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AMAモトクロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAモトクロスに関する情報をお届けします。

Rd.03 8月30日 アイアンマン

SUMMARY

Monster Energy/Yamaha Factory Racing Teamのジャスティン・バーシアが、土曜日にインディアナ州クローフォーズビルで開催されたAMAモトクロス選手権第3戦アイアンマン・ナショナルのレース2で勝利に迫る走りを披露。両レースを6-2で終え、総合4位となった。チームメイトのブロック・ティックルも両レースで速さを見せて総合9位となった(9-10)。
250MXは、Monster Energy/Star/Yamaha Racingのディラン・フェランディスが、アイアンマン・ナショナルで素晴らしいパフォーマンスを披露し、250MXランキング首位をキープした。レース1で圧勝するとレース2では1周目のクラッシュで最後尾まで後退しながら3位でフィニッシュ。総合2位となった。チームメイトのジャスティン・クーパーはレース1を8位で終えるとレース2では調子を取り戻し、2位でフィニッシュ。総合4位に入った。シェーン・マクエラスは両レースともスタートで苦戦するが、遅れを挽回して総合7位となった(6-10)。

RACE DATA

開催日:2020年8月29日(土)
開催地:インディアナ州クローフォーズビル
会場:アイアンマン・レースウエイ

REPORT

450MX:バーシアがアイアンマン・ナショナルで総合4位

この日のバーシアは走り出しから好調で、予選を4番手で通過した。だがスタートが依然、課題であることがレース1で明らかとなり、オープニングラップを終えて12番手で戻って来た。着実に順位を上げるバーシアは、6番手まで浮上するが、そこで時間切れとなり、チェッカーフラッグを受けた。

レース2ではスタートを改善したバーシアは9番手につける。すぐに4番手まで順位を上げると、さらに上位を追うバーシアは、30分プラス2周で争われるレースで、平均ラップタイム2分01秒395と、他の誰よりも速いタイムをコンスタントに刻み、トップグループを射程に捉えた。優勝を目指し、追撃の手を緩めないバーシアだったが、一歩及ばず、ディフェンディングチャンピオンに続く2位でフィニッシュした。この結果、総合成績では4位となり、ランキング3位を維持。同時にポイントリーダーとの差を26ポイントに縮めた。

チームメイトのティックルもスタートに苦労した。予選を10位で通過したティックルだが、レース1の1周目を27番手で終える。集中した走りでレース終盤には自己最速タイムを連発したティックルは9位でフィニッシュした。レース2ではいくつかの改善を見せてスタートは良くなったものの、1周目を終えて23番手で戻って来た。そこからプッシュし続けたティックルは10位まで上がったところでフィニッシュラインを通過。総合9位となった。

Monster Energy/Yamaha Factory Racing Teamはこの後、ミシガン州ブキャナンに向かう。レイバーデーの週末、9月4日金曜日と7日月曜日に連続開催されるレッドバッド・ナショナルに参加する。

250MX:フェランディスが総合2位でランキング首位キープ

予選を2番手で終えたMonster Energy/Star/Yamaha RacingのD・フェランディスはイン側のゲートピックを選択。見事なスタートを決めてホールショットを奪った。その後、フェランディスは猛烈なペースで他を圧倒。2位に26秒もの大差を築いてフィニッシュした。レース2はまさに運命の逆転となったが、同時に感動的でもあった。フェランディスは第1コーナーで発生した多重クラッシュに巻き込まれ、チームメイトのマクエラスと絡んで転倒。最後尾まで落ちてしまう。250SX West2年連続チャンピオンは、こともなげに順位を上げ、レースの折り返しまでに10番手まで浮上。残り2周で2選手をパスして3番手に上がるとそのままフィニッシュした。総合成績では2位となった。この奮闘で、ポイントランキング首位は維持され、2位と4ポイント差で来週、レッドバッドで開催されるダブルヘッダーに臨む。

休み中に手を負傷し、そこからの復帰を果したJ・クーパーは、アウトドアシーズン開幕に備えて希望していたバイクのテストをする時間が取れなかった。レース1ではまずまずのスタートを見せて6番手につけるが、その後、後退して8位でフィニッシュ。レース2に向けてチームとともにバイクに変更を加えたことが奏功。レース2で素晴らしいスタートを見せて2番手につけると、ポジションをキープして後続とのギャップを広げ、そのままチェッカーフラッグを受けた。総合4位は今シーズン自己ベストリザルトとなった。

