ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.15 9月23日 日本
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第15戦日本GP
■開催日:2007年9月21日(金)1日目総合結果
■開催地:日本/もてぎ(4.801km)
■コースコンディション(フリー走行2):ドライ
■気温:34度 ■路面温度:46度
REPORT
初日、C・エドワーズが11番手、V・ロッシが14番手
焼けるような太陽の下、第15戦日本GPがツインリンクもてぎで開催され、午後のフリー走行では最高気温が34度を記録した。フィアット・ヤマハ・チームのC・エドワーズとV・ロッシの両ライダーはそれぞれ初日を11位と14位で終え、ライダーにとってもチームにとっても、やや厳しいものとなった。トップはD・ペドロサ(ホンダ)だった。
ポルトガルGPでの見事な勝利のわずか5日後、ロッシは少し控えめな初日スタートとなった。午前のセッションでは5位だったが、午後になるとテクニカルな問題に苦しみ、スペアマシンで走行した結果、14位で終えることとなった。
一方エドワーズは、午前は13位につけ、午後のセッションはマシンのセッティングを変更して挑んだが、2つ順位を上げるにとどまった。
RESULT
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | D・ペドロサ | Repsol Honda Team | Honda | 1'47.865 |
2 | R・ド・ピュニエ | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 1'48.254 |
3 | M・メランドリ | Honda Gresini | Honda | 1'48.351 |
4 | J・ホプキンス | Rizla Suzuki MotoGP | Suzuki | 1'48.361 |
5 | C・ストーナー | Ducati Marlboro Team | Ducati | 1'48.444 |
6 | 秋吉 耕佑 | Rizla Suzuki MotoGP | Suzuki | 1'48.457 |
7 | L・カピロッシ | Ducati Marlboro Team | Ducati | 1'48.499 |
8 | A・ウエスト | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 1'48.529 |
9 | N・ヘイデン | Repsol Honda Team | Honda | 1'48.552 |
10 | 玉田 誠 | Tech3 Yamaha Team | Yamaha | 1'48.581 |
11 | C・エドワーズ | FIAT Yamaha Team | Yamaha | 1'48.614 |
12 | 中野 真矢 | Konica Minolta Honda | Honda | 1'48.697 |
13 | C・チェカ | Honda LCR | Honda | 1'48.715 |
14 | V・ロッシ | FIAT Yamaha Team | Yamaha | 1'48.736 |
15 | T・エリアス | Honda Gresini | Honda | 1'48.827 |
16 | S・ギュントーリ | Tech3 Yamaha Team | Yamaha | 1'49.207 |
17 | A・バロス | Pramac d'Antin | Ducati | 1'49.392 |
18 | C・バーミューレン | Rizla Suzuki MotoGP | Suzuki | 1'49.555 |
19 | 柳川 明 | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 1'50.229 |
20 | 伊藤 真一 | Pramac d'Antin | Ducati | 1'50.769 |
21 | Ku・ロバーツ | Team Roberts | KR212V | 1'51.167 |
COMMENT
C・エドワーズ選手談(フリー走行総合11番手/1分48秒614)
「午前中のセッションと午後からの最初の方もまったくいいところがなかった! セッティングもタイヤもいいものが見つからなくて、あとはただ祈ることしかできなかったよ。でも午後中盤で、最後に残っていたタイヤを試したら、一気に1秒も速くなった。ということは少なくとも、方向性は間違っていないということなんだ。セッティングにしてもタイヤにしても、やらなければならないことがまだとてもたくさん残っている。だから状況を慎重に判断しながら、今晩残された時間を最大限に活用しなければならない。トップのペースから2秒も離されていたところを1秒にまで縮めたけど、それでもまだまだ足りない。明日は全力で引っ張っていくよ!」
V・ロッシ選手談(フリー走行総合14番手/1分48秒736)
「今日は本当に暑かったんだ! 想像していたよりもずっとね。2台のマシンはそれぞれ異なるセッティングにしてあるが、調子の良かったマシンにトラブルが出てしまった。もう1台のマシンは僕とうまく合ってくれなかったので、結局14位という結果に終わってしまった。まだまだ先は長いよ。タイヤについても状況はあまり良くなくて、まだ多くの課題がある。でも他のミシュランユーザーが結構前の方へいっているので、タイヤ自体は悪くないはずなんだ。今のところ状況は芳しくないが、これを何とか転換していかなければならない。まだ1日目だし、いくつかのことを改善できれば必ずもっと上へいけるはず。明日も全力で臨んで、今度は良い結果を見せるよ」
D・ブリビオ、フィアット・ヤマハ・チーム監督談
「やるべきことがたくさんある。今日は自分たちの状況を見極めるのに費やしたんだが、両ライダーともに問題を抱えているのは明らか。この状況を打開するために最善を尽くさなければならない。使えるタイヤの中でベストなものを選ぶことができれば強みになり、今日の順位より上にいけると思う。ロッシは午後、エンジンに問題を抱えていたから、何が起こっているのかを注意深く見ていくよ」
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