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MotoGP/Moto2

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPとMoto2に関する情報をお届けします。

Rd.18 10月5日 インドネシア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第18戦インドネシアGP
■開催日:2025年10月3日(金)プラクテイス
■開催地:マンダリカ/インドネシア(4.301km)

MotoGP
■コースコンディション:ドライ
■気温:30度 ■路面温度:55度

Moto2
■コースコンディション:ドライ
■気温:30度 ■路面温度:58度

REPORT

MotoGP
クアルタラロ選手とリンス選手、Q2進出決定

Monster Energy Yamaha MotoGPのF・クアルタラロ選手とA・リンス選手は、第18戦インドネシアGPのプラクティス(PR)でそれぞれ7番手と8番手を獲得し、ともにQ2進出を決定。ふたりがPRでそろってトップ10に入ったのは今季4回目となった。

クアルタラロ選手は午前中に行われたフリープラクティス第1セッション(FP1)で7番手。自信を持って臨んだPRでは多くの時間帯でマシン・セッティングに取り組み、残り15分でタイムアタックを開始した。最初のトライで14番手にとどまり、2回目の走行は初めイエローフラッグに阻まれたが、全27ラップの最終ラップで1分29秒837に更新。トップから0.597秒差の7番手に上げてセッションを終了した。

リンス選手はFP1で4番手と好調ぶりをアピール。勢いをそのままにPRに臨み、残り16分まで5番手をキープした。その後の激しいタイム争いのなかでも懸命にプッシュを続け、全28ラップの最終ラップで1分29秒868を記録して8番手を獲得した。トップとの差は0.628秒だった。

オリベイラ選手がYZR-M1でQ2進出、ミラー選手はQ1へ

Prima Pramac Yamaha MotoGPのM・オリベイラ選手がPRで9番手を獲得し、Q2進出を決定した。チームメイトのJ・ミラー選手は16番手にとどまり、Q1からの復活を目指す。

シーズン序盤のアルゼンチンGPで負傷し、その後の数戦を欠場したオリベイラ選手はYZR-M1を十分に乗りこなすまでに長い時間がかかってしまった。Q2進出もなかなかかなわなかったが、今回ついに、PRで9番手を獲得、直接Q2へ進むこととなった。

ミラー選手は午前中のFP1で6番手と好調だったが、PRではフィーリングがつかめず、イエローフラッグなどのタイミングにも恵まれずに16番手で終えた。

Moto2
アルボリーノ選手、4番手でQ2進出決定 ゲバラ選手はQ1へ

第18戦インドネシアGPのプラクティス(PR)が行われ、BLU CRU Pramac Yamaha Moto2のT・アルボリーノ選手が4番手を獲得してQ2進出を決定。チームメイトのI・ゲバラ選手は16番手にとどまりQ1に進むこととなった。

このところ復調の兆しが見えるアルボリーノ選手は、午前中に行われたフリープラクティス第1セッション(FP1)で11番手。午後からのPRでは1分33秒307で4番手を獲得し、早々にQ2進出を決めた。

ゲバラ選手はFP1でマシントラブルが発生し、長い時間ピットで待機することとなり、わずか7ラップしか走行できなかった。PRでは大幅にフィーリングが向上したものの1分33秒623の16番手にとどまった。

MotoGP PRACTICE RESULT

Moto2 PRACTICE RESULT

COMMENT

MotoGP
Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手(7番手/1分29秒837)

「楽な一日ではありませんでしたが、最後に素晴らしい1ラップができました。今日の時点でトップ10に入れたことはとても重要です。でもペースについてはまだ課題があります。グリップは良かったと思いますが、このタイプのカーカスのリアタイヤは予測がつきにくく、走りがやや緊張します」

A・リンス選手(8番手/1分29秒868)

「今日はとても好調でした。日本GPから勢いをキープしています。ハードワークを続け、全力で取り組み、今日は本当に素晴らしいパフォーマンスができました。とは言え、問題がまったくないというわけではありません。もちろん、まだやれることが残っています。リアにミディアム・タイヤを履いたときには暖まるまでにかなり時間がかかってしまいます。でもソフト・タイヤなら、すぐに使えるので今日は満足できました」

