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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

スーパーバイク世界選手権 WSB

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどWSBに関する情報をお届けします。

Rd.08 6月27日 サンマリノ

RACE DATA

■大会名称:スーパーバイク世界選手権第8戦サンマリノ大会
■開催日:2010年6月27日(日)
■開催地:イタリア/ミサノ(1周4.060km)
■レース距離:974.40km(24周)×2
■天候:晴れ
■PP:T・コルサー(BMW/1分35秒001)
■FL:クラッチロー(Yamaha/1分36秒546)

REPORT

クラッチロー、最速タイムを記録し第2レース4位

好天のミサノで迎えた第8戦。路面温度が高くグリップ力が急激に下がり、ライダーにとって厳しいレースとなった。ヤマハ・ステリルガルダ・チームのC・クラッチローは第1レース、上位グループを追撃中に転倒しリタイアだった。第2レースで4位を獲得した。このレース、9位から着実にポジションを上げてきたクラッチローは、19周目にM・ファブリツィオをとらえて3位に浮上。そのまま3ラップにわたってその位置をキープしたが、残り2周で抜き返されて4位となった。また第2レースでは1分36秒546のラップレコードを記録している。

クラッチローのチームメイトのJ・トーズランドは厳しい展開。第1レース、グリッド13位と後方からスタートし、懸命に追い上げたが10位に留まった。第2レースでは10周目、コーナー進入でフロントを滑らせて転倒、リタイアとなった。

シリーズポイントでは、クラッチローが合計120ポイントで9位。トーズランドは138ポイントを獲得して7位につけており、5位のチェカとの差が23ポイント。 第9戦は2週間後、ブルノで開催される。

RESULT Race.1

順位 ライダー 国籍 マシン タイム
1 M・ビアッジ ITA Aprilia 38'59.319
2 C・チェカ ESP Ducati 0'00.387
3 T・コルサー AUS BMW 0'00.822
4 M・ファブリツィオ ITA Ducati 0'04.911
5 S・ギュントーリ FRA Suzuki 0'05.916
6 L・キャミア GBR Aprilia 0'08.658
7 芳賀紀行 JPN Ducati 0'11.872
8 L・ハスラム GBR Suzuki 0'11.907
9 S・バイルン GBR Ducati 0'16.490
10 J・トーズランド GBR Yamaha 0'18.458
11 L・スカッサ ITA Ducati 0'18.646
12 L・ランジー ITA Ducati 0'19.315
13 J・リー GBR Honda 0'25.405
14 M・ネオキルシュナー GER Honda 0'31.671
15 T・サイクス GBR Kawasaki 0'39.658

RESULT Race.2

順位 ライダー 国籍 マシン タイム
1 M・ビアッジ ITA Aprilia 38'58.149
2 L・ハスラム GBR Suzuki 0'04.095
3 M・ファブリツィオ ITA Ducati 0'04.631
4 C・クラッチロー GBR Yamaha 0'05.014
5 C・チェカ ESP Ducati 0'06.256
6 S・ギュントーリ FRA Suzuki 0'07.677
7 S・バイルン GBR Ducati 0'10.144
8 L・スカッサ ITA Ducati 0'10.942
9 芳賀紀行 JPN Ducati 0'13.640
10 T・コルサー AUS BMW 0'16.279
11 L・キャミア GBR Aprilia 0'17.799
12 J・リー GBR Honda 0'22.793
13 L・ランジー ITA Ducati 0'24.131
14 M・ネオキルシュナー GER Honda 0'28.212
15 C・バーミューレン AUS Kawasak 0'36.551

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 M・ビアッジ Aprilia 307
2 L・ハスラム Suzuki 270
3 C・チェカ Ducati 172
4 J・リー Honda 158
5 芳賀紀行 Ducati 151
6 T・コルサー BMW 149
7 J・トーズランド Yamaha 138
10 C・クラッチロー Yamaha 120

CONSTRUCTORS RANKING

順位 コンストラクター ポイント
1 Aprilia 313
2 Suzuki 283
3 Ducati 250
4 Yamaha 177
5 Honda 169
6 BMW 152
7 Kawasaki 47

COMMENT

C・クラッチロー選手談(リタイア/4位)

「第2レースのスタートは、まずまずだった。でも最初の第1コーナーで集団に飲み込まれ、そこからの追い上げが大変だった。最終的にファブリツィオを抑えきれなかったのは残念。コーナー立ち上がりの力強さが少し足りなかったから、そこで抜かれてしまった。でも今日は暑くてグリップが良くなかったから、そのなかでこのペースで走れたことは成果だと思う。このあとイモラでテストをするので、そこで何らかの前進を確認できることを期待しているよ。第1レースはつまらないミスをしてしまった。燃料がまだいっぱいだったのに、前を追っていこうとしてフロントをプッシュしすぎてしまった。それでフロントを滑らせてしまった。でもその分、第2レースで頑張ったと思うよ」

J・トーズランド選手談(10位/リタイア)

「今回もまた厳しい戦いになってしまった。タイヤがしっかりグリップしている間はペースを上げられるんだけれど、グリップが落ちてくると途端に、とくにコーナー立ち上がりで他のライダーについていけなくなる。ここはとても重要なところなので、これから懸命に取り組んで何とか解決策を探していかなければならない。話し合いを今晩から始めることになるだろうけれど、ここが改善できればかなり助かるはず。コーナリングで遅れてしまうということは、その分をブレーキングで取り返さなければならないので、どうしてもフロントをプッシュしてしまう。それが第2レースの転倒の原因だ。次のブルノは流れるようなレイアウトで、ここよりはいくらか高速だから、回転を高くキープすることができれば、何とかうまくいきそうなんだけど...」

M・メレガリ、ヤマハ・ステリルガルダ・ワールドスーパーバイク・チーム監督談

「先週のテストが終了した時点では、もう少し上の成績を期待していた。しかし金曜日になると、今回は厳しい戦いになるということに気付いたのだ。カルは第1レースは転倒してしまったが、第2レースでいい仕事をしてくれた。スタートはそれほど良くなかったが、そのあとすぐに懸命にプッシュして上位グループを追いかけていった。この間にリアタイヤをすり減らせてしまい、終盤でそれに苦しめられることになったわけだが、それでも彼は、4位でゴールまでたどり着いた。ジェームスのほうはウイークを通じて苦しんだ。そしてグリッド4列目からのスタートとなり、当然、決勝も難しい展開を強いられることになった。そのなかで彼は懸命にベストを尽くしたが、残念ながら第2レースは転倒してしまった。怪我がなかったのは幸いだ。火曜日と水曜日にイモラでテストを行うので、そこで何とか課題を解決したい」

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