モトクロス世界選手権 MX2
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMX1クラスに関する情報をお届けします。
Rd.14 9月7日 ベネルクス
RACE DATA
■2008モトクロス世界選手権第14戦ベネルクスGP
■カテゴリ:MX2クラス
■開催日:2008年9月7日(日)
■会場:リーロップ
■周回数:ヒート1=18周、ヒート2=17周
■天候:雨 ■観客数:35,000人
REPORT
オバンが表彰台獲得!
ヤマハ・リッチー・レーシングのN・オバンが選手権第14戦ベネルクス・グランプリで3位入賞を果たし、今シーズン2度目の表彰台に立つとともに、ランキングでも3位に浮上。
ウエットコンディションのオランダ・リーロップのサンドコースは、バンピーでテクニカルなトラックとなった。オバンは第1ヒートで小さな転倒を喫したが、両ヒートをそれぞれ4位と3位でフィニッシュし、今年2度目となる表彰台を獲得した。この結果、オバンは選手権ポイントランキングでも3位に浮上した。
YZ250Fを駆ったライダーの中で次に上位に入ったのはYamaha Van BeersのE・ボブリシェブで、両ヒートをそれぞれ11位、7位で終え、自己最高位となる総合8位に入った。
オバンのチームメイト、D・グアルネリは膝が完治していないにも関わらず、17位と11位で総合13位。
3C RacingのM・モンニは、第1ヒート13位、第2ヒート15位となった。負傷からカムバックしたヤマハ・レッドブル・デ・カルリのM・ボニーニは第2ヒートでポイントを獲得し、総合18位。
Utag Yamaha.comのZ・オズボーンは第1ヒートで3度の転倒を喫してしまい最後まで走りきったが、ポイント圏外でのゴールとなった。
2007年の世界チャンピオン、A・カイローリは、来週開催される今年最終戦となる地元グランプリに、その姿を見せる予定だ。
RESULT Race.1
| 順位 | ライダー | 国 籍 | マシン | タイム |
|---|---|---|---|---|
| 1 | T・ラットレイ | RSA | KTM | 41'04.866 |
| 2 | T・サール | GBR | KTM | +0'00.614 |
| 3 | R・ゴンカルブス | POR | KTM | +0'15.176 |
| 4 | N・オバン | FRA | Yamaha | +1'06.469 |
| 5 | J・ロエランツ | BEL | KTM | +1'07.909 |
| 6 | S・シンプソン | GBR | KTM | +1'24.725 |
| 7 | X・ブー | FRA | Suzuki | +1'45.299 |
| 8 | J・ヴァン・オルベック | BEL | KTM | +1'45.508 |
| 9 | M・カロ | LVA | Suzuki | +1'59.826 |
| 10 | G・スワンプール | RSA | Kawasaki | +2'07.013 |
| 11 | E・ボブリシェブ | RUS | Yamaha | +2'24.108 |
| 12 | G・クレスティノーヴ | EST | KTM | -1 Laps |
| 13 | M・モンニ | ITA | Yamaha | -1 Laps |
| 14 | M・セイストーラ | FIN | Honda | -1 Laps |
| 15 | S・ソード | GBR | Kawasaki | -1 Laps |
| 16 | S・フロサール | FRA | Kawasaki | -1 Laps |
| 17 | D・グアルネリ | ITA | Yamaha | -1 Laps |
| 18 | A・ボワシエール | FRA | KTM | -1 Laps |
| 19 | H・クラス | FIN | KTM | -1 Laps |
| 20 | J・ヴァン・ハステンブルグ | NED | Honda | -1 Laps |
RESULT Race.2
| 順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
|---|---|---|---|---|
| 1 | T・ラットレイ | RSA | KTM | 41'13.223 |
| 2 | T・サール | GBR | KTM | +0'13.301 |
| 3 | N・オバン | FRA | Yamaha | +0'53.892 |
| 4 | R・ゴンカルブス | POR | KTM | +1'02.155 |
| 5 | G・クレスティノーヴ | EST | KTM | +1'08.807 |
| 6 | S・シンプソン | GBR | KTM | +1'38.206 |
| 7 | E・ボブリシェブ | RUS | Yamaha | +1'45.014 |
| 8 | M・カロ | LVA | Suzuki | +1'47.620 |
| 9 | G・スワンプール | RSA | Kawasaki | +1'53.340 |
| 10 | J・ヴァン・オルベック | BEL | KTM | +1'59.094 |
| 11 | D・グアルネリ | ITA | Yamaha | +2'01.720 |
