鈴鹿8耐事前テスト、YARTが最速タイムをマークし公式予選に向けて準備万端
2022 FIM世界耐久選手権 "コカ・コーラ"鈴鹿8時間耐久ロードレース 第43回大会を直前に控えた8月2-3日、鈴鹿サーキットで非公式ながら事前テストが行われ、#7 YAMALUBE YART YAMAHA EWC Official Team(以下YART)と、#41 IRF with アズールレーン(以下IRF)がともに参加した。
7月末に日本に到着し、時差調整を行った上でこのテストに臨んだYARTは、初日から精力的にテストを実施。8月2日は、午前に2回、午後に3回の走行に参加し、1本目は全体トップとなる2:07.970をマーク。15分後にスタートした2本目では2:07.357とさらにタイムを縮めて再びトップでセッションを終えた。
午後に入るとYARTは、Team HRC やKawasaki Racing Team Suzuka 8Hらと競り合うように、2:08.249(3番手)、2:07.884(2番手)、2:08.011(2番手)とタイムこそ伸びてはいないが、厳しい路面コンディションの中で安定した走りを披露し初日を終えた。なお、この日のベストは、Team HRC がマークした2:06.966だった。
2日目に入ってもYARTは順調にテストを続けた。まず午前中の1本目には初の6秒台となる2:06.684でトップタイムをマーク。その後は2分7〜8秒台で各セッションを消化していったが、最終的にはこの2:06.684が2日間での最速タイムとなり、YARTは5日(金)からスタートする公式予選に向け大きな手応えとともにテストを終了した。
一方のIRFは8月2日のみの参加となり、午前×2本、午後×3本の合計3本を走行。各セッションのベストタイムは2:17.818からスタートし、2本目に2:16.278、3本目は2:16.180、4本目2:16.848、5本目 2:16.861と推移していった。タイムこそ大きなジャンプアップはなかったが、安定したタイムを刻み、決勝を見据えて着実に前進を果たして、ウィークを迎える。