M・メレガリ(チーム・ディレクター)

「今日は順調にスタートすることができました。例年同様、猛暑に見舞われ、ライダーたちには大変なチャレンジになっています。経験上、こうした暑さはヤマハのマシンに不利ですし、ミディアム・タイヤもあまり役に立ちません。でもコースのグリップレベルが高いので、ソフト・タイヤを履いたタイムアタックでは自信を持ってプッシュできました。ファビオ(クアルタラロ)とアレックス(リンス)がそろって直接Q2進出を決めたことは大きな励みになります。金曜日の好調が戦いの半分を占めるとまでは言いませんが、明日に向けて基礎を固め、有利にした点で間違いなく35%は達成できたと思います。集中力を切らさず、全力で取り組んでいきます。予選は接近戦になり、その後のスプリントも体力的にかなり厳しいものになるでしょう」

Prima Pramac Yamaha MotoGP

M・オリベイラ選手(9番手/1分29秒930)

「好調な金曜日でした。ついに直接Q2に進むことができました。今夜は少しリラックスして眠れそうです。プラクティスの序盤からフィーリングが良く、フロントはミディアムでもソフトでも気持ち良く走ることができました。2回のタイムアタックを行い、単独走行で安定しており、一度はイエローフラッグも出ていなかったので満足です。午前中はリアタイヤに苦戦し、最初の5ラップで3~4回転倒しそうになりました。次の目標は予選で好位置を確保し、スプリントでポイントを獲得することです」

J・ミラー選手(16番手/1分30秒405)

「結果には表れていませんが、今日の走りには満足しています。イエローフラッグやその他の問題もありましたが、マシンのフィーリングが良く、いいペース走れていました。単独走行で好タイムを記録できたことは励みになります。でも第6コーナーについては、まだ多くの作業が必要です。パーシャルを思うようにキープできず遅れてしまうのです。それ以外はすべてが順調で、明日は1分29秒台に入れられると思っています。Q1は激しい戦いになるでしょう。全力でぶつかっていかなければなりません」

G・ボルゾイ(チーム・ディレクター)

「ミゲール(オリベイラ)は、とてもいい展開になっています。午前中は苦戦しましたが、午後は決勝セッティングでもタイムアタック用でもいいバランスが見つかり、リンス選手やクアルタラロ選手に近いタイムでQ2に進むことができました。一方でジャック(ミラー)はいつもと違っていました。午前中はとても好調でしたが、予選では持ち前の輝きが見られませんでした。改善に向けてもう少し作業が必要です。手強いライバルたちが大勢残っているので、明日のQ1は厳しい戦いになるでしょう。頑張ります」

Moto2
BLU CRU Pramac Yamaha Moto2

T・アルボリーノ選手(4番手/1分33秒307)

「今日もとても好調な一日でした。最初の目標であるQ2進出を達成し、さらにマシンのフィーリングを向上させることもできました。第2セクターではもう少しリズムとスピードが欲しいところですが、全体的には順調に進んでいます」

I・ゲバラ選手(16番手/1分33秒623)

「非常に複雑で、アンラッキーな一日でした。技術的なトラブルにより、ウイーク最初のセッションをほぼ走行できませんでした。午後のプラクティスが実質的に最初のセッションとなったので、ハードにプッシュしていきましたが、終盤のタイムアタックの時間帯にイエローフラッグが出され、チャンスを失いました。明日は厳しい一日になるでしょう。まずQ2に進出し、それから不運を幸運へと転換したいです」

A・デ・アンジェリス(チーム・マネジャー)

「今日のトニー(アルボリーノ)はとても良かったと思います。午前中はまだ完璧なフィーリングではありませんでしたが、チームと協力して改善の方向性を見つけました。これは、ここ数戦の努力の成果であり、どのコースでもしっかり機能するベース・セッティングをようやく構築することができました。イサン(ゲバラ)も速さを持っていましたが、午前中は技術的トラブルによりほとんど走ることができませんでした。チームが問題を特定し、解決しましたが、やはりプラクティスに影響がありました。それでも落ち着いて速く走っていました。データを見れば、進歩し続けていることがわかります」

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