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YZF-R1は仕上がり好調、十分な手応えを持ってテストを完了

鈴鹿サーキットで行われた鈴鹿8耐3メーカー合同テスト。最終日の2日目、YAMAHA FACTORY RACING TEAMは中須賀克行選手とアレックス・ローズ選手のライディングにより、YZF-R1のセットアップをさらに進めた。

ライバルの動向も睨みながら、あくまでも決勝での勝利をターゲットに据え、落ち着いてプログラムを消化。午前中には中須賀選手が、この日総合2番手となる2分6秒416をマーク、ローズ選手も6秒台に入れるなど、順調な仕上がりを見せた。

午後のセッションでは、終盤に日立オートモーティブシステムズシケインで中須賀選手に軽い転倒があったものの、ライダー、マシンともにダメージはなし。ローズ選手は、この午後に、昨日のタイムを1秒近く短縮するとともに、中須賀選手に迫る2分6秒475を記録して総合3番手に立つなど、チーム力の高さを見せつけた。午後のセッションの最後には、予定していたピットワークの練習も順調にこなし、鈴鹿8耐5連覇に向けて大きく前進した。

チームはこの後、7月9〜11日の公式テストを経て(ライダーは中須賀選手を予定)。鈴鹿8耐のレースウィークに臨むことになる。

YAMAHA FACTORY RACING TEAM

中須賀克行選手(2分6秒416)

「新しいパーツを投入し、走行するたびにうまくまとまっていきました。アレックスにもセッティングを確認してもらい、好感触でした。軽く転倒してしまいましたが、まったく問題ありません。YZF-R1のセットアップは順調に進んでいます。ライバルも好タイムを出していますが、我々も決して負けていない。とても有意義な2日間になったと思います。チームスタッフやチームメイトとの関係性も非常に良好です。7月9〜11日のテストでは僕が走行することになりますが、ここでさらにR1を煮詰めて、チームメイトに気持ちよく乗ってもらえるマシンに仕上げたいと思っています。マイケルは幸い順調に回復しているようですが、まだどうなるかは分かりません。僕としてはベストを尽くして、どんな状況でも対応できるように準備を整えます」

アレックス・ローズ選手(2分6秒475)

「今日は中須賀さんといくつかのセッティングを試し、とてもいい手応えが得られました。僕にとってはいつものスーパーバイク世界選手権で乗っているYZF-R1とスペックが違うので、周回数を重ねることがとても重要です。タイヤチョイスやピットストップの練習も含めて、すごく前向きなテストになりました。この後、すぐにイギリスに戻ってイベントに参加してから、ドニントンパークでSBKレース、そしてアメリカでのSBKレースと続き、鈴鹿8耐です。忙しいスケジュールですが、アメリカではレース後に数日休みを取る予定なので、しっかりリフレッシュして万全なコンディションで鈴鹿サーキットに帰ってきます!」

吉川和多留監督

「車体まわりに新しいパーツを投入し、中須賀選手、ローズ選手ともによい感触を得たようです。次に向かうべき方向性もはっきりしました。午後のセッションでは中須賀選手の転倒がありましたが、チームの雰囲気が硬くなることもなく、終始いい意味での緊張感の中で2日間のテストを終えることができました。チームとしては、ピットワークにまだ課題を残しているので、さらに改善していくつもり。7月9〜11日の公式テストは非常に重要になりますが、ここでマシン、ピットワークともより精密に煮詰めます。ファン・デル・マーク選手は術後の経過が良好で、スーパーバイク世界選手権の第8戦イギリス大会はキャンセルするものの、第9戦アメリカ大会には参戦する意気込みのようです。鈴鹿8耐の参戦はコンディション次第ですが、ぜひ鈴鹿に来てほしいと願っています」