全員が2分5秒台をマークしたYARTが暫定ポールを獲得!
昨年は2日間にわたって行われた公式予選は今年、スケジュールの変更によって19日金曜日の1日に集約。ブルー、イエロー、レッドのライダーが各20分のセッションを2回行う流れで実施された。#1 YAMALUBE YART YAMAHA EWC Official Team は、公式予選1回目から3名ともニュータイヤを投入し、フリープラクティスからさらにギアを上げてスーパーアタックを披露した。
2023年の公式予選は3名全員が2分5秒台をマークし総合2番手を獲得したYART。トップバッターを務めたニッコロ選手は、1回目のアタックで2分6秒台をマークするも、その直後に赤旗中断となり出鼻をくじかれたかに見えた。しかし、しっかりと集中。続くアタックで5秒台へとアップ、昨年の2分5秒948を上回る2分5秒741をマークし、この組みトップのDUCATI Team KAGAYAMAの水野涼選手に0.126秒差の2番手でセッションを終えた。
ニッコロ選手に続いて登場したのがマービン選手。そのマービン選手も1回目のアタックは6秒台となるも、2回目のアタックでは昨年の2分5秒845を大きく上回り、鈴鹿のパーソナルベストとなる2分5秒252に大きく更新。2番手につけたTeam HRC with Japan Postのヨハン・ザルコ選手を0.832上回りYellowライダーのトップを獲得した。
そして1本目の最後にフリーから好調のカレル選手が登場。ユーズドタイヤでのアタックでは6秒台も、2回目のアタックにニュータイヤを投入してタイムアップ。やはり昨年の自身がマークした2分5秒870を大きく上回るパーソナルベストをマーク。SDG Team HARC-PRO. Hondaの國井勇輝選手を0.750秒上回る2分5秒192でトップ。上位2名の平均タイムで順位を決める中で総合成績でもYARTがライバルを抑えて暫定トップとなった。
IRF with AZURLANEは鈴鹿8耐2回目の出場となる遠藤晃慶選手がBlueライダーとして登場。「予選では10秒台」と目標を掲げていたものの、2分12秒905で31番手。
全日本の参戦経験もなく、初の世界選手権出場となった高居京平選手が登場。大きなプレッシャーを跳ね除け、1回目のチームベストとなる2分12秒083で31番手を獲得した。
最後のRedライダーは、1年のブランクを経て今回6度目の鈴鹿8耐となる宮腰武選手。その宮腰選手は予選でこれまで出すことができなかった2分13秒867で33番手として、公式予選1回目を終えた。
公式予選2回目、路面温度は50度を超える厳しいコンディションの中で行われた。1回目の予選でニュータイヤを使ったYARTは、アタックは行わなかったものの、この20分も有効利用、各ライダーともにレースペースにフォーカスして走行し貴重なデータを残すこととなった。
なお、ニッコロ選手は2分7秒504で6番手、マービン選手は2分7秒494で7番手、カレル選手は2分7秒889で8番手で終えた。
IRFの2本目、最初に登場した遠藤選手は、順位こそ31番手と変化はありませんでしたが、タイムは1本目を上回る2分12秒645をマーク。これに高居・宮腰選手も続きたいところでしたが、高居選手はタイムアップはならず2分13秒119で31番手、宮腰選手も1本目に及ばず、2分14秒280をマークして33番手で公式予選を終えた。
Blue、Yellow、Redそれぞれ3名2回のセッションを総合した成績でYARTは、2分5秒222で暫定のポールポジションを獲得し、明日のトップ10トライアル進出を決定。2番手はDUCATI Team KAGAYAMA(2分5秒776)、3番手はTeam HRC with Japan Post(2分5秒980)。一方のIRFは総合37位、37番グリッドからスタートすることとなった。
1st Qualifying Rider Blue
Pos. | No. | Team | Machine | Best lap |
---|---|---|---|---|
1 | 2 | DUCATI Team KAGAYAMA | Ducati | 02:05.615 |
2 | 1 | YART - YAMAHA | Yamaha | 02:05.741 |
3 | 12 | Yoshimura SERT Motul | Suzuki | 02:06.079 |
4 | 30 | Team HRC with Japan Post | Honda | 02:06.381 |
5 | 37 | BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM | BMW | 02:06.551 |
6 | 76 | AutoRace Ube Racing Team | Suzuki | 02:06.865 |
