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AMAモトクロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAモトクロスに関する情報をお届けします。

Rd.06 9月20日 スプリングクリーク

SUMMARY

ミネソタ州ミルビルで開催されたAMAモトクロスMX選手権第6戦で、450MXではMonster Energy Yamaha Factory Racing Teamのジャスティン・バーシアが両モトをそれぞれ5位と4位で終えて総合3位となり、今季2度目の表彰台を獲得。ブロック・ティックルは、モト1を12位で終えるものの、モト2ではクラッシュして完走はならず、総合17位で今大会を終えた。

一方250MXでは、Monster Energy Star Yamaha Racingのディラン・フェランディスが両モトを制し、ポイントランキングで再び首位に立った。チームメイトのジャスティン・クーパーは、で9/3位で総合5位。シェーン・マクエラスは15/7位総合11位、ルーキーのジャレット・フライは両モトを14位で終えて総合15位となった。

RACE DATA

開催日:2020年9月19日(土)
開催地:ミネソタ州ミルビル
会場:スプリングクリークMXパーク

REPORT

450MX:バーシアがスプリングクリークで再び表彰台に立つ

モト1で、Monster Energy Yamaha Factory Racing Teamのジャスティン・バーシアは、まずまずのスタートを見せて8番手につけると、5周目までに7番手に上がる。後方からのプレッシャーでレースはヒートアップするが、バーシアは冷静さを保ち、前を行くライダーたちとのギャップを詰めて行く。残り2周、バーシアはフープスでアウト側のラインをとって6番手に上がる。その後、他のライダーのミスによりひとつ順位を上げたバーシアは、今季6度目となるトップ5フィニッシュを果たした。モト2では、スタートゲートが下りるとバーシアは6番手につける。チャレンジングなコンディションの中、集中力を保つバーシアは、4位でフィニッシュラインを通過。総合3位となった。

チームメイトのブロック・ティックルは、レッドバッドでの自身の進歩を基に、さらなる前進を期してスプリングクリークにやって来たが、残念ながらスタートが依然として課題となった。モト1で、ティックルは安定した走りで17番手から12番手まで順位を上げてフィニッシュ。モト2ではオープニングラップを20番手で終えると、そこから猛チャージ。4ラップで16番手まで浮上するが、トリプル・ステップアップの後、クラッシュ。完走を果たすことができなかった。ティックルは37位となり、総合16位でこの日のレースを終えた。

Monster Energy Yamaha Factory Racing Teamはこの後、フロリダ州ジャクソンビルに向かう。AMAモトクロス選手権第7戦は9月26日土曜日、WWモトクロスパークで開催される。

250MX:フェランディスがスプリングクリークを席捲、ランキング首位に返り咲く

Monster Energy Star Yamaha Racingのディラン・フェランディスは、モト1でまずまずのスタートを見せて4番手につける。2周目までに3番手に上がり、チームメイトのクーパーを追い、次の周にこれをパス。フランス人ライダーはレースのリーダーに照準を定めると、レースの折り返しを過ぎたトリプル・ステップアップセクションでトップに躍り出た。フェランディスは速いラップタイムを連発して後続とのギャップを広げ、2位に4秒以上の差をつけてチェッカーフラッグを受けた。

モト2でもフェランディスは好スタートを見せ、チームメイトのマクエラス、そしてクーパーに続く3番手につける。残念ながらマクエラスは下りの右ターンで転倒を喫し、5番手に後退。フェランディスとタイトルを争うライバル、J・マーティン(ホンダ)が後方から迫っており、フェランディスはチームメイトをパスするために全力をあげる。クーパーは3周にわたってフェランディスを抑えるが、250SX West連続チャンピオンはフィニッシュライン・ジャンプ手前でこれをパス。マーティンもすぐ後にフェランディスに続いてクーパーを抜き去った。フェランディスは後続を引き離そうと試みるが、チャレンジングなコンディションがそれを難しくする。最終ラップ、フランス人ライダーはライバルを突き放してこの日2勝目を挙げると、総合成績でも優勝。選手権ポイントランキングでは2位に3ポイント差で首位に返り咲き、レッドプレートを奪還した。

チームメイトのジャスティン・クーパーは、予選で2位に入ると、両モトのスタートでも2番手につける。モト1では6周にわたって3番手を守るが、残念ながら腕上がりに襲われ始める。ポジションをキープするために全力を尽くしたクーパーだったが、最終的に30分プラス2周のレースを9位でフィニッシュした。モト1では苦戦したものの、クーパーはモト2では強さを見せた。着実に周回を重ねるクーパーは、モト2を3位でフィニッシュし、総合5位となった。

