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AMAモトクロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAモトクロスに関する情報をお届けします。

Rd.05 7月10日 サウスウィック

SUMMARY

450MXでは、Monster Energy Star Yamaha Racingのディラン・フェランディスが今シーズン4度目となる総合優勝を遂げ、ランキング2位とのリードを拡大。クリスチャン・クレイグはモト2で数度転倒を喫し、9/13位で総合11位となった。アーロン・プレシンジャーはモト1で3位に入ったが、モト2ではマシントラブルに見舞われ、総合12位で終えた。
250MXでは、ジャスティン・クーパーが総合3位に入ってトップとの差を5ポイント短縮。一方、力走を見せたコルト・ニコルズは総合5位、ジェレミー・マーティンは両モトとも序盤に転倒があり総合13位。チームの新進気鋭、ジャレット・フライとネイト・スラッシャーはそれぞれ総合15位、16位で終えた。

RACE DATA

開催日:2021年7月10日(土)
開催地:マサチューセッツ州サウスウイック
会場:The Wick 338

REPORT

450MX

フェランディスが今季4度目の総合優勝を獲得

フェランディスはモト1で積極的なレースを見せた。最高峰クラスでは初となるホールショットを奪うと、2周目にはレース中の最速ラップタイムを記録して2番手以下を引き離していった。レッドプレートを保持するフェランディスは、2番手以下との差を約10秒と大きく拡げ、そのままフィニッシュラインを通過。今シーズン3度目の優勝を果たした。

モト2ではスタート直後に6番手につけたフェランディスはすぐに4番手まで順位を上げる。猛チャージを続けたフェランディスだったが、数ラップ後にはポジションキープを優先するライディングを変更。レースが折り返し点あたりには表彰台圏内の3番手まで浮上していたフェランディスは2番手とのギャップを詰めにかかるが、転倒を喫してしまい最終的に3位でフィニッシュ。今シーズン4度目となる総合優勝を果たした。シリーズがちょうど折り返し点に近づく今、フェランディスは2位以下に19ポイントの差をつけて選手権をリードしている。

プレシンジャーも、モト1では素晴らしいスタートを見せるが、ホールショットはインサイド側にラインをとったフェランディスのものとなった。プレッシャーに晒されながらオープ二ングラップを3番手で終えると、プレシンジャーは2番手のライバルに狙いを定め、差を詰めて行く。だが、パスするには至らず、そのまま3番手でチェッカーフラッグを受け、3連続ポディウムフィニッシュを果たした。モト2ではプレシンジャーがホールショットを奪い、その後3番手につけて好調な走り出しを見せるが、残念ながらマシントラブルによりオープニングラップでレースを終えることになった。

クレイグの走り出しは好調で、予選で5番手に入った。だがモト1では望んでいたようなスタートができず、11番手からの追い上げを強いられる。結局、クレイグはトップ10入りを果たす9位でレースを終えた。モト2でははるかに良いスタートを決めたクレイグはトップ5圏内につける。だが、フェランディスにパスされた後、転倒を喫して8番手でレースに復帰。その後もプッシュし続けるクレイグだったが、残念ながらレース終盤に再びクラッシュ。結局13位でレースを終え、総合成績では11位となった。

Monster Energy Star Yamaha Racingチームはこの後、ミネソタ州ミルビルに向かい、7月17日にスプリングクリークMXパークで開催されるAMAモトクロス選手権第6戦、スプリングクリーク・ナショナルに臨む。

250MX

クーパー、サウスウイックでポディウムフィニッシュ連続記録を更新

第5戦を前に雨が降り、レース当日のコンディションはチャレンジングなものとなった。クーパーは2回目の予選セッションで苦戦し、モト1のゲートピックは5番目となった。そして、レース開始早々にクラッシュを喫したクーパーは、1周目を終えて22番手で戻って来た。それでもクーパーは集中したライディングで追い上げ、6番手まで順位を上げたところでフィニッシュ。貴重なポイントを獲得した。続くモト2で好スタートを見せたクーパーは、3番手前後につけてさらに上位をうかがい2位でフィニッシュして総合3位に入り、今シーズンの連続表彰台獲得記録を伸ばした。シリーズが折り返し点に近づく今、クーパーはポイントリーダーとの差を3ポイントに短縮した。

前戦レッドバッドで厳しい戦いを強いられたニコルズは、タフなコースで反撃に出た。両モトとも好スタートを決めたニコルズは、モト1では7番手から4番手まで順位を上げてフィニッシュ。モト2では堅実な走りを見せて5位でレースを終え、総合成績でも5位となった。

マーティンは両モトで好スタートを見せて上位につけるが、両モトともレース序盤に転倒を喫して遅れてしまう。それでも諦めないマーティンは、果敢な追い上げを見せ、モト1では30番手から11番手、モト2では40番手から14番手まで順位を上げてフィニッシュし、総合13位でこの日のレースを終えた。

