ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.06 6月1日 イタリア
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第6戦イタリアGP
■開催日:2014年5月30日(金)1日目フリー走行、31日(土)予選、6月1日(日)決勝
■開催地:イタリア/ムジェロ
CIRCUIT DATA
■開設:1974年
■コース長:5.245 km
■サーキットレコードラップ:1分47秒639(2013年:M・マルケス)
■サーキットベストラップ:1分47秒157(2013年:D・ペドロサ)
■2013年の優勝者:J・ロレンソ
REPORT
ロッシがホーム・グランプリ出場へ
モビスター・ヤマハ・モトGPは今週末、V・ロッシのホーム・コース、ムジェロ・サーキットで行われるイタリアGPに参戦。今大会は、モンツァ・サーキット近くに本拠地を置く同チームにとっても非常に重要なレースのひとつ。
ロッシはこのところ好調を維持しており、前回のフランス、ル・マンでは2位表彰台を獲得。ホーム・コースのムジェロにおいては2002年から2008年まで、グランプリ・ライダーで唯一の最高峰クラス7年連続優勝を果たしたほか、1997年に125ccクラスで、1999年に250ccクラスでそれぞれ優勝している。昨年はオープニングラップでリタイアという不運な結果となったが、今回はそのリベンジを狙う。
ロッシのチームメイトのJ・ロレンソにとっても、ムジェロは非常に相性の良いコースのひとつ。昨シーズンまでの3年間で連続優勝、その前の2年間は連続2位と活躍しており、今年は6年連続となる表彰台獲得を目標としている。
COMMENT
V・ロッシ選手談
「ムジェロに行くのをとても楽しみにしている。美しいサーキットで、とても気に入っているから、シーズンのなかでも大好きな週末のひとつなんだ。そういう理由もあって、僕はベストを尽くして優勝を目指すよ。ポイントだけを考えれば、他のレースと同じ25ポイントだけれど、ムジェロではそれ以上の何かが得られるような気がするからね。ホルヘは3年連続で優勝しているので、M1とこのコースとの相性の良さは証明済み。今回は僕にとって300回目のグランプリで、それだけ年をとったんだと考えるとあまりうれしくないけれど、未だに速さを維持できていることはハッピーなことかな。シー・ユー・イン・ムジェロ!」
J・ロレンソ選手談
「まず、ル・マンでの出来事を忘れたい。あのときはマシンに乗っていても良いフィーリングがなかったので、どうすることもできなかったんだ。でも決してあきらめる気持ちはないし、これからも一生懸命に仕事に取り組んでいくことに変わりはない。次のムジェロは僕にとっても特別なサーキット。今回こそ状況が変わり、上位を走れるようになると信じているよ。早くシーズン初優勝を実現したい。それはチームのみんなが待ち望んでいることなんだ。ムジェロでは何度も好成績を修めているので、今回が大きなチャンスになるに違いない。コースレイアウトも素晴らしく、僕のライディング・スタイルに合っていると思うので、何とか良い方向性を見つけ出したい」
M・メレガリ、モビスター・ヤマハ・モトGP、チーム・ディレクター談
「ムジェロはヤマハのマシンにとても合っているので、今回は自信を持って臨むことができる。ホルヘは3年連続優勝、バレンティーノもホーム・コースで多くの好成績、そして我々チームにとってもホームGPという非常に重要なレースなので、金曜日の午前中、ウイークのスタートが楽しみだ。金曜、土曜は雨が降るようだが、決勝はどうやら好天に恵まれそうだ。大勢の観客が来てくれることを期待し、彼らに素晴らしいショーをお見せできるよう準備している」