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ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.16 10月25日 マレーシア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第16戦マレーシアGP
■開催日:2009年10月24日(土)予選
■開催地:マレーシア/セパン(5.548km)
■コースコンディション:ドライ
■気温34度 ■路面温度51度
■PP:V・ロッシ(ヤマハ/2'00.518)

REPORT

ロッシとロレンソが予選1・2位

フィアット・ヤマハ・チームのV・ロッシが、今季6度目のポールポジションを獲得。明日はこの位置から‘マッチポイント'に臨む。またJ・ロレンソも2位獲得と健闘しており、チームメイトのふたりが揃ってフロントロウに並ぶのは今季12回目。

気温34度という暑さのなかで行われた予選。ロッシはヤマハおよびブリヂストンのエンジニアとともに、決勝に向けてタイヤの性能をより向上させる作業に取り組みながら、セッション序盤からトップタイムを記録。中盤には一時、C・ストーナー(ドゥカティ)にトップを譲ったものの残り25分でまた逆転し、その後は他をまったく寄せつけなかった。終盤はさらにタイムを更新し、2006年に自身が記録したポールポジションレコードを塗り替えた。明日の決勝で4位以内となればチャンピオンが決定する。

昨日は見事な走りを見せていたロレンソだが、今日の午前中はセッティングを煮詰めることができずに4位に留まった。午後からの公式予選でもほとんどの時間帯で4位に届かず苦労したが、終盤のタイムアタックになってソフトコンパウンドのタイヤに履き替えると一気にペースアップ。最終ラップにはロッシに0.569秒差と迫る2位につけた。今晩は夜を徹して作業を続け、明日のウォームアップで決勝用のセッティングのさらなる向上を目指す。

モンスター・ヤマハ・テック3チームのC・エドワーズとJ・トーズランドは、それぞれ9位と16位。エドワーズは7戦連続の2列目スタートを目標にしていたが、2分02秒195のタイムで9位。6位との差はコンマ3秒内だった。チームクルーと協力しながらコーナー進入のパフォーマンス向上を目指したエドワーズ。成果には納得しており明日は5位以内を狙う。一方のトーズランドは厳しい展開。昨日よりも気温が5度上昇したこともあり、サイドグリップの問題を解決できず、最終ラップに出した2分03秒528のタイムで16位となった。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 V・ロッシ Fiat Yamaha Team Yamaha 2'00.518
2 J・ロレンソ Fiat Yamaha Team Yamaha 2'01.087
3 D・ペドロサ Repsol Honda Team Honda 2'01.254
4 C・ストーナー Ducati Marlboro Team Ducati 2'01.455
5 L・カピロッシ Rizla Suzuki MotoGP Suzuki 2'01.716
6 T・エリアス San Carlo Honda Gresini Honda 2'01.918
7 N・ヘイデン Ducati Marlboro Team Ducati 2'01.980
8 R・ド・ピュニエ LCR Honda MotoGP Honda 2'02.098
9 C・エドワーズ Monster Yamaha Tech 3 Yamaha 2'02.195
10 A・デ・アンジェリス San Carlo Honda Gresini Honda 2'02.274
11 A・ドビツィオーゾ Repsol Honda Team Honda 2'02.362
12 M・カリオ Pramac Racing Ducati 2'02.435
13 A・エスパルガロ Pramac Racing Ducati 2'02.859
14 C・バーミューレン Rizla Suzuki MotoGP Suzuki 2'03.032
15 M・メランドリ Hayate Racing Team Kawasaki 2'03.088
16 J・トーズランド Monster Yamaha Tech 3 Yamaha 2'03.528
17 G・タルマクシ Scot Racing Team MotoGP Honda 2'03.874

COMMENT

V・ロッシ選手談(予選1位/ 2分00秒518/ 21周)

「最終ラップがすごく良かったからうれしいよ!ピットボードを見て、自分でも信じられないくらいだったんだ。速かったとは思っていたけれど、まさかあれほどとはね! チームのみんなと一緒に懸命に仕事に取り組み、ブリヂストン・タイヤについては手応えをつかむことができた。これがスムースに運んだおかげで時間に余裕ができて、終盤にはポールポジションを狙っていくこともできたんだ。

