スーパースポーツ世界選手権 WSS
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどWSSに関する情報をお届けします。
Rd.01 2月25日 カタール
RACE DATA
■大会名称:2006スーパースポーツ世界選手権第1戦カタール大会
■開催日:2006年2月25日(土)
■開催地:カタール/ロサイル(1周5.380km)
■観客数:1,000人
■周回数:18周(96.84km)
■天気:晴れ ■気温:30度
■PP:K・ソフォーグル(ホンダ/2分21秒890)
■LF:S・シャルペンティエ(ホンダ/2分03秒921)
REPORT
カーテンがYZF-R6で2位表彰台ゲット!
2006シーズン開幕戦でヤマハモーター・ジャーマニーのK・カーテンが2位を獲得。カーテンは昨年度チャンピオンのS・シャルペンティエ(ホンダ)の後方につけ、最後まで慎重にラップを重ねて2位でチェッカーを受けた。レースウイークは天候に恵まれず、ドライのセッションが90分しかなかったが、貴重な20ポイントを手中にした。
シャルペンティエは1周目からレースをリードしてそのままチェッカー。一方のカーテンは激しい追い上げで仕掛けてきたK・ソフォーグル(ホンダ)を抑え込み、さらにトップを行くシャルペンティエを追走。しかし徐々に差を広げられたため2位キープに切り替えた。トップとの差は約5秒。3位ソフォーグルに対しても同じく5秒ほどの差をつけた。カーテンのチームメイトのB・パークスは2周目で転倒、リタイヤとなった。同じくYZF-R6に乗るフォレスが4位、M・ロッコリとG・ビッジエッロもトップ10に入った。またヤマハGMT94でスーパースポーツ・クラス・デビューを果たしたA・ゴバートは12位となった。
RESULT
順位 | ライダー | 国籍 | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | S・シャルペンティエ | FRA | Honda | 34'1.822 |
2 | K・カーテン | AUS | Yamaha | 1.361 |
3 | B・パークス | AUS | Yamaha | 7.796 |
4 | Y・ティベリオ | FRA | Honda | 16.788 |
5 | R・ハームス | DNK | Honda | 16.798 |
6 | J・ブルックス | AUS | Ducati | 21.250 |
7 | J・シュティーグフェルト | SWE | Honda | 21.344 |
8 | D・トーマス | AUS | Kawasaki | 26.309 |
9 | C・ツァイサー | AUT | Ducati | 26.515 |
10 | M・ロッコリ | ITA | Yamaha | 26.515 |
11 | S・ルグレール | BEL | Honda | 29.839 |
12 | M・サンチーニ | ITA | Yamaha | 34.988 |
13 | G・ビッジエッロ | ITA | Yamaha | 36.328 |
14 | D・ファン・キーミューレン | BEL | Yamaha | 37.402 |
15 | X・フォレス | ESP | Yamaha | 38.574 |
19 | V・イワノフ | RUS | Yamaha | 1' 15.849 |
20 | C・ペリス | CAN | Yamaha | 1'23.477 |
21 | D・ガルシア | ITA | Yamaha | 1'29.998 |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | S・シャルペンティエ | Honda | 50 |
2 | K・カーテン | Yamaha | 40 |
3 | R・ハームス | Honda | 21 |
4 | J・シュティーグフェルト | Honda | 20 |
5 | B・パークス | Yamaha | 16 |
6 | K・ソフォーグル | Honda | 16 |
8 | M・ロッコリ | Yamaha | 15 |
10 | X・フォレス | Yamaha | 14 |
12 | G・ビッジエッロ | Yamaha | 10 |
15 | M・サンチーニ | Yamaha | 4 |
20 | D・ファン・キーミューレン | Yamaha | 2 |
CONSTRUCTORS RANKING
順位 | コンストラクター | ポイント |
---|---|---|
1 | Honda | 50 |
2 | Yamaha | 40 |
3 | Ducati | 18 |
4 | Kawasaki | 8 |
COMMENT
K・カーテン選手談(2位)
「ニューマシンはポテンシャルが高く、とくにトップスピードについてはトップライダーと互角。まだ課題はあるももの、かなり満足している。セバスチャンは非常に速かったしライバルたちは今年も健在だが、YZF-R6のパフォーマンスは素晴らしく、今後さらに良くなっていくだろう。ドライの練習があまりできなかったので、フロントの耐久性を心配していたが上手くいった。開幕戦で無理してリタイヤしたくなかったので2位キープに決めた。次のフィリップアイランドはテストもしてセッティングも仕上がっているので楽しみだ」
B・パークス選手談(リタイヤ)
「スタートでクラッチをオーバーヒートさせてしまい、不調に気づいたが走り続けた。コーナー進入でエンジンブレーキがまったく効かずに転倒してしまった。シーズンのスタートとしては非常に残念な結果だが、まだ先は長いので気持ちを切り替えて次に臨む」
J・フォレス選手談(4位)
「5位と思っていたが、藤原選手が転倒して4位になった。ボーナスみたいなものだ。終盤まで誰かが追い上げてきていることを知らなかったが、とにかく差を詰められないように頑張っていた。トップギアでレッドゾーンに入っていたので、ギアレシオをもう少し煮詰めていけば、もっと速くなるだろう」