ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.11 8月17日 チェコ
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第11戦チェコGP
■開催日:2014年8月15日(金)1日目フリー走行、16日(土)予選、17日(日)決勝
CIRCUIT DATA
■開催地:チェコ共和国/ブルノ
■コース長:5.403km
■レコードラップ:1分56秒135(2013年:M・マルケス)
■ベストラップ:1分55秒527(2013年:C・クラッチロー)
■2013年の優勝者:M・マルケス
REPORT
ヨーロッパラウンドのブルノへ
J・ロレンソとV・ロッシが揃って表彰台を獲得した第10戦インディアナポリスから1週間、モビスター・ヤマハ・モトGPは今週末、チェコGP出場のためブルノ・サーキットへ向かう。
インディアナポリスでは序盤でレースをリードして3位獲得と健闘したロッシは、勢いをそのままに自信を持ってブルノ入り。過去にはここで多くの好成績を残しており、1996年の125㏄、1999年の250㏄、2001年の500㏄で優勝。またモトGPが始まってからも2003年、2005年、2008年、2009年で優勝を果たしている。
チームメイトのロレンソは、心身ともに最高レベルまで回復。インディアナポリスでは優勝候補のひとりとしてのポジションを再び確立し、最終的には2位でチェッカーを受けた。ロッシ同様、ブルノとの相性は抜群で、2004年は125㏄クラス、2006年と2007年は250㏄クラスでそれぞれ優勝。そして2010年にはついにモトGP初優勝を成し遂げた。2012年はD・ペドロサと激しい首位争いを展開して0.178秒の僅差で2位。昨年も3位と健闘して2年連続で表彰台に上っている。
COMMENT
V・ロッシ選手談
「ブルノは大好きなコース。この2、3年は、あまり良いレースができなかったけれど、過去には何度も好成績を残してきた場所なんだ。前回のインディアナポリス同様、集中し、セッションごとにコーナーをひとつひとつ研究し、マルクやホルヘと全力で戦いたい。そしてもう一度ここで表彰台に上れるよう頑張りたい」
J・ロレンソ選手談
「ブルノはヤマハのマシンに有利なコースだと思っている。でもマルクはどのコースでもコンスタントに速いので、今回もそう簡単にはいかないだろう。マシンに関してはバルセロナから格段に良くなり、細かい調整も含めてより安定して競争力のあるものに仕上がってきた。体調のほうも、ほとんど問題ないところまで回復してきて、レースでは最後までペースをキープすることができる。ブルノ・サーキットをこのマシンで走るのなら、優勝を目指して戦えるだろう。でもすべてのコースでそれだけの力をつけようとするなら、もう少し努力が必要だ。インディーでの走りには満足できたので、この調子で最後まで戦い続けたい」
M・メレガリ、モビスター・ヤマハ・モトGP、チームディレクター談
「インディアナポリスで好成績をあげたあとで、こうしてまたヨーロッパへ戻れることをとても楽しみにしている。バレンティーノもホルヘも非常に好調。しかもブルノはヤマハに合ったコースなので、金曜日が待ち遠しい。早くプラクティスを始めたい」