7 | 5 | F.C.C. TSR Honda France | Honda | 02:06.871 |
8 | 50 | Team KODAMA | Yamaha | 02:06.890 |
9 | 40 | TeamATJ with docomo business | Honda | 02:07.183 |
10 | 17 | Astemo Honda Dream SI Racing | Honda | 02:07.654 |
31 | 15 | IRF with AZURLANE | Yamaha | 02:12.905 |
2nd Qualifying Rider Blue
Pos. | No. | Team | Machine | Best lap |
---|---|---|---|---|
1 | 2 | DUCATI Team KAGAYAMA | Ducati | 02:05.789 |
2 | 17 | Astemo Honda Dream SI Racing | Honda | 02:05.923 |
3 | 76 | AutoRace Ube Racing Team | Suzuki | 02:06.911 |
4 | 40 | TeamATJ with docomo business | Honda | 02:07.213 |
5 | 71 | Honda Dream RT SAKURAI HONDA | Honda | 02:07.372 |
6 | 1 | YART - YAMAHA | Yamaha | 02:07.504 |
7 | 30 | Team HRC with Japan Post | Honda | 02:07.547 |
8 | 73 | SDG Team HARC-PRO. Honda | Honda | 02:07.863 |
9 | 99 | KM 99 | Yamaha | 02:07.882 |
10 | 64 | Kawasaki Plaza Racing Team | Kawasaki | 02:07.913 |
31 | 15 | IRF with AZURLANE | Yamaha | 02:12.645 |
1st Qualifying Rider Yellow
Pos. | No. | Team | Machine | Best lap |
---|---|---|---|---|
1 | 1 | YART - YAMAHA | Yamaha | 02:05.252 |
2 | 30 | Team HRC with Japan Post | Honda | 02:06.084 |
3 | 17 | Astemo Honda Dream SI Racing | Honda | 02:06.743 |
4 | 73 | SDG Team HARC-PRO. Honda | Honda | 02:06.772 |
5 | 76 | AutoRace Ube Racing Team | Suzuki | 02:07.163 |
6 | 5 | F.C.C. TSR Honda France | Honda | 02:07.529 |
7 | 2 | DUCATI Team KAGAYAMA | Ducati | 2:07.648 |
8 | 37 | BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM | BMW | 02:07.681 |
9 | 71 | Honda Dream RT SAKURAI HONDA | Honda | 02:07.715 |
10 | 88 | Honda Asia-Dream Racing with Astemo | Honda | 02:08.017 |
31 | 15 | IRF with AZURLANE | Yamaha | 02:12.083 |
2nd Qualifying Rider Yellow
Pos. | No. | Team | Machine | Best lap |
---|---|---|---|---|
1 | 17 | Astemo Honda Dream SI Racing | Honda | 02:06.507 |
2 | 76 | AutoRace Ube Racing Team | Suzuki | 02:06.692 |
3 | 30 | Team HRC with Japan Post | Honda | 02:06.795 |
4 | 71 | Honda Dream RT SAKURAI HONDA | Honda | 02:06.974 |
5 | 37 | BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM | BMW | 02:07.188 |
6 | 2 | DUCATI Team KAGAYAMA | Ducati | 02:07.479 |
