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AMAモトクロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAモトクロスに関する情報をお届けします。

Rd.01 5月29日 FOXレースウェイ1

SUMMARY

Monster Energy Star Yamaha Racingのディラン・フェランディスが、カリフォルニア州パラのフォックス・レースウェイで開催されたシーズン開幕戦でAMAモトクロスの450MXで素晴らしいデビューを果たし、両モトでそれぞれ1位と3位に入り、総合優勝を飾った。加えてアーロン・プレシンジャーがMoto2で2位に入る力走を見せて総合3位(4位、2位)とダブル表彰台を達成した。

RACE DATA

開催日:2021年5月29日(土)
開催地:カリフォルニア州パラ
会場:フォックス・レースウェイ

REPORT

フェランディスが開幕戦で450MX初優勝と総合優勝、プレシンジャーも総合3位

フェランディスはこの日の走行開始早々からチームの先頭に立ち、予選を4番手で通過すると、Moto1では素晴らしいスタートを見せて2番手につける。直後に後続のライダーにパスされるが、冷静さを保って3番手をキープ。レース開始から4周を終えたところでトップのライダーが転倒すると2番手に浮上する。新たにトップに立った選手の背後につけたフェランディスは、次の周にリードを奪うと、2番手以下との差を着実に広げ、最上級クラス初レースで初優勝を飾った。
Moto2のスタートでは8番手につける。ためらうことなく集中した走りを見せるフェランディスはすぐに6番手に順位を上げると、4番手争いのバトルに加わりレース中盤にはバトルを制して4番手へ。数周後に3番手に上がるとフェランディスはその順位のままフィニッシュ。450MX初の総合優勝を遂げた。

プレシンジャーのMoto1は9番目のゲートピックから好スタートを見せて6番手からスタート。レース中盤までに5番手へと順位を上げると、さらにチャージを続け、最終ラップに4番手に上がるとそのままチェッカーフラッグを受けた。
Moto2では、プレシンジャーは狙い通りのスタートを決めてホールショットを奪う。その後、2番手へと後退するが、トップを射程距離に収めて速いラップタイムで周回を重ねた。両ライダーは後続とのギャップを広げ、プレシンジャーは何度かパスしようと試みるが、最後はやや遅れたものの2番手を堅持したままフィニッシュし、総合成績で3位となって450MXでは自身初となる総合の表彰台に立った。

クレイグも良好な走り出しを見せて8位で予選を通過する。Moto1では狙い通りのスタートができず、トップ10圏外となるが、それでも9番手へと順位を上げる。レースが進むにつれて、チャレンジングなコンディションに苦労したクレイグは、11位でフィニッシュとなった。
Moto2ではMoto1よりはるかに良いスタートを見せて7番手につける。その後、11番手に後退するが、レース終了まで残り4周となったところでリズムを掴み9番手まで順位を挽回してフィニッシュ。総合成績では12位となった。

Monster Energy Star Yamaha Racingチームはこの後、コロラド州レイクウッドのサンダーバレー・モトクロスパークに向かい、6月5日に開催される第2戦に臨む。

250MX:Monster Energy Star Yamaha Racingがダブルポディウムでシーズンをスタート

フォックス・レースウェイにやって来たライダーたちは、昨年のシーズン最終戦とは異なるコースに遭遇し、30分プラス2周で争われる2つのMotoに臨んだ。今年2月のスーパークロス開幕戦で肩を負傷してシリーズ欠場を余儀なくされたジェレミー・マーティンは、Moto1ですぐにその強さを見せ好スタートを決め、3番手につける。2度にわたり250MX王座に輝いているマーティンは、トップに立つチャンスを辛抱強く待った。そしてレースの折り返し点を過ぎるとすぐにトップに躍り出て、最後は2位以下に3秒の差をつけて、このクラスでは自身35回目となる優勝を果たした。

マーティンはMoto2では、さらに良いスタートを決めてジャスティン・クーパーとホールショットを争う。2番手につけたマーティンは、チームメイトをパスしようとトライするが、クーパーはそれを抑える。Monster Energy Star Yamaha Racingの2人はレース前半を通して1・2位を独占するが、その後マーティンは後続のライダーにパスされ、そのすぐ後にはクーパーも抜かれてしまう。そして次の周、マーティンはチームメイトをパスして2番手に上がると、そのままフィニッシュした。Moto2の結果によって優勝したライダーと同点で総合2位となったマーティン。ポイントリーダーと同点で第2戦に臨む。

クーパーは予選で3番手に入ったがMoto1では思うようなスタートを決めることができなかった。オープニングラップを終えて6番手で戻って来たクーパーは、その後9番手まで後退。AMAスーパークロス250SX Westの王座に就いたばかりのクーパーは、集中した走りで追い上げ、トップ5フィニッシュを果たした。勢いに乗るクーパーは、Moto2ではしっかりと3位に入り、総合3位、ポイントランキングでも3位につけた。

