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AMAモトクロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAモトクロスに関する情報をお届けします。

Rd.07 9月27日 WWランチ

SUMMARY

フロリダ州ジャクソンビルで開催されたAMAモトクロス選手権第7戦。450MXではMonster Energy Yamaha Factory Racing Teamのジャスティン・バーシアがモト1で5位、モト2で猛チャージを展開して13位でフィニッシュし、総合10位となった。
250MXでは、ディラン・フェランディスが両モトを制して総合優勝。シリーズランキングでのリードを拡大した。チームメイトのジャスティン・クーパーもそれぞれ4位と2位に入り、総合2位と表彰台に立った。一方、シェーン・マクエラスはチャレンジングなコンディションを乗り越え、7/4位で総合トップ5入りを果たした。今回が2戦目となるジャレット・フライも好走。両モトを12位で終え、総合11位となった。

RACE DATA

開催日:2020年9月26日(土)
開催地:フロリダ州ジャクソンビル
会場:WWランチ・モトクロスパーク

REPORT

450MX:バーシアがWWランチでトップ10フィニッシュ

WWランチは、サンドコースと高温多湿の中部フロリダ地方の気候により、シリーズ戦の中でも身体的に最も厳しいコースのひとつとして知られている。J・バーシアは幸先良いスタートを見せて予選6番手、モト1でトップ5入りを果たした。安定して速いラップタイムを刻んだバーシアだったが、4位との差を詰めることはできなかった。

モト2ではロケットスタートを見せたバーシアがホールショットを奪う。後続のライダーにすぐにパスされるが、それでも2番手を力走。ところが1周目に激しいクラッシュを喫し、バイクにダメージを与えてしまう。バーシアは走行を断念することなく、メカニックスエリアに向かうと、チームが迅速な作業でバーシアをコースへと送り出した。最後尾でレースに復帰したバーシアは、果敢な追い上げを見せて13番手まで上がったところでフィニッシュ。総合10位となった。

250MX:フェランディスとクーパーがモト2で1-2フィニッシュ!

モト1のレースはライダーに試練を課すことになった。タイトル争いに残された時間が少なくなっていく中で、D・フェランディスは強気に出た。ナンバーワン・ゲートピックから素晴らしいスタートを見せたが、これに先んじてホールショットを奪ったのはチームメイトのS・マクエラスだった。3番手につけたフェランディスは2番手に上がると、すぐにチームメイトをパス。トップに立ったフェランディスはペースを上げ、後続を引き離しにかかる。そして2番手に10秒近い差をつけて最初にチェッカーフラッグを受けた。

モト2でもフェランディスは好スタートを見せた。ホールショットを奪い、トップに立ったチームメイトのクーパーに続く2番手につける。250SX Westの2年連続チャンピオンのフェランディスは、別格のパフォーマンスを見せてこのレースも制し、総合優勝を果たした。
ジャクソンビルで完璧な勝利を飾ったフェランディスは、残り2大会4レースとなった選手権ランキングでのリードを10ポイントに拡大した。

J・クーパーは予選で2番手に入ると、モト1でまずまずのスタートを見せて6番手につける。プッシュを続けるク―パーは、レース中盤までにチームメイトのマクエラスをかわして5番手に上がった。残り数周となったところで、前を行くライダーがク転倒したため、クーパーは4番手に浮上し、そのままフィニッシュ。モト2ではさらに好スタートを見せたクーパーはホールショットを奪う。フェランディスの先行を許した後、クーパーは安定したタイムを刻み、余裕の2番手フィニッシュを見せ、総合でも今シーズン自己ベストとなる2位となった。

モト1で素晴らしいスタートを見せたマクエラスは、シーズン5回目となるホールショットを奪った。1周目をリードしたマクエラスは逃げ切りを図るが、フェランディスを含む複数のライダーが激しくこれを追う。マクエラスはチャレンジングなコンディションの中で自分自身が楽に走れるゾーンを見つけることに苦労し、7位でフィニッシュした。モト2では力強さを増し、2人のチームメイトに続く3番手につける。レース終了まで残り10分を切ると、マクエラスの背後には、フェランディスと選手権タイトルを争う最大のライバルが迫る。マクエラスは終盤までこれを抑えるが、メカニックスエリアの前でパスされ、4位でフィニッシュラインを通過。総合5位となった。