7 | 1 | YART - YAMAHA | Yamaha | 02:07.494 |
8 | 73 | SDG Team HARC-PRO. Honda | Honda | 02:07.639 |
9 | 104 | TOHO Racing | Honda | 02:07.760 |
10 | 88 | Honda Asia-Dream Racing with Astemo | Honda | 02:07.897 |
31 | 15 | IRF with AZURLANE | Yamaha | 02:13.119 |
1st Qualifying Rider Red
Pos. | No. | Team | Machine | Best lap |
---|---|---|---|---|
1 | 1 | YART - YAMAHA | Yamaha | 02:05.192 |
2 | 73 | SDG Team HARC-PRO. Honda | Honda | 02:05.942 |
3 | 30 | Team HRC with Japan Post | Honda | 02:05.980 |
4 | 12 | Yoshimura SERT Motul | Suzuki | 02:06.334 |
5 | 5 | F.C.C. TSR Honda France | Honda | 02:07.090 |
6 | 76 | AutoRace Ube Racing Team | Suzuki | 02:07.481 |
7 | 88 | Honda Asia-Dream Racing with Astemo | Honda | 02:07.595 |
8 | 37 | BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM | BMW | 02:07.898 |
9 | 2 | DUCATI Team KAGAYAMA | Ducati | 02:08.062 |
10 | 0 | Team SUZUKI CN CHALLENGE | Suzuki | 02:08.412 |
33 | 15 | IRF with AZURLANE | Yamaha | 02:13.867 |
2nd Qualifying Rider Red
Pos. | No. | Team | Machine | Best lap |
---|---|---|---|---|
1 | 2 | DUCATI Team KAGAYAMA | Ducati | 02:05.936 |
2 | 12 | Yoshimura SERT Motul | Suzuki | 02:06.402 |
3 | 104 | TOHO Racing | Honda | 02:06.923 |
4 | 73 | SDG Team HARC-PRO. Honda | Honda | 02:07.036 |
5 | 0 | Team SUZUKI CN CHALLENGE | Suzuki | 02:07.466 |
6 | 30 | Team HRC with Japan Post | Honda | 02:07.574 |
7 | 88 | Honda Asia-Dream Racing with Astemo | Honda | 02:07.760 |
8 | 1 | YART - YAMAHA | Yamaha | 02:07.889 |
9 | 99 | KM 99 | Yamaha | 02:07.956 |
10 | 37 | BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM | BMW | 02:08.096 |
33 | 15 | IRF with AZURLANE | Yamaha | 02:14.280 |
Overall Qualifying Ranking
Pos. | No. | Team | Machine | Avg. Best Lap |
---|---|---|---|---|
1 | 1 | YART - YAMAHA | Yamaha | 02:05.222 |
2 | 2 | DUCATI Team KAGAYAMA | Ducati | 02:05.776 |
3 | 30 | Team HRC with Japan Post | Honda | 02:06.032 |
4 | 12 | Yoshimura SERT Motul | Suzuki | 02:06.207 |
5 | 17 | Astemo Honda Dream SI Racing | Honda | 02:06.215 |
6 | 73 | SDG Team HARC-PRO. Honda | Honda | 02:06.357 |
