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AMAモトクロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAモトクロスに関する情報をお届けします。

Rd.09 10月11日 FOXレースウェイ

SUMMARY

Monster Energy Yamaha Factory Racing Teamのブロック・ティックルは、最終戦を総合9位(8/9位)で締めくくった。ジャスティン・バーシアは予選で8位に入ったが、前戦サンダーバレーでの負傷から100パーセント回復していなかったため、今大会への出場を断念した。250MXではMonster Energy Star Yamaha Racingのディラン・フェランディスが、総合3位(2/5位)に入り、自身初のチャンピオンを獲得した。

RACE DATA

開催日:2020年10月10日(土)
開催地:カリフォルニア州パラ
会場:フォックスレースウェイ

REPORT

450MX:ティックルがトップ10内でシーズンを終了

ジャスティン・バーシアが、前戦サンダーバレーでの負傷のため、決勝への出場を断念したため、今大会はMonster Energy Yamaha Factory Racing唯一のライダーとなったティックルは、ヤマハYZ450Fを駆って好位成績を得るべく、全力を尽くした。

モト1で好スタートを見せたティックルは、オーバーテイクが難しいコースにもかかわらず、何台かをパスして8位でフィニッシュ。モト2ではさらに良いスタートを決めたティックルは、1周目を終えて8番手で戻って来たが、メカニックスエリア付近で他のライダーと絡んで転倒。27番手で再走を果たすと、そこから猛チャージ。トップ10圏内の9位でチェッカーフラッグを受けた。

両モトの出走を断念したバーシアだったが、450MXでランキング7位を獲得。一方ティックルは10位で選手権を締めくくった。

250MX:フェランディスがAMAプロモトクロス選手権で初タイトル獲得

今年はじめに250SX ウエストで2連覇を達成したフランス人ライダー、フェランディスが自身初のチャンピオンを獲得、素晴らしいシーズン締めくくりとなった。シェーン・マクエラスは両モトをそれぞれ5/4位で終え、表彰台まであと一歩の総合4位。またモト2でチームにとって今シーズン14回目となるホールショットを決めた。ジャスティン・クーパーはモト1を3位で終えたが、モト2に出走できず、総合12位で最終戦を終えた。ルーキーのジャレット・フライは8/6位のスコアで、シーズン自己ベストとなる総合6位。同じくルーキーのネイト・スラッシャーは、トップ10に迫る総合11位(12/10位)。

今シーズン最終戦を前に、フェランディスはランキングポイントで2位に18ポイントの差をつけていた。優勝の必要はなかったが、自身の250クラスでのキャリアで有終の美を飾るに相応しく、ふたつのモトで速さを見せた。モト1では素晴らしいスタートを決めて3番手につけると、レースの大半でポジションをキープ。サーキットの大部分でコース上のラインが1本しかなく、フェランディスはフィニッシュまで残り数周となったところで2番手に上がったが、優勝には届かず2位。モト2では思うようなスタートができなかったが、フェランディスは確実な走りで5位でフィニッシュし、自身初となるAMAモトクロス選手権 250MXのタイトルを獲得した。

マクエラスは最終戦を堅実に走り、250MXでランキング3位を獲得した。カリフォルニアでの総合4位を含め、その一貫したパフォーマンスは年間を通してマクエラスの強みとなっていた。モト1では好スタートを切ってレース展開が落ち着くと5番手につけ、そのままポジションを守ってチェッカー。モト2でシーズン最後のホールショットを奪ったのはマクエラスだった。数周にわたってレースをリードするも表彰台には届かず4位でフィニッシュ。総合結果でも4位となった。

両モトで素晴らしいスタートを見せ、それにより自己ベストとなる総合6位に入ったフライにとって、この日はまさに進歩の一日となった。モト1ではすぐにトップ10をキープすると、さらに前進を続けて8位でフィニッシュ。モト2ではオープニングラップを3番手で終えたフライは自己ベストとなる6位でモトを終え、総合6位となった。

プロとしてのキャリアではまだ4レースしか終えていないもうひとりのルーキー、スラッシャーは今シーズンのベストを記録した。モト1でトップ10に迫るスタートを見せてオープニングラップを11番手で終えたスラッシャーは12位でフィニッシュ。モト2ではスタート後に順位を上げて10位でフィニッシュ。総合11位となった。

シーズン初の総合優勝をコロラドで果たしたクーパーは、それを糧にこの最終戦に臨んだ。モト1でホールショットを奪うと、速いペースで走行。レース前半をリードし最終的に3位でフィニッシュした。しかしモト2は、サイティングラップを開始とともに、テクニカルトラブルに見舞われ、レース参加断念することとなった。それでもクーパーは、3位/DNSで総合12位、ランキングは 5位で最終戦を終えた。

COMMENT

450MX

Monster Energy Yamaha Factory Racing Team

ブロック・ティックル選手談(8/9位:総合9位)

「シーズンを総括すれば、望んでいたものではなかった、ということですね。今シーズンはいくつか良くないモトが4つありました。とはいえ、3年振りのレースで頑張って、最終的にトップ10内で選手権を終えることができました。そしてこのシーズンをMonster Energy Yamaha Factory Racingと過ごせたことは大きな喜びであり、このチームと一緒にレースに参加できたことに感謝しています」

250MX

Monster Energy Star Yamaha Racing

ディラン・フェランディス選手談(2/5位:総合3位)

「このAMAモトクロス選手権でのチャンピオン獲得により、また一つ目標が達成されました。そのために多くの努力をしてきましたが、決して簡単なことではありませんでした。同じ年にスーパークロスとモトクロスの両方でチャンピオンになったことは、自分でも想像していなかったので、とても素晴らしい気分です。最終戦は家から近いカリフォルニアでレースができました。残念ながら、コースはライディングにはタフなコンディションでしたが、Moto1ではフィーリングが良く2位を獲得してチャンピオン獲得に向け大きなアドバンテージを作ることができました。Moto2では転倒して9番手まで順位を落としましたが、そこから挽回し最後は余裕を持って走ることができました」

シェーン・マクエラス選手談(5/4位:総合4位)

「今年のレースが無事に終わり良かったです。とても長い一年でしたが、自分のキャリアの中で最高の一年でもありました。僕は一年中、ヤマハが大好きだったし、次が楽しみですよ!」

ジャスティン・クーパー選手談(3位/DNF:総合12位)

「自分にとって本当に良い一日でした。ただ、シーズン最後のレースに全力を尽くせたら良かったとは思います。もちろん、こういう終わり方はしたくなかったんですけど、これもレース。今は、スーパークロスシーズンが始まるのを待つだけです」

ジャレット・フライ選手談(8/6位:総合6位)

「今年の自己ベストレースでシーズンを締めくくることができて良かったです。今日は一日を通して良い感触で、予選が6位、両モトを8位と6位で終えて総合6位。このところの最後の4レースはとても楽しかったし、毎レースの自分の進歩に興奮しています」

ネイト・スラッシャー選手談(12/10位:総合11位)

「全体的にうまくいった一日でした。両モトでトップ10スタートができました。残念ながらモト1ではフロントタイヤがパンク。できる限りのことをやってどうにか12位でレースを終えることができました! モト2ではトップ10入りして、総合11位になりました。この2レースは素晴らしいものとなりました。このオフシーズンを楽しみにしています。来年はさらに強くなれるように取り組みます」

450MX RESULT Race.1

450MX RESULT Race.2

250MX RESULT Race.1

250MX RESULT Race.2

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