S・マクエラスも進歩を見せ、予選1位と幸先良いスタートを記した。残念ながらレース1のスタートでは集団に埋もれ、11番手まで後退してしまう。残り7分となるまでにトップ5まで浮上していたマクエラスだったが、最終ラップにひとつ順位を落として6位でフィニッシュした。レース2のスタート直後に発生した多重クラッシュに巻き込まれたマクエラスは29番手まで後退。苦しい展開となった。それでもプッシュを続けたマクエラスは10番手まで挽回したところでフィニッシュ。総合7位となった。

Monster Energy/Star/Yamaha Racingこの後、ミシガン州ブキャナンに向かう。レイバーデーの週末、9月4日金曜日と7日月曜日に連続開催されるレッドバッド・ナショナルに参加する。

COMMENT

450MX

Monster Energy/Yamaha Factory Racing Team
ジャスティン・バーシア選手談(6位/2位:総合4位)

「レース1ではスタートが悪かったけど、うまく追い上げて6番手まで上がりました。レース2のスタートも良くなかったんですが、そこからの猛チャージは間違いなく異次元のものでしたね。何人も抜いたし、すごいバトルもありました。最後の数ラップはエリ(トマック)と僕が前に居て、彼をハードに追ったんですが、完全に捉えまでには至りませんでした。すごく楽しいレースだったし、僕はすべてを出し切りました。

今日はバイクがとても良く機能しました。コースはすごかった。本当にラフで、深いわだち、滑りやすいスポット、濡れたところ・・・何でもあり、といった感じでした。最初の2レースはちょっと違っていたので、自分が持っているものがわからない。だからバイクが実際にどの位置にあるのかを知る必要がありました。今回は、自分たちがチャンピオンシップのためにここにいて、そしてそれを目指しているということを示す良いレースでした。全体に、ポジティブな一日だったと言いたいですね。コツコツとやり続けて、何勝かしたいと思っています」

ブロック・ティックル選手談(9位/10位:総合9位)

「今日の結果全体を100%満足している訳ではありませんけど、ベストは尽くしたとは感じています。一日を通していくつか変更を行いました。レース2では可能な限りハードにプッシュすることができました。スタートは両レースとも本当にキツくて、特にレース1で苦労しました。今週の目標は、レッドバッドとそれからシーズン残りのレースでの良いスタートに集中することです。ドライコンディションで走れれば、良いポジションにつけると思います。レース前半、かなり後ろまで落ちてしまって、やり残し感があるので少しへこんでいますけど、自分の体力と、チームとバイクの進歩には満足しています。チームに感謝したいし、スポンサーにも、それにこの3年の間僕を支えてくれたすべての人たちにお礼を言いたいです。カムバックしてコンペティティブで居るというのはすごいことです。僕にとってはちょっと超現実的な印象ですよ」

250MX

Monster Energy/Star/Yamaha Racing
ディラン・フェランディス選手談(1位/3位:総合2位)

「午前中は本当にマッディでしたが、午後のレースは望み得る最高のコンディションでした。今日のコースは本当に良かったですね。モトクロスのコースに僕たちが望むものすべてが今日のコースにはありました。ですからすごく良かったです。レース1でホールショットを奪い、勝ちました。楽な展開でしたね。最高の気分でした。レース2ではスタートで、第1コーナーでクラッシュしてしまいました。挽回しなければならないので、自分のすべてを出し切りました。まさにベストを尽くして3位でフィニッシュして、総合2位に入り、何ポイントを得ることができました。少しでもポイントを挙げなければならないということにはちょっと苛立ちを覚えます。トラブルと無縁で1-1でフィニッシュできたら、と思いますよ。それをまたやりたいですね。来週、反撃に転じます」

ジャスティン・クーパー選手談(8位/2位:総合4位)

「全体として、良い進歩を記せた一日でした。自分に合うものを見つけるために、バイクに変更を加えています。怪我をしてそこから復帰したため、チームとともにテストする時間があまりなかったんです。レース2に向けて行った変更が良くて、表彰台に戻ることができました。今、言ったように順調に進歩を続けています。上昇を続けたいと思っていますし、毎回どんどん良い感じになっています」

シェーン・マクエラス選手談(6位/10位:総合7位)

「今日は厳しいコンディションでした。予選で最速タイムを記録して良いスタートをしたんですけど、2度ともスタートが悪くて、始めから自分で自分を追い詰めてしまいました。コースは超テクニカルで、追い抜きが難しかったですね。一部のラインはすごく良いんですけど、一部がすごく悪い。そちらに進まないように努力したんですけど、ライン取りは本当に大変でした。今日はたくさんのことを学びましたし、得られるあらゆる勢いを自分のものにしています」

450MX RESULT Race.1

450MX RESULT Race.2

250MX RESULT Race.1

250MX RESULT Race.2

RIDERS RANKING 450MX

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