7 | 76 | AutoRace Ube Racing Team | Suzuki | 02:06.779 |
8 | 37 | BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM | BMW | 02:06.870 |
9 | 5 | F.C.C. TSR Honda France | Honda | 02:06.981 |
10 | 71 | Honda Dream RT SAKURAI HONDA | Honda | 02:07.173 |
12 | 50 | Team KODAMA | Yamaha | 02:07.487 |
15 | 99 | KM 99 | Yamaha | 02:07.919 |
21 | 13 | Taira Promote Racing | Yamaha | 02:08.419 |
24 | 806 | NCXX RACING with RIDERS CLUB | Yamaha | 02:09.020 |
37 | 15 | IRF with AZURLANE | Yamaha | 02:12.364 |
40 | 411 | MATSUNAGA KDC & YSP NAGOYA KITA with RPT NAGANO | Yamaha | 02:14.050 |
41 | 57 | NICHIRIN RACING NOI:Z | Yamaha | 02:14.367 |
43 | 65 | Motobox Kremer Racing #65 | Yamaha | 02:15.335 |
46 | 90 | SANTOKU DENKOU&TATEAKI MOTORS FK works | Yamaha | 02:15.413 |
#1 YAMALUBE YART YAMAHA EWC Official Team
ニッコロ・カネパ選手談:2分5秒741
「完璧なラップではなかったけど、僕の鈴鹿での自己ベストが出てとてもうれしいです。タイムアタックは一番ではなかったけど、本当に素晴らしい感触でとても満足しています。赤旗は特に影響はありませんでした。赤旗が出るタイミングでストップするつもりだったので、ある意味ラッキーでした。その後、チームメイトが素晴らしい仕事して、トップ10トライアルもいい順位になると思います。もちろんレースもね。 2回目のセッションは、赤旗もなかったしタイヤの確認も含めてレースシミュレーションをしていました。チームは細かい所も含めて努力してくれているし、感触としてはここまでバイクがどんどんよくなっていて、本当にうれしい限り。チームの雰囲気も良いけど、昨年タイトルを獲ったことがそれに貢献していると思います。僕自身は、体に以前からいろいろ問題があるけど、やっぱりバイクに乗るとすべてを忘れるし、すべてを無視して乗るだけ。今のところ、すべてが順調です」
マービン・フリッツ選手談:2分5秒252
今年は最初のテストからル・マン、スパと、チームがセッティングを頑張って、今までにないほどいい調子できました。今回も2日間で多くの仕事をして、いいベースができているので速く安定して走れています。予選は完璧に近いラップでした。ちょっとゼブラに乗りすぎたけど、クリアラップも取れたし、楽しかったし、今日のタイムアタックは格別でした。チームメイトも速かったし、昨年もそうだったけど3人が5秒台に入っているチームは僕たちだけ。いい調子です。個人的には4秒台に入りたかったけど、一番の仕事はそれではなく、日曜日の本番です。2回目のセッションは、前のライダーを抜くのに思ったより近づきすぎたけど、レースでは、ボスの心拍が上がりすぎないようもっと気を付けます(笑)。明日のトップ10トライアルは、まだ誰が走るか決まっていません。ただ、ポールポジションの5ポイントは欲しいけど、一番の目標はライバルより多くポイントを取ることです。チームはいまだにないほどいい調子で、全員はやるべきことはわかっているので落ち着いているし、みんなストレスなく集中しています。
カレル・ハニカ選手談:2分5秒192
「予選は素晴らしいバイクとタイヤのパッケージを最大限引き出すよう、いつもどおりプッシュしただけです! バイクのポテンシャルのすべてをうまく使いつつ、チームメイトと同じく全力を出し切ることができました。みんなが素晴らしい仕事をして、明日のトップ10トライアルにトップで臨めるのは良かったし、ポイントをもらえたわけではないけど、明日への自信になりました。トップ10トライアルでは、もちろんポールポジションを取りたいですね。メインの目標ではないけれど、全力で取りにいきます。2回目のセッションはユーズドタイヤをはいてレースペースでの動きなどを確認しました。いいデータが取れました」
マンディ・カイン監督談