| 12 | M・セイストーラ | FIN | Honda | +2'03.148 |
| 13 | S・ソード | GBR | Kawasaki | +2'07.777 |
| 14 | R・ヴァン・ヴィフェイケン | NED | Yamaha | +2'38.207 |
| 15 | M・モンニ | ITA | Yamaha | -1 Laps |
| 16 | M・ボニーニ | ITA | Yamaha | -1 Laps |
| 17 | R・ヴァン・デ・ヴェン | NED | KTM | -1 Laps |
| 18 | C・ナン | GBR | Suzuki | -1 Laps |
| 19 | J・ヴァン・ハステンブルグ | NED | Honda | -1 Laps |
| 20 | H・クラス | FIN | KTM | -1 Laps |
RIDERS RANKING
| 順位 | ライダー | マシン | ポイント |
|---|---|---|---|
| 1 | T・ラットレイ | KTM | 596 |
| 2 | T・サール | KTM | 563 |
| 3 | N・オバン | Yamaha | 381 |
| 4 | S・シンプソン | KTM | 367 |
| 5 | R・ゴンカルブス | KTM | 365 |
| 6 | A・カイローリ | Yamaha | 357 |
| 10 | M・モンニ | Yamaha | 259 |
| 13 | D・グアルネリ | Yamaha | 181 |
| 22 | E・ボブリシェブ | Yamaha | 66 |
| 24 | A・ルピーノ | Yamaha | 55 |
| 27 | M・ボニーニ | Yamaha | 46 |
| 28 | Z・オズボーン | Yamaha | 43 |
| 36 | D・ヴェルブルゲン | Yamaha | 16 |
| 37 | R・ヴァン・ヴィフェイケン | Yamaha | 16 |
| 45 | D・フィリッパエルツ | Yamaha | 8 |
| 48 | M・バー | Yamaha | 6 |
| 63 | C・スーベイラ | Yamaha | 1 |
| 65 | P・スミトカ | Yamaha | 1 |
CONSTRUCTORS RANKING
| 順位 | コンストラクター | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | KTM | 666 |
| 2 | Yamaha | 597 |
| 3 | Kawasaki | 430 |
| 4 | Suzuki | 347 |
| 5 | Honda | 250 |
COMMENT
N・オバン選手談(4位/3位:総合3位)
「ランキング3位はシーズン開幕時の僕の目標だったので、今日はシンプソンとゴンカルブスを注意して見ていた。シーズン中盤には不調の時期もあったが、少しずつ良くなって来た。このコースは好きだけど、スタートはあまり良くなくて、いくつか小さなミスをしてしまった。それ以外はペースは良くて、走行ラインも良かった。表彰台に立てたことをよろこんでいるし、ファエンツアに向けて少し自信がついた」
D・グアルネリ選手談(17位11位:総合13位)
「今、ちょっとモチベーションで苦しんでいる。シーズンを終えて早く2009年に向けて準備を始めたい。バンプとジャンプがたくさんあって、このコースはまるで地獄のようだった。第1ヒートのスタートは悪くて、レース中盤にはリアブレーキがフェードしてしまった。それでペースを落とさざるを得ず、プッシュすることができなかった。第2ヒートでは自分のペースで走れて11位になった。誰にも抜かれなかったが、最後はすごく疲れた。あとはファエンツアでどんな風に今シーズンを終えられるかだ。膝には多くの問題を抱えているが、最後のレースなのでやるしかない」
M・ボニーニ選手談(NP/16位:総合18位)
「第1ヒートのスタートが悪かったが、クレージーに走ってエネルギーを消耗したくはなかった。自分にとって、ここで40分間走り切るのは難しいということがわかっていたからだ。ペースをつかむのが難しいとわかったけど、中盤までに走りが良くなって、約4秒速くなった。でも、ポイントを得るには手遅れだった。第2ヒートのスタートは良かった。トップ5内にとどまっていられないのはわかっていたけど、僕の速さは良かった。トップ10内に居るのは可能だと思ったけど、ピットレーン手前で転倒してしまい、バイクを再スタートさせるまでに長い時間を要してしまった。それから自分の速さで走ったけど、若干トラブルが出たので完走を目指した。転倒しなければ良い位置に行けていたと思うのでちょっとがっかりだ」
Z・オズボーン選手談(NP/NP=総合26位)
「第1ヒートではコースに手を焼いてペースをつかめなかった。良いレースではなかったし、3度転倒した。第2ヒートは、スタートはOKで、バイクに小さなトラブルが出るまで8位あたりを走っていた。全体に良い一日ではなかったけど、この週末に多くのことを学んだ。砂はロンメルとは大きく異なっている。重くて違うライディングテクニックが必要だ。良い経験になった」
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