シェーン・マクエラスは、モト1の1周目を24番手で終える。少しでも多くの選手権ポイントを獲得すべく安定したライディングで順位を上げるが、残念ながら時間が足りず、15番手まで浮上したところでフィニッシュした。モト2では立ち直りを見せてホールショットを奪い、トップグループにつけるが、2周目に転倒。マクエラスはすぐに再走を果たして5番手を堅持していたが、結局7位でレースを終えた。

Monster Energy Star Yamaha Racingのフライは、ミネソタ州ミルビルでプロフェッショナルライダーとしてのキャリアを堅実にスタートさせた。19歳のライダーは7番手で予選を通過すると、モト1のスタートではトップ10圏内につける。レースが進むにつれて、徐々にフライは14位まで順位を落としてフィニッシュした。モト2ではスタート直後に20番手を走行するが、そこからプッシュして14番手まで上がったところでフィニッシュ。総合15位となった。

Monster Energy Star Yamaha Racingチームこの後、フロリダ州ジャクソンビルに向かう。AMAモトクロス選手権第7戦は9月26日土曜日、WWモトクロスパークで開催される。

COMMENT

450MX

Monster Energy Yamaha Factory Racing Team
ジャスティン・バーシア選手談(5/4位:総合3位)

「今日はまさに戦士の一日でした。たくさんのチャレンジがありました。コースは非常に困難でした。一日を通してずっと楽に走ることができず、セットアップに少々苦労していたのですが、決して諦めずに両モトを確実に走りました。最善を尽くして走り、表彰台に立つことができたので、本当にクールでしたね。精神的にタフでなければならず、可能な限りハードにライディングし、2本のホイールでキープする。まさにそんな一日でした。もっと楽にそれができて、そして勝てたらと思っていたのですが、こんなにハードな日に表彰台に立てたのですから素晴らしい結果です。全体にポジティブな一日でしたし、今から既に次のレースウイークエンドが楽しみです」

ブロック・ティックル選手談(12/37位:総合16位)

「今回は僕にとって、走り出しから厳しい一日でした。コース上で流れを掴むのに苦労したし、楽に走るのが難しかった。ミルビルは通常、今回とは異なる準備がされています。超ハードで滑りやすいんです。プラクティスはまずまずで、僕は11位で予選を終えました。好スタートをすることと、他のライダーから離れていることが重要になることはわかっていました。僕はそれができませんでした。両モトとも、悪いポジションについてしまいました。モト1を12位で終えて、モト2では集団の中を抜けていて、ジャンプの時に一瞬あって、それから激しいクラッシュ。今日は痛みがひどいし、打ちのめされた気分です。週末のジャクソンビルに向けて、毎日着実にやってゆき、そこで自分がどの位置にいるのか、経過を見てゆくつもりです。回復してレースに復帰するために、自分がやるべきことをやるつもりです」

250MX

Monster Energy Star Yamaha Racing
ディラン・フェランディス選手談(優勝/優勝:総合1位)

「ここミルビルでの一日は、最終的には僕にとって良い一日になりました。過去3年は悪夢でした。ここは選手権の中でも自分の好きなコースだっただけに残念でした。選手権を争う最大のライバルと大バトルになりましたけど、レッドプレートが僕のYZに戻って来ましたし、素晴らしい気分ですよ」

ジャスティン・クーパー選手談(9/3位:総合5位)

「モト1では腕上がりに苦労して、自分本来のライディングができませんでした。バイクにいくつか変更を加えたので、モト2ではトップグループで暫くの間、争うことができました。全体としては、またしても普通のレースウイークエンドでした。ふたつのモトをまとめなければならないですね。ポジティブな点としては、モト2で表彰台に戻れたのはうれしかったです」

シェーン・マクエラス選手談(15/7位:総合11位)

「今日はパッとしない一日でした。一日中調子が出なくて、コースに出るたび苦戦していました。形勢を立て直して、もっと強力になって次の週末のジャクソンビルに臨むつもりです」

ジャレット・フライ選手談(14/14位:総合15位)

「自分にとって今日はオーケーでした。走り出しは良くて、予選で7位になって、両モトに臨むにあたってこれは満足でした。両モトとも14位というのは僕が求めていたスコアではないけど、今日学んだことを活かして、それを土台にして来週末にはもっと良くなるようにするつもりです」

450MX RESULT Race.1

450MX RESULT Race.2

250MX RESULT Race.1

250MX RESULT Race.2

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