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AMAモトクロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAモトクロスに関する情報をお届けします。

Rd.05 9月8日 レッドバッド2

SUMMARY

シーズンの折り返し点となる第5戦レッドバッドⅡ。450MXは、Monster Energy Yamaha Factory Racing Teamのブロック・ティックルが堅実なライディングを見せて8/5位で総合6位。ジャスティン・バーシアは、5/10位で総合8位。
250MXでは、Monster Energy Star Yamaha Racingのディラン・フェランディスがそれぞれ5/2位で終えて総合2位。タイトル争いでトップとのポイント差の9に縮めた。シェーン・マクエラスはモト2で10位にとどまったが、モト1で待望の勝利をあげ2戦連続での表彰台となる総合成績3位としダブルポディウムを達成した。

RACE DATA

開催日:2020年9月7日(月)
開催地:ミシガン州ブキャナン
会場:レッドバッド

REPORT

ティックル、バーシアがレッドバッド2でトップ10内フィニッシュ

先のレッドバッドラウンドの後、ティックルとチームはバイクのセットアップに変更を加えた。そして月曜日のレッドバッド2で、ティックルはすぐに改善を実感。モト1のスタートでは20番手まで後退してしまうが、難しいコースの中で着実にポジションをアップし8位でフィニッシュ。続くモト2ではモト1よりはるかに良いスタートを見せてトップ10圏内に位置し、5位でフィニッシュラインを通過し、開幕戦の総合5位につぐ総合6位で第5戦を終えた。

チームメイトのバーシアは、モト1で好スタートを見せる。バーシアは1周目を5番手で終えると、その後4番手に上がるが、レースが進むにつれてバトルはヒートアップし、トップグループは均衡した状況が続いた。この中でバーシアは4番手をキープするが、残り3周となったところでミスをおかし5位でフィニッシュ。モト2は序盤から厳しい展開となり、ターン2のマルチクラッシュに巻き込まれ1周目を25番手で終えると、そこからプッシュを続け、レース終了間際に10番手まで上がったところでチェッカーフラッグを受け、総合8位となった。

レッドバッド2でMonster Energy Star Yamaha Racing Teamがダブルポディウム

予選ではチーム4選手がタイムシートのトップ4を独占。この中でフェランディスは、若いチームメイトのタイ・マスタープールに次いで2番手、レッドバッド1のモト1でのクラッシュの後、体調は100%ではなかったが、250SX Westで2連覇中のフェランディスは全力を尽くした。

フェランディスはモト1のスタートで13番手となり、追い上げの展開。4周目にチームメイトのジャスティン・クーパーを抜いて7番手に上がると、タイトルを争うライバル、J・マーティン(ホンダ)の追撃を開始。だが数周後、激しいバトルの中で両選手は絡んでしまうが、フェランディスはすぐに再走を果たし、終盤5番手まで順位を上げてフィニッシュとなった。モト2のスタートでもフェランディスは再び13番手となるが、プッシュを続けて3番手まで浮上。最終ラップにはさらに一人をかわして2番手に上がるとそのままフィニッシュ。総合2位となり、選手権タイトル争いで首位との差を3ポイント削り、9ポイント差とすることに成功した。

マクエラスの両モトは対照的な展開となった。モト1では素晴らしいスタートを見せてマスタープールとホールショットを争い2番手へ。レースの折り返し点でひとつポジションを落とすが、トップを行くチームメイトのマスタープールがミスしたため再び2番手に上がる。さらに残り2周となったところで、前を行くライダーにミスがあり、マクエラスはトップに浮上すると、プレッシャーの中で冷静なラィディングを見せ、シーズン初優勝のチェッカーフラッグを受けた。ところがモト2ではその再現ができず、マクエラスはオープニングラップを17番手。その後プッシュし続けて10番手まで上がったところでフィニッシュラインを通過。この結果、2戦連続表彰台となる総合3位とし、ランキング4位をキープした。

クーパーは両モトとも6番手とまずまずのスタートを決め、モト1で7位に入ると、モト2では5位と順位を上げてフィニッシュ。総合7位となった。

負傷からの復帰2戦目のマスタープールは、予選で最速タイムを記録すると、両モトでホールショットを奪って見せた。モト1をリードした18歳のライダーだったが、メカニックエリアで転倒。4番手でレースに復帰するとそのままの順位でフィニッシュした。マスタープールはモト2でもトップに立つが、ラロッコズ・リープ(※伝説的ライダー、マイク・ラロッコにちなんで名付けられたジャンプスポット)に向かうところでミスし、首位の座を奪われてしまう。その後、2番手をキープするが、転倒を喫して4番手に後退。そしてその数周後、マスタープールは再度クラッシュして13番手でフィニッシュとなり、総合8位となった。

