ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.14 9月16日 ポルトガル
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第14戦ポルトガルGP
■開催日:2007年9月14日(金)1日目総合結果
■開催地:ポルトガル/エストリル(4.182km)
■コースコンディション(フリー走行1):ドライ
■気温:23度 ■路面温度:35度
REPORT
初日、玉田が2番手、V・ロッシが3番手
フィアット・ヤマハ・チームのV・ロッシは、ポルトガルGPフリープラクティス初日に好調をアピール、総合3位につけた。ここエストリルでは、これまで7回の出場すべてで表彰台を獲得しており、その経験を生かして基本セッティングも早々に仕上がった。その一方でチームメイトのC・エドワーズは、調子が上がらず13位に留まった。
午前中の第1セッションでは暖かい日差しのもと、ロッシ、エドワーズともに安定した走りを見せてそれぞれ2位、4位と好調。午後からのセッションでもロッシは前進を続けて午前のタイムを更新、トップのC・ストーナーに0.170秒差で3位を獲得した。
2位にはテック3・ヤマハ・チームの玉田誠が入った。エドワーズは順調にスタートしたもののその後問題が発生、午前中のタイムを更新することができず13位となった。
RESULT
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | C・ストーナー | Ducati Marlboro Team | Ducati | 1'37.950 |
2 | 玉田 誠 | Tech3 Yamaha Team | Yamaha | 1'37.989 |
3 | V・ロッシ | FIAT Yamaha Team | Yamaha | 1'38.120 |
4 | D・ペドロサ | Repsol Honda Team | Honda | 1'38.201 |
5 | R・ド・ピュニエ | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 1'38.287 |
6 | J・ホプキンス | Rizla Suzuki MotoGP | Suzuki | 1'38.471 |
7 | L・カピロッシ | Ducati Marlboro Team | Ducati | 1'38.481 |
8 | N・ヘイデン | Repsol Honda Team | Honda | 1'38.518 |
9 | A・バロス | Pramac d'Antin | Ducati | 1'38.613 |
10 | S・ギュントーリ | Tech3 Yamaha Team | Yamaha | 1'38.630 |
11 | C・バーミューレン | Rizla Suzuki MotoGP | Suzuki | 1'38.655 |
12 | C・チェカ | Honda LCR | Honda | 1'38.669 |
13 | C・エドワーズ | FIAT Yamaha Team | Yamaha | 1'38.677 |
14 | A・ウエスト | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 1'38.723 |
15 | 中野 真矢 | Konica Minolta Honda | Honda | 1'38.761 |
16 | T・エリアス | Honda Gresini | Honda | 1'38.843 |
17 | M・メランドリ | Honda Gresini | Honda | 1'38.919 |
18 | A・ホフマン | Pramac d'Antin | Ducati | 1'39.117 |
19 | Ku・ロバーツ | Team Roberts | KR212V | 1'42.227 |
COMMENT
V・ロッシ選手談(フリー走行3番手/1分38秒120/55周)
「今日はとってもハッピーな気分。というのはニューエンジンの調子が良かったし、前回テストで見つけたニュータイヤもとても良く走ってくれたからだ。小さな問題はあったけれど、全体的にはかなり走りやすくなってきたと思う。はじめから十分に速く、マシンセッティングについてもいい仕事ができた。玉田は午後から予選タイヤを使っていたので、レースタイヤでは僕が2位だというわけ。しかもストーナーにかなり近い。マシンのフィーリングは悪くない。また一歩前へと進めた感じがしている。これからやらなければならないことは、問題の発生しやすい決勝後半のことを考えること。幸い明日も晴れるらしいから路面コンディションはもっと良くなってくれるだろう」
C・エドワーズ選手談(フリー走行13番手/1分38秒677/50周)
「午前中はすべてがうまくいっていた。完璧というわけではなかったが、すべりだしとしては悪くなかったんだ。午後のセッションの目標も立てていたが、それは残念ながら達成できず、逆にポジションを落としてしまった。トラクションが不十分で、いきたいところで思うようにいけないような感じ。かなりフラストレーションがたまってしまった。今晩、しっかりとデータを分析し、明日は今日の午前中のセッティングに戻してみるつもり。正しい方向性を見つけ出す自信はあるので、明日は予選グリッドの好位置を狙っていく」
D・ブリビオ、フィアット・ヤマハ・チーム監督談
「バレンティーノは良かったが、コーリンはかなり苦戦した。バレンティーノは、前回に続きニューエンジンを使用して一定の成果を得ることができた。しかもタイヤもとても良く機能してくれているので、全体にうまくまとまっている。ペースもトップに迫っており、初日ですでに十分に仕上がっているようなので、明日もこのままの方向性でさらに煮詰めていく予定。一方、コーリンについてはもう少し作業が必要。今日のデータを慎重に分析して、明日につなげたい。午前中は好調だったのだから自信はある。明日はセッティングを元に戻してみるつもりだ」
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