ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.12 8月19日 チェコ
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第12戦チェコGP
■開催日:2007年8月17日(金)1日目総合結果
■開催地:チェコ共和国/ブルノ(5.403km)
■コースコンディション(フリー走行2):ドライ
■気温:23度 ■路面温度:29度
REPORT
ギュントーリがトップ ロッシとエドワーズは6番手、13番手
チェコのブルノで開催されるMotoGP第12戦。フィアット・ヤマハ・チームのV・ロッシとC・エドワーズはそれぞれ6位、13位でフリープラクティスを終えた。
前日の木曜日は照りつける太陽がコースを焦がしたが、夜中に降った雨が気温を下げ、フリープラクティス開始の今日は23度ととても過ごしやすいコンディション。ヤマハの二人は午前中のセッションで4位と5位。午後からはセットアップと最終的なタイヤチョイスに集中しながら、ロッシは午前中のタイムを約1秒更新して総6位、エドワーズは問題もあり13位に留まった。トップはテック3・ヤマハ・チームのS・ギュントーリ。
RESULT
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | S・ギュントーリ | Tech3 Yamaha Team | Yamaha | 1'58.362 |
2 | C・ストーナー | Ducati Marlboro Team | Ducati | 1'58.568 |
3 | J・ホプキンス | Rizla Suzuki MotoGP | Suzuki | 1'58.868 |
4 | L・カピロッシ | Ducati Marlboro Team | Ducati | 1'58.969 |
5 | R・ド・ピュニエ | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 1'59.064 |
6 | V・ロッシ | FIAT Yamaha Team | Yamaha | 1'59.176 |
7 | D・ペドロサ | Repsol Honda Team | Honda | 1'59.266 |
8 | N・ヘイデン | Repsol Honda Team | Honda | 1'59.466 |
9 | 玉田 誠 | Tech3 Yamaha Team | Yamaha | 1'59.494 |
10 | C・バーミューレン | Rizla Suzuki MotoGP | Suzuki | 1'59.508 |
11 | A・バロス | Pramac d'Antin | Ducati | 1'59.738 |
12 | C・チェカ | Honda LCR | Honda | 1'59.857 |
13 | C・エドワーズ | FIAT Yamaha Team | Yamaha | 2'00.001 |
14 | T・エリアス | Honda Gresini | Honda | 2'00.271 |
15 | A・ウエスト | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 2'00.398 |
16 | 中野 真矢 | Konica Minolta Honda | Honda | 2'00.793 |
17 | M・メランドリ | Honda Gresini | Honda | 2'01.318 |
18 | Ku・ロバーツ | Team Roberts | KR212V | 2'01.725 |
19 | I・シルバ | Pramac d'Antin | Ducati | 2'01.854 |
COMMENT
V・ロッシ選手談(フリー走行6番手/1分59秒176/42周)
「1日目としてはまずまずのでき。いつもの金曜日と同じでマシンセットアップに専念した。午前中は好調で、午後からはさらに良くなった。ちょっと面白いことも発見して、それが明日、あさっても役に立ってくれそうだ。とは言え、これで終わりじゃなくて、これからもっと改善しなければならないことがたくさんある。そしてもっと速くなるんだ!
タイヤに関しては、今回はフロントがとてもいい。でもリアには現時点でいくつか問題もあるんだ。とくに加速の時にね。何周かするとグリップが落ちてきて、スロットルを開けるとスライドしてしまう。今日は主にこの問題に取り組んで、その他にはトラクションコントロールのパラメターを少し変えてみた。これがどうやらうまくいって、第2セッションの最後の10分では進歩を感じることができて状況が良くなってきた。セットアップは、マッピングとエンジンブレーキについて作業をした。依然としていくつかのコーナーで、進入時に十分に自信を持てるようになるまでにはエンジンブレーキ性能の向上が必要だ。
今日はいくつか新しいトライして、そのなかの一つがフェアリング。これはムジェロで使用したものの発展型で、効果は小さいながらも確かに役に立ってくれた。その他にもいろいろな新しいものを試したが、明日ももう少し続けていくことになる。また決勝用タイヤの耐久性についても、これは決勝で非常に重要になることなので追求を続けている。今日はコースが滑りやすくて、かなり走りにくい場所もいくつかあったので、明日は天気が良くなることを願っている」
C・エドワーズ選手談(フリー走行13番手/2分00秒001/44周)
「主な問題点はグリップ。用意されたタイヤはすべてテストしたが、思い通りに走れるものがまだ見つからない。今の時点では、決勝でうまく機能してくれそうだと思えるものがないので、明日はこのところの解決に集中しなければならない。計画としては、そのなかでも最も良いものを選び出し、十分なトラクションを得られるようにマシンのほうで妥協点を見つけていこうと考えている。午後になってほんのわずかながら前進できたが、他のライダーたちがもっと速くなってしまった。悔しかったが、チームを信頼し、明日には何か解決法が見つかると確信している」
D・ブリビオ、フィアット・ヤマハ・チーム監督談
「いつもの金曜日と同じように、いくつかの作業を行った。バレンティーノに関しては、午前中のセッションでいくつか新しいものを試し、その他には決勝に向けてできる限り良い状態になるように、セットアップの向上に取り組んだ。コーリンのほうはタイヤがもっとうまく機能するようにと作業を続けている。明日もまた全力で取り組み、今回新たに投入されたものが決勝で役に立つかどうか分析を続けていくことになる」
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