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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.13 9月2日 サンマリノ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第13戦サンマリノGP
■開催日:2007年9月1日(土)予選結果
■開催地:イタリア/ミサノ(4.180km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:23度 ■路面温度:42度
■PP:C・スト―ナー(ドゥカティ/1分33秒918)

REPORT

ロッシが予選2位

フィアット・ヤマハ・チームのV・ロッシが予選2位を獲得し、3レースぶりにフロントロウに戻ってきた。ポールポジションはC・ストーナー(ドゥカティ)で、その差は0.176秒。3位にはN・ヘイデン(ホンダ)がつけた。ロッシのチームメイトのC・エドワーズは調子が上がらず9位、3列目に留まった。

1,000人を越えるロッシのファンが、ロッシが育った町、タブリアを出発、徒歩でミザノまでやって来てコースを埋めていた。昨日は悪天候に見舞われて午後からのプラクティスがキャンセルされたため、今日の午前中に1時間の走行が追加された。合計2時間のフリープラクティスのなかでタイヤとマシンセットアップに取り組み、ロッシが2位、エドワーズが5位と順調なスタートを見せた。

午後からの公式予選は晴天に恵まれ、気温も20度前半と絶好のコンディション。残り10分で予選タイヤを履きタイムアタックを開始したロッシは、一時トップに立ったが、その後ストーナーに逆転されてしまう。一方のエドワーズも最初のアタックでトップに立つが、他のライダーがタイムを上げてくるなかで徐々に順位を下げた。そしていよいよ最後の2分、ロッシは2度目のトライでさらにタイムを上げて再びトップへ。しかしまたもストーナーに抜かれて2位となった。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 C・ストーナー Ducati Marlboro Team Ducati 1'33.918
2 V・ロッシ FIAT Yamaha Team Yamaha 1'34.094
3 N・ヘイデン Repsol Honda Team Honda 1'34.469
4 R・ド・ピュニエ Kawasaki Racing Team Kawasaki 1'34.506
5 J・ホプキンス Rizla Suzuki MotoGP Suzuki 1'34.536
6 D・ペドロサ Repsol Honda Team Honda 1'34.580
7 C・チェカ Honda LCR Honda 1'34.628
8 C・バーミューレン Rizla Suzuki MotoGP Suzuki 1'34.717
9 C・エドワーズ FIAT Yamaha Team Yamaha 1'34.768
10 A・ウエスト Kawasaki Racing Team Kawasaki 1'34.939
11 S・ギュントーリ Tech3 Yamaha Team Yamaha 1'35.202
12 M・メランドリ Honda Gresini Honda 1'35.236
13 L・カピロッシ Ducati Marlboro Team Ducati 1'35.283
14 中野 真矢 Konica Minolta Honda Honda 1'35.389
15 T・エリアス Honda Gresini Honda 1'35.632
16 玉田 誠 Tech3 Yamaha Team Yamaha 1'35.865
17 A・バロス Pramac d'Antin Ducati 1'35.897
18 Ku・ロバーツ Team Roberts KR212V 1'36.605
19 A・ホフマン Pramac d'Antin Ducati 1'36.659

COMMENT

V・ロッシ選手談(予選2位/1分34秒094/29周)

「今日のサーキットの雰囲気は最高だったよ! 大勢のファンが来てくれていて、コース中が黄色に染まっていたんだからね。そんな中だから僕としてはどうしても好成績を挙げなければならなかった。今日も全力を注いで走りきったので、結果には満足している。フロントロウはドニントン以来で、またこの場所に戻ってくることができて、ホッとしてるんだ。

今のところコースはとても気に入っている。テクニカルで、何カ所かとてもいいところもある。タイトすぎないから走りを楽しむこともできる。路面にギャップがところどころあるが、それほどひどいものではなく、僕らのマシンにはとても合ったコースだと思う。ミシュランタイヤもよく機能してくれているので、以前のように自分の思い通りに走ることができるようになったんだ。ケイシーが今回もとても速く、決勝は厳しい戦いになるだろうが、フロントロウからスタートできるからずっと楽なはずだ。明日を楽しみにしている」

C・エドワーズ選手談(予選9位/1分34秒768/28周)

「午前中は悪くなかったんだ。何カ所か変更を加えたら、さらに良くなっていたしね。決して簡単ではなかったけれど、自分で納得しながら走行でき、フィーリングもとても良かったんだ。午後からの予選に向けて、コースに合わせて二つのマイナーチェンジを行ったが、残念ながら計画通りにはいかず、どんどんはまっていってしまった。

それですぐに午前中のセッティングに戻したら再びフィーリングが向上した。予選タイヤを履いて1秒近く縮めることができたが、それではまだ足りなかった。タイヤに関してはサイドグリップに問題があるようで、深くまで寝かせることができなくなってしまったんだ。もう少し妻(マシン)の言葉を聞いていれば、つまり、ブレーキをもうちょっと遅らせて、もうちょっと早くアクセルを開けていれば、あとコンマ3秒は縮められたはずなんだけど…」

D・ブリビオ、フィアット・ヤマハ・チーム監督談

「バレンティーノがまたフロントロウに戻ってきた! とくにこのコースのようにパッシングが難しいコースでは、非常に重要なことだ。チームと協力して、限られた走行時間のなかで良い仕事をしてくれた。このあとは我々が、明日の決勝で最高のパフォーマンスができるように最終調整を行うだけだ。コーリンのほうも可能性は十分にあったが、残念ながら結果につながらなかった。ここはパスできる場所が少ないので、3列目スタートはかなり厳しい状況だと言わざるを得ない。我々も彼のためにベストを尽くす。明日は素晴らしいレースを期待している」

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