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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

スーパースポーツ世界選手権 WSS

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどWSSに関する情報をお届けします。

Rd.03 4月23日 スペイン

RACE DATA

■大会名称:2006スーパースポーツ世界選手権第3戦スペイン大会
■開催日:2006年4月23日(日)
■開催地:スペイン/バレンシア(1周4.005km)
■観客数:42,000人
■周回数:23周(92.115km)
■天候:晴れ ■気温:20度
■PP:S・シャルペンティエ(ホンダ/1分36秒913)
■FL:S・シャルペンティエ(ホンダ/1分38秒664)

REPORT

YZF-R6のカーテンが2位獲得。ヤマハにとって100度目の表彰台!

ヤマハモーター・ジャーマニーのK・カーテンが2位を獲得し、ヤマハとしてスーパースポーツクラスで通算100度目の表彰台という記録を達成した。

この記録に到達したのはヤマハが初めて。1997年にM・メレガリがヤマハで初表彰台を獲得して以来、コンスタントに好成績を重ね、ヤマハは2000年までに3つのメーカーチャンピオンとライダーチャンピオンを獲得するなどの成績を収めた。カーテンはスタートで出遅れたものの4ラップ目までに2番手に浮上。トップのS・シャルペンティエ(ホンダ)との間には6秒という大差をつけられたが、後続の藤原克昭(ホンダ)に3秒差をつけ単独走行。そのまま2位でゴールした。またチームメイトのB・パークスも4位と健闘した。

予選中は雨に見舞われることが多く、ドライ・コンディションでの走行が少なかったため、ふたりともセッティングは完璧とまではいかなかった。カーテンは序盤の追い上げでタイヤを消耗したこともあり、リアのグリップ不足からシャルペンティエを追っていくことができず、2位キープを決めた。一方のパークスは、ブレーキシリンダー上部にブーツが当たってブレーキ液が漏れてステップについてしまった。マシン自体に影響はなかったが、パークスは慎重にならざるを得なかった。ヤマハの第3世代YZF-R6は、6台がトップ10に入る大健闘。また若いライダーの活躍も注目を集めている。19歳のJ・トーレスは5位。20歳のX・フォレスは一時2番手を走行する健闘を見せ、最終的には8位を獲得。これにヤマハ・モーター・イタリアのM・ロッコリとG・ビッジエッロがそれぞれ9位と10位で続いた。

レースはスタートからゴールまでディフェンディング・チャンピオンのシャルペンティエがリード。シリーズポイントでもトップをキープし、カーテンが15ポイント差でこれを追っている。パークスはランキング4位に浮上。フォレスとロッコリは、Y・ティベリオ(ホンダ)とともに同ポイントで5位に並んでいる。

RESULT

順位 ライダー 国籍 マシン タイム
1S・シャルペンティエFRAHonda38'12.713
2K・カーテンAUSYamaha6.537
3藤原克昭JPNHonda9.454
4B・パークスAUSYamaha11.750
5J・トーレスESPYamaha15.964
6R・ハームスDNKHonda17.007
7Y・テシベラFRAHonda19.548
8X・フォレスESPYamaha22.400
9M・ロッコリITAYamaha22.513
10G・ビッジエッロITAYamaha24.708
11B・ベネマンNEDSuzuki25.317
12J・ブルックスAUSDucati27.194
13W・デアンジェリスITAHonda31.740
14T・ラウスレートFINHonda37.082
15S・ルグレールBELHonda41.951

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1S・シャルペンティエHonda75
2K・カーテンYamaha60
3R・ハームスHonda31
4B・パークスYamaha29
5M・ロッコリYamaha22
6X・フォレスYamaha22
12G・ビッジエッロYamaha16
14J・トーレスYamaha11
21D・ファン・キーミューレンYamaha2

CONSTRUCTORS RANKING

順位 コンストラクター ポイント
1Honda75
2Yamaha60
3Ducati22
4Kawasaki8
5Suzuki5

COMMENT

K・カーテン選手談(2位)

「スタートがうまくいかず遅れてしまったので、2番手に上がったときにはすでに、セバスチャンが逃げてしまっていた。懸命に彼を追ったが、リアタイヤを酷使し過ぎてグリップが落ちてしまって、それ以上追いつけなかった。でも2位という成績には十分に満足している。マシンは常に改良が続けられているが、今回は雨のためにセッティングの時間が足りなかった。今日はセバスチャンがとても速く、そしてその力どおりに優勝したということ。モンツァ、あるいはシルバーストーンまでには新しいエンジンが投入されると思う。ピレリもこのマシンに合った新しいフロントタイヤを供給してくれる予定だ」

B・パークス選手談(4位)

「ポイントは取れたが、レースには満足していない。レース中盤、何かの液体が漏れていることに気づいた。おそらくリアショックから流れてきたオイルだと思ったんだ。結果的にはブレーキのマスターシリンダーから漏れたブレーキ・フルードだとわかったが、こういうときにはいつも、その液体がタイヤに着いてしまうのではないかと心配になるので、慎重にならざるを得なかった」

J・トーレス選手談(5位)

「スタートでとても緊張して、そして第1コーナーで大勢にパスされてしまった。その後集中力を取り戻して何人か抜き返した。最後にはタイヤをすっかり使い切ってしまったが、なんとか最後まで走りきって5位を獲得できた。非常にハイレベルなこのクラスに初参戦し、ここまでできたのだから嬉しい」

M・ロッコリ選手談(9位)

「序盤の数ラップはかなりナーバスになっていたが、5ラップ目くらいまでには落ち着いてきて少し順位を上げることもできた。最後の5ラップはマシンが少し弱ってきて、フォレスと好バトルをしながら、やはり抜くことはできなかった。マシン・セッティングは昨日からさらに前進した。まだまだやるべきことは残っているが、今日の結果には満足している」

G・ビッジエッロ選手談(10位)

「マッシモ(ロッコリ)と終盤までバトルを展開したが、その後フロントのグリップ不足に見舞われた。フロントのスライドが激しくなり、2回も転倒しそうになって、ひざで踏ん張ったりしたほどだ。この間はマッシモにとっては大チャンス。一度、後ろを振り返って、誰も近づいてきていないことを確認してから、後ろへ下がって安全走行に切り替えた」

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