コルト・ニコルズにとっては走り出しから厳しい一日となった。2020年スーパークロス250SX East王者は、チャレンジングなコースで流れをつかむのに苦労する。Moto1で、レース序盤にクラッシュを喫し、その後18番手から追い上げを見せてトップ10内でフィニッシュ。Moto2では、スタート後に17番手とすると、再び集団の中で猛チャージを見せて12 位でフィニッシュし、総合 9 位となった。

ジャレット・フライはチャレンジングなコンディションの中でリズムを掴むことに苦労したが、Moto1では16番手から順位を上げて13位でフィニッシュ。そしてMoto 2では進歩を見せ、スタート直後に14番手に位置すると、最終的にその順位でフィニッシュ。総合成績では12位となった。

ネイト・スラッシャーもフライと同様、AMAモトクロスは初のフルシーズン参戦となる。18歳のスラッシャーにとって、両モトでクラッシュを喫するという厳しいデビュー戦となったが、Moto1では16位でレースを終え、Moto2では最後尾から果敢に追い上げて17位でフィニッシュし総合17位となった。

Monster Energy Star Yamaha Racingチームはこの後、コロラド州レイクウッドのサンダーバレー・モトクロスパークに向かい、6月5日に開催される選手権第2戦に臨む。

COMMENT

450MX

Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

ディラン・フェランディス選手談(1/3位:総合1位)

「昨年とはまったく違うパラでのレースになりましたが、僕にとっては本当に良い一日でした。今朝、起きた時は自分が総合優勝するなんて思いませんでした。初のMoto優勝と総合優勝という、450クラスのルーキーとしては驚異的な結果です。それに、Monster Energy Star Yamaha Racingチームの450クラス初優勝も本当にうれしく思います。チームの皆は僕のために本当にハードワークをしてくれて、レース中を含め本当に長時間、僕のために働いてくれたので、この勝利は本当に彼らのものです。苦労は間違いなく報われましたね。みんなに感謝の気持ちを伝えたいです。素晴らしい気分で、今日は忘れられない日になります」

アーロン・プレシンジャー選手談(4/2位:総合3位)

「この週末に向けて良い感じだったし、全体として素晴らしい一日でした。自分にとって最後のアウトドアでのモトは2019年のアイアンマンだったと思うので、厳しい2年間の後に、ここに来て3位でフィニッシュできたのは、かなり凄いことです。チームの皆にお礼を言いたいです。彼らは素晴らしい仕事をします。今、自分のバイクが大好きで、これ以上うれしいことはありません。コロラドでもまた同じことをやろうと思ってます!」

クリスチャン・クレイグ選手談(11/9位:総合12位)

「第1戦としてはまずまずでした。Moto1ではバイクのセットアップに苦労しましたが、Moto2では立ち直ることができました。自分自身、もっとやれると思っているので、これからもプッシュし続けます!」

250MX

Monster Energy Star Yamaha Racing

ジェレミー・マーティン選手談(1/2位:総合2位)

「レースから長い間、遠ざかっていましたが、今日の2つのMotoで強力なパフォーマンスを発揮できてうれしく思っています。コースは過酷だったので、シーズン開幕戦でしっかりと2位でフィニッシュできて満足しています」

ジャスティン・クーパー選手談(5/3位:総合3位)

「表彰台に立てて、アウトドア・シリーズのスタートとしては良かったのですが、スーパークロスからの移行は確かに難しいものがありました。しっかりとしたラップとひどいラップがありましたが、たくさんのことを学びました。ベースとすべき良いものいくつかあるので、それを次のレースに持ち越そうと思っています」

コルト・ニコルズ選手談(9/12位:総合9位)

「自分にとって厳しい一日でした。一日を通して、コース上で流れを見いだすのに苦労しましたし、精彩を欠いた自分のパフォーマンスにもがっかりしましたが、もっと良いゲートに就く必要がありますね。土曜日にまたレースがあるので、それを楽しみにしています」

ジャレット・フライ選手談(13/14位:総合12位)

「開幕戦は13位、14位、そして総合12位という厳しい一日でした。いくつかのことで苦戦しましたけど、来週末はもっと良くなるよう努力します」

ネイト・スラッシャー選手談(16/17位:総合17位)

「残念な一日でした。スーパークロスで良いスタートを切ったことから、大きな期待をしていましたけど、これから集中して努力を続けて、次の週末にはもっと良い結果を残せるように努めます」

450MX RESULT Race.1

450MX RESULT Race.2

250MX RESULT Race.1

250MX RESULT Race.2

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