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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

スーパーバイク世界選手権 WSB

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどWSBに関する情報をお届けします。

Rd.03 4月11日 スペイン

RACE DATA

■大会名称:スーパーバイク世界選手権第3戦スペイン大会
■開催日:2010年4月11日(日)
■開催地:スペイン/バレンシア(1周4.005km)
■レース距離:23周×2
■天候:晴れ
■PP:C・クラッチロー(ヤマハ/1分33秒615)
■FL:C・チェカ(ドゥカティ/1分34秒750)

REPORT

トーズランド、今季初の表彰台

ヤマハ・ステリルガルダ・ワールドスーパーバイク・チームのJ・トーズランドが、第1レースで今季初めての表彰台を獲得。予選9位からスタートしたトーズランドは序盤からペースを上げ、9ラップ目には2位まで浮上。その後はM・ビアッジ(アプリリア)の執拗な追撃を受けながらも懸命にポジションを守っていたが、残り2ラップでついに先行されて3位となった。

チームメイトのC・クラッチローにとっては厳しい展開。ポールポジションを獲得していたが、スタートミスで遅れ、第1コーナー進入時には7番手まで後退してしまった。その後もグリップ不足に悩まされて苦しい戦いとなり、一時は5位まで挽回したものの、最終的にはまた7位に後退してレースを終了した。

第2レースは、ハイスピードからの転倒でマシンがピットウォールまで飛ばされるアクシデントがあり一時中断。時間をおいて再開し、クラッチローが9位、トーズランドが12位からさらにポジションアップを目指した。路面温度の上昇でグリップレベルがさらに低下しており、ふたりにとっては厳しい展開となったなかで、トーズランドは7位まで挽回。クラッチローはそのまま9位でチェッカーを受けた。

この結果、シリーズポイントではトーズランドが合計50ポイントでランキング11位から6位へジャンプアップ。クラッチローは合計41ポイントでランキング10位をキープしている。

RESULT Race.1

順位 ライダー 国籍 マシン タイム
1 L・ハスラム GBR Suzuki 36'47.723
2 M・ビアッジ ITA Aprilia 0'01.757
3 J・トーズランド GBR Yamaha 0'03.621
4 T・コルサー AUS BMW 0'04.209
5 芳賀紀行 JPN Ducati 0'04.378
6 J・リー GBR Honda 0'09.834
7 C・クラッチロー GBR Yamaha 0'10.466
8 L・ランジー ITA Ducati 0'16.080
9 S・ギュントーリ FRA Suzuki 0'18.382
10 J・スメルツ CZE Ducati 0'18.589
11 T・サイクス GBR Kawasaki 0'22.903
12 R・チャウス ESP BMW 0'25.203
13 M・ネオキルシュナー GER Honda 0'25.676
14 L・スカッサ ITA Ducati 0'26.606
15 A・ピット AUS BMW 0'43.797

RESULT Race.2

順位 ライダー 国籍 マシン タイム
1 芳賀紀行 JPN Ducati 36'51.500
2 C・チェカ ESP Ducati 0'00.025
3 M・ビアッジ ITA Aprilia 0'00.299
4 L・ハスラム GBR Suzuki 0'10.100
5 J・リー GBR Honda 0'12.811
6 S・ギュントーリ FRA Suzuki 0'13.459
7 J・トーズランド GBR Yamaha 0'14.845
8 S・バイルン GBR Ducati 0'14.861
9 C・クラッチロー GBR Yamaha 0'15.202
10 J・スメルツ CZE Ducati 0'18.071
11 R・チャウス ESP BMW 0'25.179
12 T・コルサー AUS BMW 0'26.116
13 L・ランジー ITA Ducati 0'30.189
14 L・スカッサ ITA Ducati 0'30.387
15 T・サイクス GBR Kawasaki 0'35.741

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 L・ハスラム Suzuki 123
2 M・ビアッジ Aprilia 105
3 C・チェカ Ducati 80
4 芳賀紀行 Ducati 79
5 J・リー Honda 60
6 J・トーズランド Yamaha 50
10 C・クラッチロー Yamaha 41

CONSTRUCTORS RANKING

順位 コンストラクター ポイント
1 Suzuki 123
2 Ducati 107
3 Aprilia 105
4 Honda 61
5 Yamaha 57
6 BMW 47
7 Kawasaki 13

COMMENT

J・トーズランド選手談(3位/7位)

「第1レースはとてもうまくいったよ! チームのみんなの努力に報いる瞬間は、いつも最高に気分がいい。レース後半になるとマシンにいろいろ気になるところが出てきてしまって、思うようにペースが上がらなかった。あのときの走りはひどいものだったと思うよ。でも懸命に攻めて、表彰台を獲得できたことがうれしいんだ。これは今シーズン初、しかも2007年のブランズハッチ以来の表彰台! トロフィーを家に持って帰るのは本当に久しぶりだから、今はとってもハッピーな気持ちなんだ。チームのみんなは今回も本当によく頑張ってくれた。小さな問題はいくつかあったけれど、短時間で大きな前進を可能にしてくれたんだ。第2レースは、スタートでクラッチを握るのが早過ぎてしまって遅れてしまった。再スタート後、上位グループがいつの間にペースを上げていったのか分からなかったけれど、34秒台といえば前より1秒も速いんだよ…。次のアッセンは流れるようなレイアウトの高速コースで、僕らのマシンに合っていると思う。これからは、どのコースへ行っても速く走れるように頑張っていきたい」

C・クラッチロー選手談(7位/9位)

「第1レースは悪くなかった。ただ、スタートで上位グループから離れてしまったことが悔しいんだ。リアタイヤにまた不具合が出てしまって、ライバルたちよりもスピンが激しかったみたい。路面のグリップレベルが高いポルトガルのほうが、僕らには合っていたようだね。次のアッセンではこの問題が解決できたらいいんだけど…。今日はとにかく、あまり楽じゃなかったよ。第2レースも状況はほとんど変わらなくて、スタート直後からグリップ不足に苦しめられたから」

M・メレガリ、チーム監督談

「今回は良いときと悪いときの差が激しかった。金曜日には問題発生で苦しめられ、土曜日にはスーパーポールでトップ。日曜日になると、ジェームスが第1レースで表彰台を獲得した。彼は今回本当によく頑張って、その成果がこの成績につながったのだ。しかし第2レースはあまりいいところがなかった。路面のグリップレベルが下がってしまったために、ライダーたちにとってはかなり厳しい戦いになったようだ。チームとしては、この週末を通じてマシンのことをさらによく理解できるようになったし、フィリップアイランドから比べて確実に進歩している。今回のデータも分析して、次のアッセンまでにまた何か新しいものが見つけられるだろう」

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