「毎年バイクを改善し、どんどん自信をつけています。テストの時も言いましたが、私たちの速さは"怖い"くらいです。それを今日も示しましたし、私たちにとって完璧な一日でプラン通りでした。Q1を終えてトップに立ち、ナイトセッションもトップで、もうこれ以上望むことはありません。トップ10トライアルは、私たちは#1なのでトップを取って、レースをトップからスタートしたいとは思うけど、できるだけポイントを取りたいだけ。でも、一番速いのはいいことです。
私たちは5つのフライトケースで日本にきました。日本語をしゃべれないし、ホームはこんな蒸し暑いコンデションはありません。それでも、私たちは世界チャンピオンであり、他のチームはみんな私たちを倒そうとしています。そうした状況を楽しみ、ファンのみんなに私たちの速さを見せたいと思っています。全セッションでベストを尽くし、その結果、5位になっても、6位になっても、ベストを尽くしたことが大切なのです。明日も頑張ります」
#15 IRF with AZURLANE
遠藤晃慶選手談:2分12秒645
一発目に渾身の走りで、2分10秒台というベストタイムを出すぞと意気込んでいましたが、トライアウト時の転倒による心的影響や高い路面温度もあって、目標には届きませんでした。とはいえ初めての8耐参戦だった去年に比べると、考える余裕も生まれ、攻めの姿勢で臨めており、一歩前進です。午前中は気温が高く、午後の方が少し路面状況が良さそうでしたし、走行フィーリングも良かったので、タイヤの本数制限がある中、2回目の予選時に僕だけリアに新品タイヤを使わせてもらって、わずかではありますが、1回目の予選タイム上回ることができました。
ベテランの宮腰さんが、マシンセッティングでは我々にアジャストしてくれていることもあって、3ライダーとも個が強い面があるのですが(笑)、いい感じでまとまっていると思います。
決勝ではとにかくペースを落としすぎず、自分のペースで淡々と走るだけ。IRF歴代最高の202周をクリアすることは、あくまでも通過点。3人の平均タイム2分17秒フラットで走り、周回207周を目指します。
高居京平選手談:2分12秒083
初めての8耐、予選に臨むにあたり、ものすごく緊張していたのですが、いざ、走り始めたら、いつも参戦している鈴鹿の地方戦と同じ感覚でした。時々、世界選手権レベルの速いライダーに抜かされることで、8耐を走っているんだ!と改めて気づく程度。いつもよりちょっときれいなピットで(笑)、いつもの車両といつもの景色中、いつもの感じで走ることができました。
今年はトラブルを出さず、しっかり走り切ることを目標にしているので、個を出すのは予選まで。"アズールレーン"とのコラボレーションの影響もあって、色々な方に注目していただいているので、良い意味での緊張感もありますが、みなさんの応援に応えられるよう、決勝ではひたすら設定したタイムを刻みながら周回を重ねるだけですね。
宮腰武選手談:2分13秒867
「今年で6回目の8耐参戦、(遠藤さんと高居さん)2人のタイムが速いのでかすんでいますが(笑)、予選で2分13秒のタイムを出せたのは初めてのことなので、すごく嬉しいですね。2回目の予選時にはあわよくば2人の間に割って入るようなタイムを出したいという気概で臨んだものの、及ばず残念。今年は、2人がタイムを出してくれていることもあって、良い雰囲気の中、肩の力を抜いて走れています。遠藤さんと高居さんは大学時代からの先輩後輩の関係ですし、僕と遠藤さんも遠藤さんが入社しIRFに参加して以来、10年近くのつきあいです。互いに良くわかり合っている間柄ですので、3人同じように淡々と走るだけですね。そうすれば自ずと結果が付いてくると思います」
宇田久人監督談
「ベストタイムを更新するという、ライダー個人個人で掲げていた目標には一歩及ばなかったものの、予選1本目から安定したタイムを出してくれて、不安要素もなく、チーム全体としては良かったと思います。
上位2人のタイムでグリッドが決まることから、高居さんは自己ベストに近いタイムを1本目から出していたので、遠藤さんがもう少しタイムアップできればという目論見で、2回目の予選時にもリアに新品タイヤを履いて走行し、タイム更新してくれました。そんな2人に刺激を受け、宮腰さんも予選時だけでなくフリー走行でもこれまでの8耐参戦時よりも良いタイムを出していて、コンディションも良好と、3人そろって安定してタイムを出してくれています。
チームとしてもマシントラブルが起こらないよう、しっかり準備してきていますし、車両の点検も念入りに行っています。マシンは、リアスタンド周りを少変更し、より確実に速くタイヤ交換が行えるようにしたり、部品の脱着などメンテナンス・修理しやすい工夫を施したりと、去年の延長線上で、細かい所をマイナーアップデートしています。
会社員で構成されているチームで、8耐の勝ち負けに直接関わるようなポジションを走っているわけではありませんが、ノントラブル完走とIRFとして歴代最多周回という、チームとしてより上を目指て挑戦していますので、ご期待ください」