA

開催日:2021年8月28日(土)
開催地:インディアナ州クローフォーズビル
会場:アイアンマン・レースウエイ

REPORT

450MX

フェランディスが総合2位を獲得、チャンピオンに向けリードを拡大!

フェランディスは、2回の予選セッションで共にトップタイムをマークし、最上級クラスで予選最速ライダーとして決勝へ。そのモト1ではゲートからスタート良く飛び出すと、1周目にトップに立った。その後にリードを奪われたが、すぐに首位を奪還。2番手以下とのギャップを広げようと力走するが、3選手によるトップ争いがヒートアップ。それでもフェランディスはプレッシャーに耐え、レースが終盤に近づくとギャップを拡大し、最終的に2番手に4秒の差をつけて今シーズン6度目となるモト優勝を飾った。

続くモト2、フェランディスはホールショットを奪う。レース序盤に3番手に後退したが、集中したライディングで、6周目には2番手に挽回すると、そこから、手堅いレース運びで2番手でフィニッシュ。総合2位となり、10戦連続表彰台、ランキング2位で50ポイント差をつけチャンピオンに王手をかけた。

モト1、プレシンジャーは思うようなスタートができず、1周目を14番手で終えたが、追い上げを開始し、4周目には7番手に。そしてレース終了まで残り4周となった時点では6番手まで順位を上げてフィニッシュした。

モト2のスタートは良く、プレシンジャーは6番手につけるが、オープニングラップで7番手に後退。次の周には反撃に出てポジションを奪還。しかしレースが進むにつれて後退をし、6周目には9番手まで順位を落としてしまう。ホームレースでプッシュし続けるプレシンジャーだったが、残念ながら、過酷なコンディションに、レースが折り返し点を超えたところで走行を断念した。

残り2戦となったAMAモトクロス選手権。Monster Energy Star Yamaha Racingチームはこの後、9月4日にカリフォルニア州パラのフォックス・レースウエイで開催されるレースに臨む。

250MX

クーパーがタフなアイアンマン・ナショナルで総合3位とポディウムフィニッシュ

クーパーはモト1で素晴らしいスタートを見せ、今シーズン10回目となるホールショットを奪った。後続とのギャップを広げたいクーパーだったが、チャンピオンを争うライバルが背後に迫り、4周目に2番手に後退。さらにその3周後にはチームメイトのマーティンの先行を許してしまう。その後は、過酷な暑さと湿気の中、プッシュを続けたクーパーだったが、最後は4位でフィニッシュとなった。

続くモト2、スタート直後に4番手につけたクーパーは、すぐに3番手へ順位を上げる。残り21分となったところで2番手のライダーとの差を詰め始めるが、モト2も困難なコンディションでの厳しいレースとなる。レース中盤には4番手に後退したが、クーパーは自身のレースをコントロールしてポジションを守りそのままフィニッシュ。両モトで4位とし総合3位に入って、シーズン10回目となる総合表彰台に立った。残りは2戦、ランキング2位となったクーパーは、トップを11ポイント差で追うこととなった。

フライはモト1のスタートで苦戦し、1コーナーで転倒。再走を果たしたフライは、最後尾から果敢に追い上げて15位でフィニッシュとなった。モト2では、はるかに良いスタートを見せて8番手につけたフライは、数周後にふたつポジションを落とすも、プッシュし続けて10位とし総合12位でレースを終えた。

キッチンはモト1の1周目を14番手で戻って来ると、上位を目指してすぐに追い上げを開始。8番手を走行するが、レースが中間点に達する前に転倒を喫してしまう。14番手でレースに復帰したキッチンは、11番手まで順位を挽回したところでフィニッシュした。続くモト2のスタートははるかに良く、オープニングラップを6番手。4周目にはトップ5内に順位を上げるが、その2周後にトラブルが発生し、残念ながらリタイアとなり、キッチンは総合16位でアイアンマン・ナショナルを終えた。

マーティンはモト1でトップ5圏内につける好スタートを見せると、集中したライディングでチームメイト、クーパーとの差を詰めていく。そしてクーパーをパスしたマーティンは、レース中盤に最速ラップを連発。250ライダーとしては唯一人、2分を切るタイムをマークする。その後、クーパーとタイトル争いを続けるライバルの背後に迫り、これにプレッシャーをかけたが、11周目にクラッシュしリタイアとなった。不運にもマーティンは腕を骨折しており、2022年シーズンに完全な状態で復帰するため、今シーズンの残り2戦を欠場することとなった。

残り2戦となったAMAモトクロス選手権。Monster Energy Star Yamaha Racingチームはこの後、9月4日にカリフォルニア州パラのフォックス・レースウエイで開催されるレースに臨む。

COMMENT

450MX

Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

ディラン・フェランディス選手談(優勝/2位:総合2位)

「今日はハードな一日で、最後までプッシュするパワーがありませんでした。身体的にとてもキツかったので、モト1で勝てたのは最高でした。それからモト2では、よし、ホールショットだ、と思い、その通りにできたのですが、今日はトマック選手がとても乗れていました。総合2位は良い結果ですし、ランキングを考えても良い結果です。バイクは何も手を加えなくても素晴らしく走ってくれました」

アーロン・プレシンジャー選手談(6位/36位:総合13位)

「僕にとってはまた手厳しいレースになりました。一日のほとんどで良い感触だったし、バイクは素晴らしく機能しました。でもコースは最高ではありませんでした。この場所は通常、走行ラインが何本もあり、わだちが良くできるのですが、今回はそうはなりませんでした。モト1を6位でフィニッシュしたので先週末よりは良かったのですが、モト2を走り切るには痛みが強く、まだ準備が整っていなかったということです。今週には回復する予定なので、次回は頑張りたいと思います」

250MX

Monster Energy Star Yamaha Racing

ジャスティン・クーパー選手談(4位/4位:総合3位)

「間違いなく厳しいレースでした。一日を通して自分本来の走りができず、トップ集団についていくためのペースをキープするのに苦労しました。それでも最後のモトまで戦い続けなければなりません」

ジャレット・フライ選手談(15位/10位:総合12位)

「自分が望んだような一日にはなりませんでした。モト1のスタートで転倒して、最後尾からの追い上げを強いられ、15位まで上がるのが精一杯でした。モト2の方がはるかに良く、まずまずのスタートを決めて10位でフィニッシュしました。残り2戦、そこで持てるものをすべて出し切ります」

レビ・キッチン選手談(11位/35位:総合16位)

「アイアンマンはもっとうまくできると思っていましたが、理想通りにはなりませんでした。でも一日を終えて、自分の速さには満足しています。これからもパラに備え取り組みを続け、来週末は好成績を目指します」

ジェレミー・マーティン選手談(37位/DNS:総合41位)

「ただただ残念です。勝てるだけのペースがあると感じていましたが、これがレースです。焦点を2022年にシフトして、これから回復に努めます」

450MX RESULT Race.1

450MX RESULT Race.2

250MX RESULT Race.1

250MX RESULT Race.2

RIDERS RANKING 450MX

RIDERS RANKING 250MX

CONSTRUCTORS RANKING 450MX

CONSTRUCTORS RANKING 250MX

GALLERY

ページ
先頭へ