ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.17 10月19日 マレーシア
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第17戦マレーシアGP
■開催日:2008年10月19日(日)決勝結果
■開催地:マレーシア/セパン(5.548km)
■観客数:38,560人
■周回数:21周(116.508km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:39度 ■路面温度:42度
■PP:D・ペドロサ(ホンダ/2分01秒548)
■FL:V・ロッシ(ヤマハ/2分02秒249)
REPORT
ロッシ今季9勝目を飾る
【速報】
フィアット・ヤマハ・チームのV・ロッシが今季9勝目を飾った。チームメイトのJ・ロレンソは中盤7番手を走るが転倒リタイヤとなった。テック3・ヤマハ・チームのC・エドワーズは8位、J・トーズランドは序盤2周目に転倒しリタイヤした。
21周の決勝はD・ペドロサ(ホンダ)のホールショットで開始。予選2番手フロントロウ発進のロッシは3番手で1周目を終えるが、2周目に入ったストレートで先行するA・ドビツィオーゾ(ホンダ)をパスして2番手に浮上。その後はトップのペドロサとロッシが2分02秒台のペースで後続を引き離していく。7周目には3番手以下に3秒の差をつけリードを広げる2人。決着がついたのは11周目、第9コーナーでペドロサのインをついたロッシがトップにたつ。後半にかけてもロッシは2分02秒台のペースを守りペドロサを引き離す。終盤はリードを広げ4秒以上の差をつける独走で優勝した。
【レース展開】
エネルギーを消耗させる暑さのなかでロッシは、今シーズン9度目の優勝を飾った。同時に自己通算150回目の表彰台獲得を達成した。150回の記録に到達したのはジャコモ・アゴスティーニに続いてふたり目。ロッシのチームメイトのロレンソは12周目、転倒リタイヤに終わった。
2008年度チャンピオンをすでに決定しているロッシは、シーズン最後からふたつ目の今大会も好調にスタート。金曜日に行われたフリープラクティスでは、テック3・ヤマハ・チームのエドワーズに続く総合2位を獲得した。2分03秒台を上回ったのは3人だけで、そのうち第1、第2両セッションで記録したのは、第1セッションでトップに立ったロッシひとりだった。
前日の木曜日に雨が降り、フリープラクティスの第2セッションもスタート時に雨粒が落ち始めた。ロッシはピットアウトを少し遅らせる作戦をとったが、天候はそれ以上悪化せず、結局セッションのほとんどを午前中と同じドライ用のセッティングで走行することができた。
ロレンソは第1セッション、ロッシに続く2番手につける好調。しかし第2セッションの序盤で雨が降ったことで、ロレンソにとっては路面コンディションが読みづらくなり、またリアタイヤのグリップ不足もあってタイムを更新することができなかった。
翌土曜日もロッシは、午前中のドライ・セッションで前日までの好調をキープして4位。しかし午後になると、125ccクラスの予選中に雨が降り続き、モトGPの予選はウエット・コンディションで行われることになった。スタート後まもなく、再び顔を出した太陽によって路面が急速に乾いていく状況となり、ライダーたちにとっては毎周のようにコンディションが変わる難しい展開となってしまった。チームが直面した最もデリケートな問題はタイヤチョイス。路面の急速な変化に遅れずについていくことが要求されたが、ロッシとそのスタッフ、そしてブリヂストンの技術者が絶好のタイミングで適合するものを選び出し、セッションを通じて上位をキープすることができた。
終盤を迎えてロッシがトップ、ロレンソが2位につけていたが、最終ラップでペドロサがふたりを上回るタイムを記録。これでロッシが2位、ロレンソが3位となった。ロッシにとっては今季10度目、ロレンソにとっては今季8度目、連続5度目となるフロントロウ獲得であった。
エドワーズは、フロントのセッティングをシーズン序盤のものに戻したことで状況が好転。これによってフロントに対する信頼感を取り戻し、コーナースピードの向上にもつながった。土曜日の予選では、チームメイトのJ・トーズランドとともに一時はトップに立つなどポールポジション獲得もターゲットに入っていた。
路面が乾いていくなかでフルウエットのタイヤを装着していたときには問題にも直面したが、スリックに履き替えてからは、所々水たまりが残る状況のなかでも素早くフィーリングをつかんで好調な走りを見せた。セッションの残り3分の1というところからチャージを開始し、あと18分の時点で3位。その後も路面状況が良くなるにつれてタイムを上げ、残り6分でついにトップに浮上した。しかし2分02秒245のベストラップはその後ロッシに更新され、さらに終盤で3つポジションを下げることとなり、わずか0.07秒差でフロントロウを逃してしまった。トーズランドは最後の予選タイヤで2分02秒282を記録し、残り9分の時点でトップに立ったが、その後12位まで後退した。