プロフェッショナルレース参戦2回目のJ・フライは進歩を続けた。モト1でまずまずのスタートを見せて14番手につけると、堅実な走りで12位フィニッシュ。続くモト2ではテクニカルトラブルでスタートに遅れてしまう。しかし立ち直った19歳は、最後尾から果敢に追い上げを見せて12位でチェッカーを受け、総合11位となった。

残り2戦となったAMAモトクロス選手権第8戦は、10月3日土曜日、サンダーバレー・モトクロスパークで行われる。

COMMENT

450MX:Monster Energy Yamaha Factory Racing Team
ジャスティン・バーシア選手談(5/13位:総合10位)

「望んでいた通りの結果とはなりませんでした。モト1ではまずまずのスタートをして5位でフィニッシュ。モト2に向けてバイクにいくつか変更を加えました。ホールショットを奪って、すごくいいフィーリングだったんですが、激しくクラッシュしてしまいました。メカニックスエリアに行かなければならなかったのは残念でしたけど、再走することができました。全力で追い上げて13位でゴールし総合10位。これは自分が望んでいた結果ではないですけど、全体としてポジティブな面を見なければなりません。来週末が楽しみです」

250MX:Monster Energy Star Yamaha Racing
ディラン・フェランディス選手談(優勝/優勝:総合1位)

「このレースがフロリダの高温多湿によって、最も難しいレースの1つであることはわかっていました。ですからここでは毎年、全力を出し切るのではなく、エネルギーをマネージメントする必要があります。両モトとも好スタートを決めることができて、それが大いに役立ちました。そこからあとは、ただレースをコントロールするようにしました。すごく上手くいきました。スタートを改善するために、チームと僕とでバイクを一部変更したんですが、それが功を奏しました。シリーズポイントで、少し差を広げましたが、残すところあと2戦の段階で、それは本当に良いことです。どういう展開になりますかね。体調は最高です。今回のレースで勝ったことがそれを表していると思います。やりますよ!」

ジャスティン・クーパー選手談(4/2位:総合2位)

「またしても、ここはすごく暑かった。暑くなるのはわかっていました。昨日はコース上にいたので、ここの暑さをある程度感じていました。充実した、良い一日でした。モト1は良かったし、モト2はさらに良かった。ジェレミー(マーティン)に勝てば総合2位になることはわかっていたので、それが目標でした。ディランは今日、本当にいいライディングをしていました。モト1のかなり早い段階で彼にパスされたので、彼をとらえようとしました。そこから、自分の走りをしよう、自分自身に集中しようと努めました。全体として、本当に良い一日でした。表彰台に戻れたことを誇りに思います」

シェーン・マクエラス選手談(7/4位:総合5位)

「キツかったですね。今日は暑かったし、コースは本当に荒れていました。モト1には満足していません。はじめは先頭グループにいて、一時8番手まで後退してから、誰かが転倒したので7位になりました。あまりうまく乗れていませんでした。まったく良いフィーリングではありませんでした。ここの砂は乗りこなすのがかなり難しいんです。でもモト2は良かったですね。一層ハードに感じましたけど、うまくライディングできて、4位に入りました。得たものを逃さずに、それを来週末のレースのモチベーションに使います」

ジャレット・フライ選手談(12/12位:総合11位)

「今日はすごく暑くて、コースは荒れていたので、それがレースをキツいものにしたことは確かですね。モト1ではまずまずのスタートで12位になりましたけど、モト2ではスタート時にトラブルがあってゲートにつけませんでした。追い上げてまた12位になりました。まずまずの一日でしたけど、より良くしたいですね」

450MX RESULT Race.1

450MX RESULT Race.2

250MX RESULT Race.1

250MX RESULT Race.2

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