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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.15 9月23日 日本

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第15戦日本GP
■開催日:2007年9月22日(土)予選結果
■開催地:日本/もてぎ(4.801km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:32度 ■路面温度:45度
■PP:D・ペドロサ(ホンダ/1分45秒864)

REPORT

ロッシ、フロントロウ獲得!

フィアット・ヤマハ・チームのV・ロッシが予選2番手、今季10回目のフロントロウを獲得した。フロントロウはすべてミシュランユーザーで、ロッシはD・ペドロサ(ホンダ)とN・ヘイデン(ホンダ)の間からのスタートとなる。C・エドワーズも、7位に入り3列目グリッドを決めた。

初日のフリー走行では14番手だったロッシだったが、2日目の朝は調子を上げ、午前のフリー走行では2番手に。しかし午後の予選では 1周目からオーバーランを喫し、セッション中盤まで18番手に留まっていた。一方のエドワーズも予選序盤は、ロッシの一つ上の17番手と苦戦したが、両ライダーともセッティングを煮詰め、決勝タイヤが決まっていくにつれて少しずつ調子を上げていった。

予選タイヤに履き替えるとロッシはペースを上げ、予選タイヤでの1周目に2番手までポジションアップ。その後、2本目の予選タイヤに履き替えてさらにタイムを短縮。一時はトップタイムを出したがペドロサのタイムには届かなかった。ロッシはミシュランタイヤで2回に渡り素晴らしいタイムを出したが、最終コーナーで小さなミスをおかしコンマ数秒の差でペドロサに及ばなかった。エドワーズも2周に渡り、好タイムを叩き出し6位を手中にしたかに見えたが、僅差でT・エリアス(ホンダ)に抜かれて7番手で終えた。

決勝は明日の14時開始。気温は今日と同じくらい上昇し、30度を越えることが予想されており、ライダーとマシンにとって耐久性が試される。タイトル獲得の可能性を失わないためには、ロッシはC・ストーナー(ドゥカティ)よりも前でゴールしなければならない。ストーナーは予選を9位で終え、決勝では3列目グリッドアウト側からのスタートとなる。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 D・ペドロサ Repsol Honda Team Honda 1'45.864
2 V・ロッシ FIAT Yamaha Team Yamaha 1'46.255
3 N・ヘイデン Repsol Honda Team Honda 1'46.575
4 R・ド・ピュニエ Kawasaki Racing Team Kawasaki 1'46.643
5 T・エリアス Honda Gresini Honda 1'46.804
6 A・ウエスト Kawasaki Racing Team Kawasaki 1'46.912
7 C・エドワーズ FIAT Yamaha Team Yamaha 1'46.997
8 L・カピロッシ Ducati Marlboro Team Ducati 1'47.047
9 C・ストーナー Ducati Marlboro Team Ducati 1'47.121
10 M・メランドリ Honda Gresini Honda 1'47.136
11 J・ホプキンス Rizla Suzuki MotoGP Suzuki 1'47.163
12 中野 真矢 Konica Minolta Honda Honda 1'47.295
13 秋吉 耕佑 Rizla Suzuki MotoGP Suzuki 1'47.316
14 C・チェカ Honda LCR Honda 1'47.334
15 A・バロス Pramac d'Antin Ducati 1'47.367
16 玉田 誠 Tech3 Yamaha Team Yamaha 1'47.714
17 C・バーミューレン Rizla Suzuki MotoGP Suzuki 1'47.914
18 S・ギュントーリ Tech3 Yamaha Team Yamaha 1'48.085
19 柳川 明 Kawasaki Racing Team Kawasaki 1'48.569
20 伊藤 真一 Pramac d'Antin Ducati 1'49.548
21 Ku・ロバーツ Team Roberts KR212V 1'50.035

COMMENT

V・ロッシ選手談(予選2位)

「今日はとても調子がいい。昨日はトラブルに悩まされただけに、今日のこの結果には満足している。ここまでかなり苦しかったが、チームのみんながとても頑張ってくれたおかげで今日はずっと良くなったんだ。

いくつかモディファイを試し、スロットルが扱いやすくなったしタイヤのグリップも好調。実際タイヤについては大幅に前進していて、M1を良いリズムで思い通りに走らせられた。午後からのセッションでは再度いくつかのトライをして、この時はちょっと上手くいかないところもあったが、午前中の成果は大きかった。ペドロサが僕よりも少し良いペースで走っているので、これに対処していく予定。でも僕もすでに十分に良いポジションにいてフロントロウからスタートできる。このことが今はとても重要だ。

2本目に使った予選タイヤで2ラップすることができたので良かった。ミシュランがニュータイヤを用意してくれて、2周目にアタックするように言われていた。それが功を奏したんだ。これは大いに励みになる。今はただ明日のレースを楽しみにしている。この暑さのなかではかなり厳しいものになるだろうが、ベストを尽くして結果を待つ」

C・エドワーズ選手談(予選7位)

「今日はニュータイヤに関してとても大きな成果が得られた。扱い方がわかってきたし、ベースセッティングを詰めていくなかでもうまく機能してくれた。マシンを少し調整したら、今日は全体的にとても良くなったんだ。午後からの予選は序盤でかなり苦労した。最大限の力でハードに攻めたが、それでもトップからは2秒も差をつけられてしまった。そのあと決勝で使う予定のタイヤに履き替えたら、同じように走っているつもりなのに突然速くなったんだ。タイヤとマシンセッティングの面で、このコースは非常に神経質。だから本当にぴったりと合うものを見つけなければならない。

1本目の予選タイヤではラップタイムが安定せず、2本目ではペースが上がったものの、前のライダーに追いついたところでちょっと集中力を欠いてしまいタイムロスしてしまった。僕のために懸命に頑張ってくれたスタッフたちに感謝している」

D・ブリビオ、フィアット・ヤマハ・チーム監督談

「昨日はかなり苦労したので、その点で今日はとても良い仕事ができたと思う。バレンティーノはレースペースが好調。しかも今回もまたフロントロウを獲得することができたのは大きな意味がある。コーリンのほうはいくつか課題が残されたが、バレンティーノ同様、大幅にペースを上げてきているのでスタートがうまくいけばいいレースができるだろう。

このあとはもう少し詳細な分析を行う予定で、二人に最高のマシンを提供するべくエンジニアたちが全力を注ぐ。このコースで24ラップを走るということは、タイヤ、ブレーキ、エンジンにかなりの負担がかかることになる。これに対処するために、すべての条件を完璧にしておかなければならない。先週と同じようなエキサイティングなレースを期待している。二人が最後まで上位で走りきれるよう願っている」

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