迎えた決勝レース。出場ライダーがスターティング・グリッドに並んだ頃、気温は40度にも達しようとしていた。今回のレースは、ライダーにとってもタイヤにとっても耐久性を試されるものとなった。予選2位からスタートしたロッシは、3番手で1周目を終了。2周目にはファステストラップを記録するハイペースでドビツィオーゾをパス、さらにトップのペドロサのテールにつけていった。ペドロサとロッシの2台は徐々に後続との差を拡大。その一方で2台の差は、その後の8ラップにわたってコンマ2、3秒を持続して接戦となる。
6周目、ロッシの追撃に気づいたペドロサはペースを落としてロッシを前に行かせようとした。ところがロッシは様子をみたため、ペドロサは仕方なく再び激しくプッシュしていった。そして全21ラップのうちの11ラップ目、ロッシはついに勝負をしかける。セパンのパス・ポイントとしては第1コーナーと最終ヘアピンがよく知られているが、ロッシは思いがけない場所、第9コーナーのタイトな左でインに飛び込んだ。レース中盤を迎えると、ロッシは第9コーナーのヘアピン進入でついにペドロサをパスしてトップに浮上。その後は一気に突き放して、そのままチェッカーを受けた。ペドロサは4.008秒遅れて2位。3位にはドビツィオーゾが入った。
チームメイトのロレンソは、表彰台獲得を目指して臨んでいたが、12周目、6番手走行中に転倒してリタイヤとなった。ウイーク初日から好調で、予選では5戦連続となるフロントロウを獲得していたロレンソ。この2戦遠ざかっていた表彰台復帰を目標にしていたが、スタートで出遅れて7番手まで後退。その後もグリップ不足に悩んでペースを上げることができなかった。レース中盤になると徐々にリズムが良くなり中野真矢(ホンダ)をとらえて6番手に浮上。ところが12周目の第1コーナーでフロントを滑らせ転倒した。
エドワ-ズは、セパン・サーキットでの自己最高となる8位を獲得した。スタート直後の1コーナーで4台に抜かれて順位を下げたが、すぐにペースを取り戻して2分02秒台を記録。4周目の第2コーナーでL・カピロッシ(スズキ)をパスして8番手に浮上した。これでロレンソのテールに迫ると、6台による3位争いに加わっていった。ロレンソが11周目に転倒したため一時7番手に上がったが、15周目には再び追い上げてきたカピロッシに逆転されて8番手に後退した。路面温度42度という暑さのなかでグリップの問題も出始めていたため、再度仕掛けることはできなかったが、最後まで安定したペースをキープして8位でチェッカーを受けた。
一方チームメイトのトーズランドは、朝のウォームアップで変更を行い、ブレーキングでのフロントの安定性が向上して好調な走りを見せていたが、これを決勝での結果につなげることができなかった。序盤で16番手まで後退したあと懸命の挽回を図ったが、3周目の第6コーナーでフロントを滑らせて転倒した。幸い怪我はなく、来週の最終戦、バレンシアでは好成績を目指す。
RESULT
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | V・ロッシ | Fiat Yamaha Team | Yamaha | 43'06.007 |
2 | D・ペドロサ | Repsol Honda Team | Honda | 4.008 |
3 | A・ドビツィオーゾ | JiR Team Scot MotoGP | Honda | 8.536 |
4 | N・ヘイデン | Repsol Honda Team | Honda | 8.858 |
5 | 中野真矢 | San Carlo Honda Gresini | Honda | 10.583 |
6 | C・ストーナー | Ducati Marlboro Team | Ducati | 13.64 |
7 | L・カピロッシ | Rizla Suzuki MotoGP | Suzuki | 15.936 |
8 | C・エドワーズ | Tech3 Yamaha Team | Yamaha | 18.802 |
9 | C・バーミューレン | Rizla Suzuki MotoGP | Suzuki | 23.174 |
10 | R・ド・ピュニエ | LCR Honda MotoGP | Honda | 25.516 |
11 | J・ホプキンス | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 27.609 |
12 | A・ウエスト | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 41.399 |
13 | S・ギュントーリ | Alice Team | Ducati | 45.617 |
14 | A・デ・アンジェリス | San Carlo Honda Gresini | Honda | 49.003 |
15 | T・エリアス | Alice Team | Ducati | 59.139 |
