ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.14 9月16日 ポルトガル
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第14戦ポルトガルGP
■開催日:2007年9月15日(土)予選結果
■開催地:ポルトガル/エストリル(4.182km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:27度 ■路面温度:36度
■PP:N・ヘイデン(ホンダ/1分36秒301)
REPORT
V・ロッシ&YZR-M1が3位、フロントロウスタート
フィアット・ヤマハ・チームのV・ロッシは予選3位、前回に続きフロントロウを獲得した。チームメイトのC・エドワーズは6位。
ウイーク初日から好調のロッシは、2日目の今日も午前中のフリープラクティスでC・ストーナー(ドゥカティ)に続く2番手。レースセッティングでは終始、好調なペースをキープして3位以降に下がることはなかった。一方のエドワーズのほうは依然として調子が上がらず13位。
フリープラクティス終盤で二人は予選タイヤを試したが、これが思うように機能しなかったため、予選に残されたのは1本のみ。ロッシは一時トップに立ったが、ストーナー、N・ヘイデン(ホンダ)に先行されて3位となった。エドワーズはタイムを上げて一時5位に浮上。その後テック3・ヤマハ・チームの玉田誠に抜かれて6位となった。
RESULT
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | N・ヘイデン | Repsol Honda Team | Honda | 1'36.301 |
2 | C・ストーナー | Ducati Marlboro Team | Ducati | 1'36.341 |
3 | V・ロッシ | FIAT Yamaha Team | Yamaha | 1'36.576 |
4 | 玉田 誠 | Tech3 Yamaha Team | Yamaha | 1'36.736 |
5 | D・ペドロサ | Repsol Honda Team | Honda | 1'36.829 |
6 | C・エドワーズ | FIAT Yamaha Team | Yamaha | 1'36.904 |
7 | M・メランドリ | Honda Gresini | Honda | 1'37.157 |
8 | S・ギュントーリ | Tech3 Yamaha Team | Yamaha | 1'37.189 |
9 | T・エリアス | Honda Gresini | Honda | 1'37.246 |
10 | J・ホプキンス | Rizla Suzuki MotoGP | Suzuki | 1'37.280 |
11 | C・チェカ | Honda LCR | Honda | 1'37.296 |
12 | C・バーミューレン | Rizla Suzuki MotoGP | Suzuki | 1'37.365 |
13 | 中野 真矢 | Konica Minolta Honda | Honda | 1'37.530 |
14 | A・バロス | Pramac d'Antin | Ducati | 1'37.550 |
15 | L・カピロッシ | Ducati Marlboro Team | Ducati | 1'37.733 |
16 | A・ウエスト | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 1'37.885 |
17 | A・ホフマン | Pramac d'Antin | Ducati | 1'37.959 |
18 | R・ド・ピュニエ | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 1'38.271 |
19 | Ku・ロバーツ | Team Roberts | KR212V | 1'39.017 |
COMMENT
V・ロッシ選手談(予選3位/1分36秒576/28周)
「今回はフリープラクティスからずっと好調。ペースも速いしリズムもいいので、明日の決勝に期待している。フロントロウ獲得は良かった。もちろんいつもポールポジションを狙っているが、一番大切なのは、決勝のためにフロントロウにつけることなんだ。
今日は新しい種類の予選タイヤを試してみたが、あまり良くなかったので、勝負をかけられたのは1周しかなかった。その1周で好タイムが出せてよかった。レースタイヤのほうはとても良かったので、僕ら以外のミシュランユーザーも速い。だから明日は大勢がストーナーに迫るだろう。彼とバトルしたい、とくにレースの前半ではね。ここまでの仕事ぶりには自分で満足できている。マシンはこのコースのタイトコーナーをうまく走ってくれている。明日の決勝が楽しみだ」
C・エドワーズ選手談(予選6位/1分36秒904/25周)
「セッション後半になって、スイングアームの設定を以前に使用して良かったものに戻してみた。そうしたら少し調子が良くなったんだ。バレンティーノのものとほんの1ミリくらいの違いなんだけれど、僕にとってはこれがすべてを変えてくれた。ラップタイムも良くなったが、新しい予選タイヤを試したらうまく走れなくて、また順位を下げてしまった。これで予選タイヤは残り1本。こういう状況は理想的ではないよ。だってふつうなら、アタック1本目でタイムを出して自信をつけ、そしてもう1本でそれを着実にしていくんだからね。予選ではシケインで一度ミスをしてしまった。でもここまでのことを考えればグリッド2列目は上出来だろう。明日は厳しい戦いになるが、ひたすら前を目指してがんばるしかない」
D・ブリビオ、フィアット・ヤマハ・チーム監督談
「今回はここまでとても順調だ。バレンティーノはペースも良く、ライバルたちとも非常に近い位置にいる。目標にしていたフロントロウを獲得できたので、明日は最後までバトルして、そしてレースをエンジョイしたいと思う。コーリンも予選では好タイムを記録し、良いグリッドを確保した。去年はトップグループでいいレースができていたので期待できる。そのために我々はこれから徹夜で最終調整に取り組む」
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