鈴鹿8耐フリープラクティスを終了、YARTが2分6秒408で2番手
2022 FIM世界耐久選手権 "コカ・コーラ"鈴鹿8時間耐久ロードレース 第43回大会が、ついにウィークに突入。最初のセッションは2時間にわたるフリープラクティスからスタートした。天候は曇りで特別厳しいコンディションとはならなかったが、レッドフラッグが複数回提示されたほか、セッション中には降雨も確認された。
#7 YAMALUBE YART YAMAHA EWC Official Team(以下YART)は、ブルーライダーのマービン・フリッツから出走。2分7秒558をベストに、2分7〜8秒台という速いラップタイムをコンスタントに刻みながら、14周を走りきり、アベレージとしても順調なことを確認した。
続いて登場したのが、イエローライダーのニッコロ・カネパは、15周を走行。2分10秒台からスタートして、その後は2分8秒台を安定して刻み続けた。自身の走行の終盤にはニュータイヤを投入し。1回目のアタックは2分6秒912、2回目のアッタクではフリープラクティスでのチームベストとなる2分6秒408をマーク。安定感と速さをライバルに見せつけた。
最後に登場したのが、レッドライダーのカレル・ハニカ。4年ぶりの鈴鹿ということだが、ハイペースで周回。チームメイトを上回る2分7秒台をコンスタントに刻み続けながら、セッション終盤には自身のベストタイムとなる2分6秒959を記録するなど、好調をアピールしながら16周を走破した。
全体のトップタイムはTeam HRCの2分5秒823で、YARTは0.585差の2番手でセッションを終えた。
#41 IRF with アズールレーン(以下IRF)は、全27ラップを走行した。そのほとんどとなる19周を走ったのがブルーライダーの宮腰武。決勝を想定したロングランとし、ラップタイムは2分16〜17秒台が中心と、安定した走りを披露し、マシンが順調に仕上がっていることを確認した。
その後セッション終盤に入ってイエローライダーの川名拳豊が登場。僅か数周ながら、2分15秒096をマークして、レッドライダーの西村一之に交代。その西村も数周走り、チームベストとなる2分14秒891をマークしセッションを終了。全体での順位は41番手となっている。
8H Free Practice
Pos. | No. | Team | Machine | Time |
---|---|---|---|---|
1 | 33 | Team HRC | Honda | 2'05.823 |
2 | 7 | YART-YAMAHA OFFICIAL TEAM EWC | Yamaha | 2'06.408 |
3 | 73 | SDG Honda Racing | Honda | 2'06.838 |
4 | 10 | Kawasaki Racing Team Suzuka 8H | Kawasaki | 2'07.100 |
5 | 1 | Yoshimura SERT Motul | Suzuki | 2'07.137 |
6 | 5 | F.C.C. TSR Honda France | Honda | 2'07.414 |
7 | 17 | Astemo Honda Dream SI Racing | Honda | 2'07.851 |
8 | 72 | Honda Dream RT SAKURAI HONDA | Honda | 2'07.912 |
9 | 37 | BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM | BMW | 2'08.050 |
10 | 9 | Murayama.Honda Dream.RT | Honda | 2'08.130 |
41 | 41 | IRF with AZURLANE | Yamaha | 2'14.891 |