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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.17 10月19日 マレーシア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第17戦マレーシアGP
■開催日:2008年10月17日(金)1日目フリー走行、18日(土)予選、19日(日)決勝
■開催地:マレーシア/セパン

CIRCUIT DATA

■開設:1956年
■コース長:5.548km
■サーキットレコードラップ:2分02秒108 (2007年:C・ストーナー)
■サーキットベストラップ:2分00秒605 (2006年:V・ロッシ)
■2007年の優勝者:C・ストーナー

REPORT

表彰台連続獲得の記録更新へ臨む

2008年シーズンも残すところあと2戦。フィアット・ヤマハ・チームのV・ロッシとJ・ロレンソは今週末、澄んだ空気のフィリップアイランドから高温多湿のセパンへと移動し、第17戦マレーシアGPに臨む。今シーズンはここまで、少なくともひとりのヤマハ・ライダーが表彰台に上るという快挙を続けており、今回もその記録更新を目指している。

前回のフィリップアイランドでは2位となったロッシ。表彰台獲得回数では149回を数え、ジャコモ・アゴスティーニの記録にあと10回と迫っている。また1シーズンの合計獲得ポイントでは最多記録まであと35ポイント。 

一方のロレンソは、前回、前々回と2戦連続の4位。今回こそは表彰台を狙いたいところ。セパン・サーキットでは2年前に250ccクラスで優勝、昨年は3位獲得と同時にチャンピオンを決定した。今シーズンは第16戦終了時点でランキング4位。5位のA・ドビツィオーゾに37ポイント差をつけていることから、このポジションを最後までキープする可能性が高くなっており、4ストローク・モトGPデビューのシーズンとしては期待以上の活躍といえるだろう。

セパンはモトGPコースのなかでもコース幅の広いサーキットのひとつで、最も広いところでは16mにも及ぶ。また熱帯性気候により路面温度が高いのも大きな特徴だ。全長5.542kmのなかには4つのヘアピンと、高速で頻繁に切り返しが必要となるコーナーが設けられ、マシン全体としてのバランスのとれたセッティングと安定性が要求される。このため、とくにオフシーズンは恰好のテストコースとなっている。

COMMENT

V・ロッシ-"楽しんで走る"

「セパンでは冬の間にブリヂストンのテストを何度も行っているので、たくさんのデータがある。その時も非常に好調だったし、今までのレースを通して更にタイヤのことが分かってきたので、今回もいい走りができると確信している。シーズンはあと2戦となったが、両方でどうしても勝ちたいというのが今の僕の気持ち。

それに加えてヤマハの表彰台獲得記録も更新していきたい。セパンは大好きなコースで、何度か好成績も残してきた。僕らのマシンにもとても合っているので、運が味方してくれれば、また素晴らしい週末になるだろう。ケイシーはとても手強いし、他にもライバルが大勢いるから見応えあるレースになることは間違いない」

J・ロレンソ-"表彰台復帰へ!"

「セパンの高速コースが大好きだし、何度もテストをしているところなので大きな問題はないはず。それに、このところの4戦は好調が続いているから、デビューシーズンの最後の2戦もきっとうまくいくと信じている。ずっと4位ばかりだったから、今回は何としても表彰台に上りたい。日本とオーストラリアはタイヤで少し悩んだところがあったので、今回はミシュランがより良いものを持って来てくれることを期待している。セパンは暑さとコンディションの変化が特徴。煮え返るほど暑かったかと思うと、その1分後には雨が降ってきたりするから大変なんだ。体調を維持して表彰台を獲得するため、今週はトレーニングに力を入れている」

D・ブリビオ、フィアット・ヤマハ・チーム監督 "記録にもこだわりたい"

「シーズンで最も重要な目標はすでに達成した。だからあとは楽しんで走ればいいと思っている。しかし、それと同時にやはり、記録にはこだわりつづけたいという気持ちがある。ヤマハの表彰台連続獲得記録を最終戦までキープし、またバレンティーノが合計獲得ポイントの記録を更新するとしたら、本当に素晴らしいことだ。

セパンのコースはテストで何度も走っていて知り尽くしているが、例年、実際にレースでここへ戻ってくる頃には約1年間の開発作業を通しマシンがかなり違うものになってしまっていることがある。データはもちろん有効だが、ウイークの初日はやはり、すべてを1からやり直すようなものなのだ。

ふたつの長いストレートではマシンのトップスピードをテストすることができる。全体的にとても良いコースで、バレンティーノもとても気に入っている。前回のフィリップアイランドと同様、今回も楽しい週末になることを期待している」

D・ロマニョーリ、フィアット・ヤマハ・チーム監督 "ホルヘはすでに、期待を超えた"

「冬の間に3回もテストをした場所だ。1度目は2007年の終わり、そしてあとの2回は2008年上旬だ。ベースのセッティングは既にできており、データも豊富にある。ホルヘも、このコースならモトGPマシンでの走り方がよく分かっている。また今年のこれまでの成績を振り返ってみれば、テストを行ったことのあるコースではミシュランが非常に好調だったということがわかる。だから今回もきっといい走りができると信じている。

前回のフィリップアイランドではポールポジション獲得を狙った。そして、決勝であと僅かなところで表彰台を逃したことは、正直とても残念だった。当然今回はその悔しさを晴らしたいという気持ちがあるが、考えてみれば、ホルヘはすでに周囲の期待をはるかに超えているのだ。だから我々としては彼にこれ以上のプレッシャーを強いるつもりはない。ただ楽しんで走ってくれればいいと思っている」

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