成長著しい若手のジャレット・フライだが、残念ながらモト1では第1コーナーで発生した多重クラッシュに巻き込まれてしまう。1周目を28番手で終えたフライは、そこから追い上げて15位。モト2でも15位でフィニッシュしたフライは、総合成績でも15位となった。

チームメイトの18歳、スラッシャーも厳しい一日を過ごした。モト1ではトップ10圏内の6番手でバトルを展開していたが、マシントラブルでリタイア。順位は38位とモト2のグリッドは理想的とは程遠い位置になったが、素晴らしいスタートを決めてトップ10圏内につける。残念ながらレース序盤に転倒を喫して19番手で再走を果たしたスラッシャーは、プッシュを続けて順位を上げ、11位でフィニッシュ。総合16位となった。

Monster Energy Star Yamaha Racingチームはこの後、ミネソタ州ミルビルに向かい、7月17日にスプリングクリークMXパークで開催されるAMAモトクロス選手権第6戦、スプリングクリーク・ナショナルに臨む。

COMMENT

450MX

Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

ディラン・フェランディス選手談(1/3位:総合1位)

「サウスウイックでの一日はすごい一日でした!  最初のレースはとても良いフィーリングで、前に誰もおらず、ゴーグルはクリアで砂がかかることもありませんでした。後ろから来るライダーとバトルすることがなく、いつもと比べれば、とても楽なレースでした。ただコースは本当に大変でした。ここはテクニカルコースで、とてもラフで、自分が走り慣れているヨーロッパのサンドコースと同じスタイルではありません。総合優勝できて嬉しいですが、モト2はもっと行けたはずです。レッドプレートを保持し続けられていますが、このことは自分自身とチームにとって本当に良いことです」

クリスチャン・クレイグ選手談(9/13位:総合11位)

「僕自身にとってはタフな一日でした。モト1では後方から追い上げなければならなくて9位でフィニッシュ。モト2ではスタートが良くて上位を目指していましたが残念ながらレース終了近くに激しいクラッシュをしてしまい、そこから再走しなければなりませんでした」

アーロン・プレシンジャー選手談(3/DNF:総合12位)

「本当に良い一日で、良いフィーリングで上位につけていたのですが、残念ながらモト2ではマシントラブルでリタイアとなりました。今日のコースは難しくて、ハードベースなのに、砂の多いところではものすごく深かったですね。自分のスタートとライディングには満足しています。努力を続けて来週末のスプリングクリークでは熱い走りをします」

250MX

Monster Energy Star Yamaha Racing

ジャスティン・クーパー選手談(6/2位:総合3位)

「僕にとって浮き沈みの激しい一日になりました。モト1では1周目に転倒して最後尾から追い上げなければなりませんでしたが、6位に入って貴重なポイントを獲得しました。モト2ではローレンス選手を抑えるエネルギーがありませんでした。今日は持っているものをすべて出し切った感じです。バイクは、本当にラフなコースで、一日を通して良く走ってくれました。来週末のレースが楽しみです!」

コルト・ニコルズ選手談(4/5位:総合5位)

「バイクのフィーリングは良くなっているし、チームは僕が楽に走れるようにハードワークを続けてくれていて、サウスウイックは、自分にとって良い方向への一歩となりました。このコースはいつものようにタフでしたが、僕はいつもここでのレースを楽しんでいますし、2つのモトをしっかり走れたことに満足しています」

ジェレミー・マーティン選手談(11/14位:総合13位)

「両モトともスタートは良かったのですが、残念ながら両モトとも1周目に転倒してしまいました。11-16位の順位を得るために本当にハードにライディングしなければなりませんでした。まだやるべきことがいくつかあります。次の土曜日、地元でのレースを楽しみにしています」

ジャレット・フライ選手談(15/15位:総合15位)

「モト1でスタート直後の多重クラッシュに巻き込まれるという不運はありましたが、かなり進歩して、僕自身もいいライディングをして15位でフィニッシュして、総合15位になりました。これは自分が求めている結果ではありませんが、進歩はしています。次回はもっと良くなるよう、努力とトライを続けるつもりです」

ネイト・スラッシャー選手談(37/11位:総合16位)

「モト1でトラブルが発生して、この週末もまた厳しい状況になりました。好スタートを決めて6番手を走行していたんですがリタイア。不運ですけど、こういうこともあります。モト2ではかなりアウトサイドからのスタートだったのですが、どうにかトップ10スタートを決めたのに、レース序盤に転倒してしまいました。今日のレースから肯定的な点を採り入れて、努力を続けるつもりです」

450MX RESULT Race.1

450MX RESULT Race.2

250MX RESULT Race.1

250MX RESULT Race.2

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