モトクロス世界選手権 MX2

RACE DATA

■2009モトクロス世界選手権第2戦ブルガリアGP
■カテゴリ：MX2クラス
■開催日：2009年4月5日(日)
■会場：セブリエボ
■周回数/第1ヒート=20周、第2ヒート＝20周
■天候：晴れ
■観客：28,000人

REPORT

N・オバンが第1ヒートで3位

ヤマハ・モンスターエナジー・リッチ・モトクロス・チームのN・オバンとD・グァルネリがそれぞれ総合4位と5位に入った。

激しい雨にたたられた開幕戦だったが、第2戦は陽射しと穏やかな気温のもとでのレースとなった。オバンは第1ヒートで3位となったが、胃の不調に悩まされ第2ヒートではスタートで出遅れ、レース後半には体力を消耗してしまい、8位となった。

グァルネリは両ヒートともX・ブー（スズキ）と争った末、ともに5位でゴールした。オフシーズンに膝の手術を受けているグァルネリは、まだ充分な速さと体力を完全に取り戻すには至っていない。

Utag Yamaha.comのZ・オズボーンは両ヒートともスタートで出遅れ、第1ヒートでは6位でフィニッシュ。スタートでほぼ最後尾まで落ちた第2ヒートでは13位となった。

ポイントランキングではグァルネリが1位と19ポイント差の3位で、チームメイトのオバンはこれに3ポイント差の4位につけている。

COMMENT

N・オバン選手談（3位/8位：総合4位）

「第1ヒートは良いスタートが切れて、楽に3位につけることができたので良かったけど、胃の不調のせいで体調が悪くて、力が出なかった。それで無理せず体力を温存することにした。第2ヒートではスタートで出遅れたが、最初の10分間はハードにプッシュできた。けれど、その後は激しい腹痛に襲われるようになってしまい、OKだったラップもあればだめだったラップもあった。ポイントは獲得できたけど、自分の体調には不満だ。できることはあまりなかったけどね」

D・グァルネリ選手談（5位/5位：総合5位）

「今日の僕の速さは大したことなかったけれど、ほとんどの周回でコンスタントにペースを維持することができたので、これは良かった。冬に手術を受けてから、今回が初の暑いなかでのレースだったので、はじめはかなりハードだった。まるで充分にトレーニングを積んでいなかったかのように大変だった。もう少しで表彰台というところまで行けたことは満足しているけど、今の時点でのトップ3はあまり重要ではない。コンスタントに行くことを目指している。昨年は、良い時があって、悪い時があって、また良い時があるという具合だったからね。それにしても、今シーズンは新しい、速いライダーがたくさん居るね！」

Z・オズボーン選手談（6位/13位：総合10位）

「第1ヒートはわりと良いレースができた。スタートは良くなかったけど、6位まで上がることができたし、ライディングも悪くなかった。第2ヒートでもひどいスタートをしてしまって、35位から追い上げなければならなかったけど、全体的に、今日のレースでは良い方向に進歩できたと思う。結果は良くなかったけど、チームにとっても自分にとっても、正しい方向に向かっている感触はあった。このコースは好きだし、また来るのを楽しみにしている」