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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.08 6月24日 イギリス

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第8戦イギリスGP
■開催日:2007年6月22日(金)1日目総合結果
■開催地:イギリス/ドニントンパーク(4.023km)
■コースコンディション(フリー走行2):ウエット
■気温:14度 ■路面温度:17度

REPORT

エドワーズがフリー走行総合6位

MotoGP第8戦イギリスGPは雨のスタート。ドニントンパークで行われたフリープラクティスはウエットコンディションとなり、フィアット・ヤマハ・チームのV・ロッシを含む数人のライダーが転倒した。ロッシはセッション序盤で転倒してグラベルへ。腕を打撲したが、スペアマシンに乗り換えて最後まで走りきった。

午後からの第2セッションではさらに雨脚が強くなり、路面の水量も増加して状態は悪化。しかしそのなかでC・エドワーズは、着実な進化を見せた。ル・マン、ムジェロと本来の実力を発揮しきれなかったエドワーズだが、今回はこの午後のセッションで大きく前進し、終盤で一時トップに立つなど好調。最終的には6位で終えた。

ロッシはセッティングとタイヤコンビネーションの向上に専念したこともあり総合10位に留まった。トップは午前中のセッションで1分43秒749を記録したC・ストーナー(ドゥカティ)。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 C・ストーナー Ducati Marlboro Team Ducati 1'43.749
2 N・ヘイデン Repsol Honda Team Honda 1'43.781
3 D・ペドロサ Repsol Honda Team Honda 1'43.870
4 R・ド・ピュニエ Kawasaki Racing Team Kawasaki 1'44.302
5 C・バーミューレン Rizla Suzuki MotoGP Suzuki 1'44.371
6 C・エドワーズ FIAT Yamaha Team Yamaha 1'44.445
7 A・ウエスト Kawasaki Racing Team Kawasaki 1'44.498
8 J・ホプキンス Rizla Suzuki MotoGP Suzuki 1'44.716
9 M・メランドリ Honda Gresini Honda 1'45.684
10 V・ロッシ FIAT Yamaha Team Yamaha 1'45.718
11 A・バロス Pramac d'Antin Ducati 1'45.774
12 A・ホフマン Pramac d'Antin Ducati 1'46.254
13 T・エリアス Gresini HONDA Honda 1'46.777
14 L・カピロッシ Ducati Marlboro Team Ducati 1'46.811
15 中野 真矢 Konica Minolta Honda Honda 1'46.926
16 C・チェカ Honda LCR Honda 1'47.027
17 Ku・ロバーツ Team Roberts KR212V 1'48.464
18 S・ギュントーリ Tech3 Yamaha Team Yamaha 1'49.604
19 玉田 誠 Tech3 Yamaha Team Yamaha 1'51.864

COMMENT

C・エドワーズ選手談(フリー走行6番手/1分44秒445/41周)

「まるでアドベンチャーだよ! 午前中のセッションはコンディションが悪く、ところどころハイドロプレーニングも起きていた。セッティングは以前のもので走ったんだけれど、この時はそれほど悪くなかった。ところが終盤に近づいて路面が少し乾いてくると、まったくペースが上がらず、結局は数秒も離されることになった。しかし、このところ成績は良くなかったが、ウエットではなかなか好調なんだ。だから必ず答が見つかると思っていた。

そして午後になってミシュランが、すごいタイヤを用意してくれた。それを試したら一気に5秒も短縮され、フィーリングも非常に良くなった。もっとハードにプッシュしたかったけれど、コンマ数秒のためにここで無理をする意味はないと思ったので、やめたんだ。明日のために残しておくよ。
このところの数戦は、たくさんのものを試してきたけれども効果がなかった。今回はこのちょっとした変更が、答を見つけ出してくれた。解決に導いてくれたミシュランに感謝。そして懸命に働いてくれるスタッフ全員にも感謝している」

V・ロッシ選手談(フリー走行10番手/1分45秒718/38周)

「確かに天候はベストとは言えない。ここに来てから2日間、雨が続いてるんだ! ここは難しいコースだし、路面に水がこんなにたまってしまうとグリップしてくれないので大変だ。午前中のセッション序盤で転倒してしまって、腕が少し腫れてはいるんだけれど大きなけがはなかったのでラッキー。その後に試したタイヤはこのコンディションにはちょっと硬すぎたようだったし、今日はすべてがそろった状況で走れたのは、ほんの数周だけという感じ。午後からはまたさらに路面状況が悪化してグリップしてくれなくなった。

そんな中でコーリンがとても速かったのを見て、僕も希望を持てるようになったよ。セッション終了後に彼と少し話をして、明日に向けてのヒントももらえた。今日は完璧ではなかったし課題も多かったが、ポテンシャルは依然として高いと思っている」

D・ブリビオ、フィアット・ヤマハ・チーム監督談

「雨が降ってしまいとても難しいコンディションだったが、そのおかげでウエットタイヤのテストをしっかりできた。その意味で意義があったと思う。明日も雨になって、そして決勝が晴れたりすれば大変だ。ドライのセッティング、ドライのレースタイヤを試す時間がなくなるので、決勝はギャンブルになってしまう。しかしいつものことながら、天気について我々はどうすることもできない。与えられた状況のなかで最善を尽くし、できるだけ良い状態にもっていくしかないんだ。

コーリンは午後のセッションで前進が見られた。このところ難しい状況が続いていただけに励みになったはずだ。バレンティーノはかなり悩んでいたが、今晩できるかぎりの調整を行って、明日はコーリンと同じ方向性でいけるようにしたい」

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