16 | M・メランドリ | Ducati Marlboro Team | Ducati | +1'03.328 |
17 | 青木宣篤 | Rizla Suzuki MotoGP | Suzuki | +1'48.363 |
LAP CHART
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | V・ロッシ | Yamaha | 357 |
2 | C・ストーナー | Ducati | 255 |
3 | D・ペドロサ | Honda | 229 |
4 | J・ロレンソ | Yamaha | 182 |
5 | A・ドビツィオーゾ | Honda | 161 |
6 | N・ヘイデン | Honda | 144 |
7 | C・エドワーズ | Yamaha | 134 |
11 | J・トーズランド | Yamaha | 100 |
CONSTRUCTORS RANKING
順位 | コンストラクター | ポイント |
---|---|---|
1 | Yamaha | 386 |
2 | Ducati | 296 |
3 | Honda | 295 |
4 | Suzuki | 174 |
5 | Kawasaki | 86 |
COMMENT
V・ロッシ選手談(優勝)
「今日の優勝は最高にハッピー。というのも、ヤマハでの2004シーズンを含め、今までに獲得してきたすべてのタイトルは9勝とともに達成した。だからと言って次回は勝ちたくないというわけではないけれど、今僕は、この9という数字が大好きなんだ!今日は気温がとても高かったので、言葉ではいい表せないくらい辛かった。
ダニの後ろまで追いついてから何度もパスを試みたが彼はとても速くて、しかも安定していたのでなかなか抜くことができなかった。ラップを重ねるごとにパッシングポイントがはっきりしてきて、ようやくパスすることができたのでその後は一気に逃げた。このような厳しいコンディションのなかでもM1とブリヂストン・タイヤはしっかりと走ってくれた。速さをキープして優勝することを可能にしてくれたスタッフのみんなに感謝している。
素晴らしいコースで優勝できたことはとてもうれしいが、実際にはマシンと僕の実力が試されるレースだったと思っている。とくに最後の5ラップは、この暑さのなかで集中力をキープするのが大変だったんだ。いずれにしても今回の優勝は非常に重要。というのも、冬のテストで走ったときに、かなりハイペースのレース・シミュレーションを行っていたし、ブリヂストンの技術者、ピーターに勝つと約束していたんだ。あのときは無茶をしてしまったので、今回はどうしても勝たなければならなかった。それから最後になったが、250ccクラスでタイトル獲得を決定した、友達のシモンセリに祝福を贈る。ここまで来るためにどれほど頑張ってきたかわかっているので、自分のことのようにうれしいんだ」
D・ブリビオ、フィアット・ヤマハ・チーム監督談
「9勝というのは響きがいい! タイトルはすでに獲得しているので、あとは楽しんで走ることと、優勝することだけを考えて臨んでいた。そしてその通りの結果になったのだ。バレンティーノは完璧なレースをした。スタートも良く、ダニにしばらくついて行ってからパスしてトップに浮上。そしてその後は一気に引き離し、あの暑さのなかで最後まで集中力とリズムをキープした。今日も素晴らしい一日になった。そしてもうひとつ、最終戦のバレンシアも楽しみたい」
J・ロレンソ選手談(リタイヤ)
「今日はフィーリングがあまり良くなかった。表彰台を狙っていけると思っていたので、ブレーキングとアクセレーションに問題が見つかったときにはとても悔しかった。終盤の数ラップはタイヤも調子が上がらず、何度も転倒しそうになった。そして、最終的にはそれを避けることができなかったというわけだ。スタートが悪かったこともあって、戦いはどんどん厳しい状態になっていった。
スタートさえうまくいっていたら、バレンティーノやペドロサに挑んでいくこともできたはずなのに...。ここで何かを変えていかなければならない。決勝でのマシンの不具合を別にしても、昨日までのような確かな感触が得られなかったということが最大の問題。ランキング4位は自分としては納得できるものではないが、ルーキー・オブ・ザ・イヤーの可能性がまだ残っているので、チームのためにも獲得を目指したい。バレンティーノにおめでとう!最終戦も頑張っていこう!」
D・ロマニョーリ、フィアット・ヤマハ・チーム監督談
「今日は表彰台を狙っていたので、この結果は非常に残念。ホルヘは、とくにフロントについては昨日までのような良好なグリップ感を得ることができず、リズムをキープすることができなかった。スタートで出遅れ、1コーナーで大きくポジションを下げてしまったので、その時点でかなり厳しい戦いになってしまっていた。中盤になってようやくペースが上がってきたと思った矢先、転倒してしまったのだ。怪我がなかったのは幸い。最終戦を好成績で飾るため、気持ちを集中していく」
C・エドワーズ選手談(8位)