この後、両チームは一週間のオフとなり、9月19日(土)に第6戦スプリングクリークが開催されるミネソタ州ミルビルに向かう。

COMMENT

450MX

Monster Energy Yamaha Factory Racing Team
ブロック・ティックル選手談(8/5位:総合6位)

「レッドバッド1のコメントをベースに、バイクに変更を加え、プラクティスでのタイムでは皆と比べ特別ではありませんでしたが、最初から良い感触が得られました。レースでは良いスタートをして自分が望むように周回できるポジションを確保することが重要でした。しかしモト1は思っていた通りにはいきませんでした。1周目は恐らく20番手前後で、それから8番手まで上がりました。コースコンディションを考えれば、とても良い挽回ができたと思います。今日は、オーバーテイクが難しいという声をたくさん耳にしましたけど、僕はかなりうまく集団を抜けていくことができたのです。モト2ではまずまずのポジションに位置することができて、それから二人のライダーがミスをし、さらに何人かをかわして、5位。ランキングは8番手です。3年間レースをしていなかったので、これは正しい方向への大きな一歩です。もっと競争力を高めたいですし、しっかり上位でレースがしたいと思っています。目標は各大会に集中し、可能な限り良くなることです」

ジャスティン・バーシア選手談(5/10位:総合8位)

「チャレンジングな一日でした。特にモト1は少し難しかったですね。ちょっとタイトにライディングして5位でレースを終えました。モト2は第2コーナーの混乱に巻き込まれてしまい、これは残念でしたし、思っていたようにはいきませんでしたね。金曜日の最初のレッドバッドの後、バイクに変更を加えましたが、するべきではない変更をいくつか加えてしまし、少し間違った方向に進んでしまいました。これは自分のミスです。次のラウンドまでにやり直す時間があるので、カリフォルニアに戻ってやるべきことをするつもりです。そして恐らく、週末に少しリラックスしてからレースに戻って上位で争いたいと思います」

250MX

Monster Energy Star Yamaha Racing
ディラン・フェランディス選手談(5/2位:総合2位)

「レッドバッド1のモト1でのクラッシュで負傷しました。肩と頭部を打ったので、2日間では十分に回復できませんでした。厳しい状況でしたが、何とか対応しポイントもしっかりと獲得できました。今日、モト1でJ ・マーティン選手と絡んだのは本当に残念でした。何が起こったのか、良くわかりません。この選手権は僕ら二人の争いになっていると思うし、二人ともタイトル獲得を本当に望んでいます。ですから、これは単にレーシングインシデントだったと思っています。モト2では、またしてもひどいスタートをしてしまいました。現在、スタートで遅れることが多く、何がいけないのか原因を解明する必要があります。バイクは素晴らしく、チームも素晴らしい仕事をしてくれているので、問題はバイクではなく自分だと感じています。僕らのバイクはすべて、常に上位を走れることがわかっているため、修正する必要があるんです。ミルビルまでに10日間あるので、体調を整えることに努めます」

シェーン・マクエラス選手談(1/10位:総合3位)

「モト1で勝つことができて良かったのですが、モト2は良くないレースをしてしまいました。スタートでから悪く、ここではオーバーテイクがとても難しかしく、パスしても抜き返される状況が続きました。同じライバルと前後している感じで引き離すことができずイライラしてしましいましたが、総合では表彰台に上がることができました。表彰台に上がれるなんて信じられませんが、やはり満足はしています。優勝を目指して努力し続けていますが、勝利からこんなに離れているわけにはゆきませんので、次回も頑張ります」

ジャスティン・クーパー選手談(7/5位:総合7位)

「かなり着実に走ってはいましたが、望んでいた順位には届きませんでした。表彰台を、さらには優勝を目指して争いたかったからです。そこにたどり着くまでは満足はしません。それは当然です。今週、戻っていくつかのことに取り組むつもりで、もう少し楽に走れるように、そして上を狙えるように、もう少しテストをしたいところです」

タイ・マスタープール選手談(4/13位:総合8位)

「スタートはうまくいき、両モトともいい感じで走ることができました。でも、あちこちでちょっとしたミスをしてしまいました。レースに戻れて良かったし、レースに戻ることが許されてからまだ1週間経っていませんけど、かなりいいフィーリングです。速さはあります。今はただ、前を走り続けたいのと、小さなミスをしないようにしたいだけですね」

450MX RESULT Race.1

450MX RESULT Race.2

250MX RESULT Race.1

250MX RESULT Race.2

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