このコースではフロントロウに並ぶことがとても重要だから、本当に良かったと思う。しかも決勝用のセッティングのほうも非常にうまくいっていて、ペースも十分だよ。つまり絶好のコンディションというわけさ! ここの暑さは過酷だから、明日は相当、厳しい戦いになるだろう。でも僕らには十分なアドバンテージがあるから、きっといいレースができると思う。明日をお楽しみに!」

D・ブリビオ、チーム監督談

「何という素晴らしいラップタイムなんだ!バレンティーノはラップレコードを更新し、何としても欲しかったポールポジションをもぎとった。チームも本当によくがんばってくれたので、その成果が、最高の場所からのスタートという形になった。我々は今、万全の状態にあり、明日をとても楽しみにしている。いい日になるよう、祈るばかり」

J・ロレンソ選手談(予選2位/2分01秒087/23周)

「あまりいい状態ではない。ちょっと厳しい状況と言ってもいいかな。コンディションは昨日とほとんど同じだが、とにかく昨日のようなグリップが感じられない。しかもその理由が見つからないんだ。そういうわけで期待していたような前進ができなくて、ライバルたちのペースについていくことができなかった。これからデータを分析して、明日のウォームアップで何ができるか考えなければならない。でもフロントロウに並べたことはとても良かったと思う。決勝でもっと良い走りができるように、ベストを尽くすよ」

D・ロマニョーリ、チーム監督談

「最後の最後にホルヘは好タイムを記録し、フロントロウを獲得することができた。このことがとても重要なのだ。しかし、決勝に向けてはまだ課題があって、依然としてリアグリップの不足に悩まされている。今はまだパーフェクトの状態とは言えず、ここを何とか改善しなければならないんだ。チームも全力でがんばってきたが、やるべきことはまだたくさん残っている。今晩、データを分析して何らかの改善策を見つけ、それから明日のウォームアップで試してみるつもり」

C・エドワーズ選手談(予選9位/2分02秒195/23周)

「今日のマシンの様子からすれば、その中での最速を引き出すことができたと思う。今日は実はちょっと厳しい状況で、どうやらここまで方向性を間違っていたようだ。いつも同じところで同じだけ遅れてしまうので、セッティングを変えてみると、ある部分が良くなるけれども他の部分を犠牲にしてしまう。とくにマシンの切り返しがどうしてもうまくいかないんだ。

僕は本来、そこは上手くいったはずなんだけど。このコースでは、とくに第3コーナーでいつも遅れてしまうんだよ。でも僕の前のライダーたちも、ラップタイムではそんなに離されているわけではないから、あとはスタートが重要になる。序盤でできるだけ前へ出て、フィリップアイランドのときみたいに引き離して行きたい。少なくともグリッドではドビツィオーゾの前にいるから、彼より少しでもたくさんのポイントを獲れるように頑張りたい。そうすれば最終戦のバレンシアでランキング5位を決める可能性も出てくるはず」

J・トーズランド選手談(予選16位/2分03秒528/22周)

「今回は本当に厳しい状況。この結果は予想していなかった。このコースはもともと、あまり相性が良いほうではないから、楽な戦いにならないことは分かっていた。でもそれにしても、こんな結果とは思っていなかった。とくにリアタイヤのサイドグリップ不足に悩んでいて、このため自信を持ってプッシュすることができない。セッションの間にいろいろなセッティングを試し、何とかいい方向へもっていきたいと思っていたけれども結局は効果が見られなかった。とくにコーナリング中と、スロットルの開けはじめが問題だ。明日は暑さも敵になるだろうけれど、セッティングの面ではギャンブルも仕方がない。グリッドがこんなに後方では難しいけれど、僕は決してあきらめない。そしてモンスター・ヤマハ・テック3チームのために、明日もまた全力で走る」

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