「スタートはうまくいった。フロントロウのホルヘと接触しそうになり危なかったが、何とかそれは避けることができた。でも次の関門、第1コーナーでは大勢に囲まれ、中野とカピロッシに抜かれてポジションを下げることになってしまった。それでも序盤8周くらいは好調で、タイムも2分02秒後半まで出ていたんだ。集団のすぐ後ろにつけていたが、加速で置いていかれる感じがあった。
ブレーキングでできるだけ近づき、バックストレートとメインストレートにつなげるしかなかった。今日はとても暑く路面温度もかなり高く、レース中盤くらいになるとマシンのバランスも変わってきた。リアグリップが低下し始めると、フロント荷重もなくなってきた。それで、ホルヘが転倒したときには、僕もあの1コーナー進入で同じことになりそうになっていたんだ。切り返しも大変で、それからは本当に難しい戦いになってしまったんだ。
それでもまだ上位グループにつけていたので、僕としてはただ身体を伏せて懸命にプッシュしていくだけだったが、コーナー立ち上がりがうまくいかない分、何度もミスをした。それでも終わってみれば、今回はこのコースでのベストリザルトということになった。8位は望んでいたよりもずっと低い成績だが、ベストを尽くしたことだけは間違いない。来週はヤマハとチームのためにも最終戦を好成績で飾り、2009シーズンにつなげていきたい」
J・トーズランド選手談(リタイヤ)
「今回は初日から絶好調というわけにはいかなかったが、今朝のウォームアップでようやく、トンネルの向こうにかすかな光が見えた。でも日曜の朝になってから見つかっても、それをしっかりとセッティングにつなげ、フロントのフィーリングを向上させるまでの時間はなかったんだ。
一番の問題だったハンドリングは、フロントを上げることでいくらか良くなったようだ。ブレーキングとコーナー進入で特にひどく、そのおかげで、その後のすべてがめちゃくちゃになった。
ブレーキングが少しうまくできるようになると、コーナー進入も立ち上がりもバランスが良くなった。予選12位からでは、とくにこのコースでは厳しい。最初の第1コーナーでは他のライダーよりもブレーキングを遅らせることで何台か抜いたが、そのあとはらんでしまって、結局ドッグファイトになってしまった。ドピュニエ、ウエストとバトルした後、ペースをつかんだところで転倒してしまった。
タイヤについては耐久性を考えて硬めのフロントを選んでいた。今思えば、あと1周しっかりと暖めておけばよかったのかもしれない。ハードに攻め過ぎて、とうとう第6コーナーでフロントを滑らせてしまったんだ。遅れを取り戻そうと頑張り過ぎて、そのつけをはらうことになったという訳だ。ウォームアップで8位のタイムが出たときには自信を持ったし、マシンは良くなっていただけに、悔しい気持ちでいっぱいだ。この借りは次のバレンシアで返したい」
H・ポンシャラル、テック3・ヤマハ・チーム監督談
「ウイークを通じて比較的好調だっただけに、今日の結果は残念だ。コーリンは初日の金曜日から、決勝用タイヤでとても速かったし、予選でも2列目を獲得することができた。ドライのレースでは5位以内を狙えると思っていたのだ。スタートがあまりうまくいかったが、その後は集団の後ろにぴったりとつけてチャンスを窺っていた。懸命に頑張っていたが、パスをしかけるまでには届かなかったのだ。
トーズランドについては10位以内を期待していた。というのも朝のウォームアップで行った変更でフィーリングが良くなり、自信をつけていたからだ。ところが結果は思うようにはならなかった。スタートで出遅れ、それを取り戻そうと頑張り過ぎて転倒した。でも考え方によっては、もしもそのまま何もせず淡々と走っていれば、後ろからついて行くことしかできない。だから結果は残念なものに終わったが、少なくとも一生懸命にトライしたことは良かったと思う。次回のバレンシアは何としても好成績を狙いたい。チームランキング4位は依然として可能性が残っているので、そのためにもテック3のすべてのスタッフが、全力を尽くして戦う」
中島雅彦フィアット・ヤマハ・チーム総監督談
「マレーシアGPが行われるセパンサーキットは年間を通して高温多湿で真夏の日本に近い気候のため、シーズン前の冬季テストに利用され各チームが走り込んでいます。日中は暑くなり、路面温度が50度を超すこともありますが、午後になると激しいスコールで短時間に大量の雨が降ることが多く、予想できないコンディションに悩まされます。サーキットレイアウトは2本の長いストレート、低速、高速コーナーが続き、ライダー、マシン、タイヤにとってタフなサーキットです。
今週末もコンディションの変化で思ったようセットアップの時間が取れず苦しみましたが、ロッシ選手はうまくレースをコントロールし独走で今季9勝目を上げる事が出来ました。残念ながらエドワード選手は8位、ロレンソ選手、トーズランド選手は転倒リタイヤと、本来の力を発揮できず厳しいレースとなりましたが、最終戦のバレンシアでは来年へつなげる上で重要なレースとなります。有終の美を飾れるように気持ちを切り替えて臨みたいと思います」