ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.17 10月21日 マレーシア
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第17戦マレーシアGP
■開催日:2007年10月19日(金)1日目総合結果
■開催地:マレーシア/セパン(5.548km)
■コースコンディション(フリー走行2):ドライ
■気温:29度 ■路面温度:31度
REPORT
フィアット・ヤマハ・チームの両ライダー、初日苦戦
2007シーズン最後から2戦目となるマレーシアGPのフリープラクティスが行われ、フィアット・ヤマハ・チームのC・エドワーズとV・ロッシはそれぞれ14位と16位。総合1位につけたのは2分02秒917を記録したR・ド・ピュニエ。
シーズン開幕前にテストを行った後、舗装工事が行われたセパンサーキット。午前中の第1セッションは新しい路面の感触をつかむことに費やし、ロッシが7位、エドワーズが15位で走行を終了した。昼休みの間に雨が降ったため午後はウエットコンディションで始まったが、その後、路面は急速に乾いていく。そのなかでロッシとエドワーズはマシンとタイヤのセットアップに多くの時間を割いたが、いずれもグリップが不十分で調子が上がらず、今晩から明日にかけての作業に課題を残すこととなった。
RESULT
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | R・ド・ピュニエ | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 2'02.917 |
2 | C・ストーナー | Ducati Marlboro Team | Ducati | 2'02.928 |
3 | M・メランドリ | Honda Gresini | Honda | 2'03.661 |
4 | D・ペドロサ | Repsol Honda Team | Honda | 2'03.767 |
5 | A・ウエスト | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 2'03.825 |
6 | T・エリアス | Honda Gresini | Honda | 2'04.031 |
7 | S・ギュントーリ | Tech3 Yamaha Team | Yamaha | 2'04.094 |
8 | C・バーミューレン | Rizla Suzuki MotoGP | Suzuki | 2'04.455 |
9 | J・ホプキンス | Rizla Suzuki MotoGP | Suzuki | 2'04.494 |
10 | N・ヘイデン | Repsol Honda Team | Honda | 2'04.752 |
11 | C・チェカ | Honda LCR | Honda | 2'04.770 |
12 | A・バロス | Pramac d'Antin | Ducati | 2'04.774 |
13 | L・カピロッシ | Ducati Marlboro Team | Ducati | 2'04.940 |
14 | C・エドワーズ | FIAT Yamaha Team | Yamaha | 2'05.162 |
15 | 青木 宣篤 | Rizla Suzuki MotoGP | Suzuki | 2'05.234 |
16 | V・ロッシ | FIAT Yamaha Team | Yamaha | 2'05.421 |
17 | C・デイビス | Pramac d'Antin | Ducati | 2'05.897 |
18 | 中野 真矢 | Konica Minolta Honda | Honda | 2'05.939 |
19 | 玉田 誠 | Tech3 Yamaha Team | Yamaha | 2'06.429 |
20 | Ku・ロバーツ | Team Roberts | KR212V | 2'07.033 |
COMMENT
C・エドワーズ選手談(フリー走行総合14番手/2分05秒162)
「正直、本当に悔しいよ! リアタイヤは、以前に試してうまくいくことがわかっていたもので、これは今回も問題なし。ところがフロントのほうがうまくグリップしてくれなかったので、自信を持って走れなかった。決してさぼったというわけじゃなくて、自分では徹底的に攻めたつもりだが、結局問題は解決できないままだ。新しい路面のフィーリングはまったくだめ。とても不安定な感じで、これが状況を難しくしてしまっているのだと思う。明日になればもっとゴムがついてくれて良くなっていると期待したい。今晩しっかりと問題を分析し、明日以降に賭けたい」
V・ロッシ選手談(フリー走行総合16番手/2分05秒421)
「とても厳しい状況。好きなコースで、しかも僕らのマシンが良く走ってくれていたコースで、今回は16位だなんて悔しすぎる! グリップしてくれなくて、とくにフロントがひどかったんだけど、まったくペースが上がらないんだ。たくさんのタイヤを試したし、セッティングもいろいろ変えてみた。でも今までのところは、ほとんど成果が見られない。新しいアスファルトはあまり良くないけれど、他のライダーたちは問題なく走っているわけだから、文句は言えない。とにかく何か解決策を見つけ出して、改善していかなければならない。これからミーティングを行ってアイディアを出し合いたい。明日は晴れてくれるといいな。ウエットだと余計に難しくなるからね」
D・ブリビオ、フィアット・ヤマハ・チーム監督談
「二人とも大変な状態で、課題が山積みだ。走り慣れて、データも十分にあり、好記録も残しているサーキットなのに、路面が新しくなったことで状況がすっかり変わってしまった。ちゃんとグリップしてくれないんだ。今日のこの結果をしっかりと分析し、解決策を見いだして、この路面、この条件のなかでうまく機能してくれるマシンとタイヤのコンビネーションを探さなければならない。まだ金曜日だから、何とか明日、大きく前進したい」
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