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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

スーパースポーツ世界選手権 WSS

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどWSSに関する情報をお届けします。

Rd.06 6月25日 サンマリノ

RACE DATA

■大会名称:2006スーパースポーツ世界選手権第6戦サンマリノ大会
■開催日:2006年6月25日(日)
■開催地:イタリア/ミサノ(1周4.060km)
■観客数:61,000人
■周回数:23周(92.920km)
■天候:晴れ ■気温:30度
■PP:B・パークス(ヤマハ/1分36秒876)
■FL:B・パークス(ヤマハ/1分37秒628)

REPORT

YZF-R6のM・ロッコリが世界選手権初優勝!

ヤマハ・チーム・イタリアの若手、M・ロッコリが、世界選手権スーパースポーツで初優勝を成し遂げた。ロッコリは3周目からレースをリード。GP125ccクラスのチャンピオン、S・サンナ(ホンダ)の執拗な追撃を懸命に抑え、コンマ2秒差で振り切ってトップでゴールした。ポールポジションを獲得していたヤマハモーター・ジャーマニーのB・パークスは3位。2周目にラップレコードを更新するなど好調のパークスは、その後もトップ2台についていったが、終盤になると、他の大部分とは異なるリアタイヤを選んでいたためグリップ不足に悩まされて後退した。

ヤマハGMT94のD・チェカはスタートで出遅れたあと挽回して自己最高の成績を残した。フロントロウを獲得していたチェカだが、第1コーナー進入で集団に飲み込まれてしまう。10番手くらいまで後退したが、4番手まで挽回してチェッカーを受けた。ヤマハモーター・ジャーマニーのK・カーテンは、予選でセッティングに悩んだためグリッド4列目からのスタート。その上決勝日には体調を崩してしまいかなり厳しい状況になったが、懸命の走りを見せて6番手まで順位を上げてゴールした。またヤマハ・チーム・イタリアのG・ビッジエッロが7位。スペインのプライベイターでSLMレーシングから出場しているX・フォレスも10位と健闘している。ランキングではS・シャルペンティエ(ホンダ)がトップ。30ポイント差でカーテンが2位、さらに12ポイント差でパークスが3位、ロッコリが5位につけている。

RESULT

順位 ライダー 国籍 マシン タイム
1M・ロッコリITAYamaha37'55.059
2S・サンナITAHonda0.242
3B・パークスAUSYamaha4.936
4D・チェカESPYamaha6.492
5R・ハームスDNKHonda9.805
6K・カーテンAUSYamaha10.147
7G・ビッジエッロITAYamaha13.168
8K・ソフォーグルTURHonda14.740
9J・シュティーグフェルトSWEHonda16.107
10X・フォレスESPYamaha19.665
15M・サンチーニITAYamaha26.474

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1S・シャルペンティエHonda116
2K・カーテンYamaha86
3B・パークスYamaha74
4R・ハームスHonda74
5M・ロッコリYamaha71
6Y・テシベラHonda50
7X・フォレスYamaha45
10G・ビッジエッロYamaha26

CONSTRUCTORS RANKING

順位 コンストラクター ポイント
1Honda145
2Yamaha118
3Ducati34
4Kawasaki32
5Suzuki10

COMMENT

M・ロッコリ選手談(優勝)

「最高だよ!マシンも完璧だった。1周目からすぐに速く走れて、最後まで激しくプッシュし続けることができた。このところ続いていた腕上がりの症状も出なかったし、実は金曜日の時点ですでに今回はいいレースができると確信していた。そして表彰台を狙っていたが、優勝までは期待していなかったんだ。最終ラップでサンナが抜いてくるかもしれないと思っていたので、とにかく全力を振り絞って攻め続けた。チームやファンのためにも優勝できて嬉しい。彼らのサポートがあったからここまで来ることができた。心から感謝している」

B・パークス選手談(3位)

「本当に激しいレースだったので、まるで3レース分くらい走ったような気分だ。リアのグリップに悩まされていたんだ。4、5周目あたりから、かなり厳しいレースになるとわかっていて、何度もスライドしたし危ない場面もあった。ロッコリとサンナはグリップに問題がなさそうだったので、僕としては3位をキープするしかなかった。リアタイヤを別のものにしていたら、もっと上へ行けたかもしれない。決して悪くはないが、本来ならもっといいレースができていたと思う」

D・チェカ選手談(4位)

「耐久レースで乗っている大きなマシンに慣れ過ぎてしまったのかもしれない。第1コーナー進入では5位だったが、ハームスとソフォーグルに押し出されてしまったので、あとはタイヤを温存して終盤で抜き返そうと決意した。暑さのなかでタイヤを維持するためにフロントを柔らかめに設定していた。もう少し周回数があったら、パークスに追いつけたかもしれない。彼は終盤、タイヤがすっかりだめになってしまっていたから」

K・カーテン選手談(6位)

「フロントに問題があった。2日間のプラクティスで方向性を間違えてしまったんだ。昨晩、セッティングを変更していくらか良くなったが、タイヤに関してはレース距離のテストができないままだった。結局、最後にはリアがグリップしなくなってしまったのだが、これはブロック(パークス)も同じ状態だったようだ。今朝、起きると、まるで誰かがモーターホームを揺らしているみたいにふらふらした。クリニカ・モービルで診てもらうと、決勝前にはほとんど良くなって、一旦、走り出したら何もかも忘れてしまっていた」

G・ビッジエッロ選手談(7位)

「ベストを尽くした。スタートはうまくいったが、ハードに攻めるとマシンがスライドし、そのうちに前の車が見えなくなった。最後の7周はタイヤがすっかりだめになってしまったので、ポジションをキープし、少しでもポイントをとることを考えて走りきった」

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