ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.07 6月10日 カタルニア
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第7戦カタルニアGP
■開催日:2007年6月9日(土)予選結果
■開催地:スペイン/カタルニア(4.727km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:33度 ■路面温度:45度
■PP:V・ロッシ(ヤマハ/1分41秒840)
REPORT
ロッシが今季4度目のポールポジション
フィアット・ヤマハ・チームのV・ロッシが今季4度目のポールポジション獲得。明日の決勝ではこのカタルニアサーキットでの9度目の優勝を狙っていく。チームメイトのC・エドワーズはロッシからコンマ4秒差で6位。
午前中に行われたフリープラクティスでは、ロッシ、エドワーズともに順調にマシンセットアップを行い、それぞれ4位、9位につけた。午後の公式予選では気温が33度まで上がり、二人はまず決勝を想定してレース用セッティングを煮詰めることに専念。そしてセッションが残り8分となったところで、ロッシが初めて予選タイヤを装着し1分41秒840を叩き出しポールポジションを獲得した。昨年までのポールレコードを上回ったのはロッシだけ。一方のエドワーズは一時3番手まで上がったが、最終的には6位となった。
RESULT
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | V・ロッシ | FIAT Yamaha Team | Yamaha | 1'41.840 |
2 | R・ド・ピュニエ | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 1'41.901 |
3 | D・ペドロサ | Repsol Honda Team | Honda | 1'42.002 |
4 | C・ストーナー | Ducati Marlboro Team | Ducati | 1'42.117 |
5 | J・ホプキンス | Rizla Suzuki MotoGP | Suzuki | 1'42.233 |
6 | C・エドワーズ | FIAT Yamaha Team | Yamaha | 1'42.283 |
7 | N・ヘイデン | Repsol Honda Team | Honda | 1'42.522 |
8 | T・エリアス | Gresini HONDA | Honda | 1'42.607 |
9 | M・メランドリ | Honda Gresini | Honda | 1'42.623 |
10 | A・ホフマン | Pramac d'Antin | Ducati | 1'42.860 |
11 | C・バーミューレン | Rizla Suzuki MotoGP | Suzuki | 1'42.967 |
12 | 中野 真矢 | Konica Minolta Honda | Honda | 1'43.334 |
13 | S・ギュントーリ | Tech3 Yamaha Team | Yamaha | 1'43.557 |
14 | A・バロス | Pramac d'Antin | Ducati | 1'43.722 |
15 | C・チェカ | Honda LCR | Honda | 1'43.729 |
16 | 玉田 誠 | Tech3 Yamaha Team | Yamaha | 1'43.947 |
17 | L・カピロッシ | Ducati Marlboro Team | Ducati | 1'43.948 |
18 | K・ロバーツJr | Team Roberts | KR212V | 1'44.263 |
19 | Ku・ロバーツ | Team Roberts | KR212V | 1'45.223 |
COMMENT
V・ロッシ選手談(予選1位/1分41秒840/27周)
「またポールポジションを獲得することが出来てとてもうれしい。今シーズンはマシンが絶好調で、ミシュランの予選タイヤが非常に良く走ってくれる。だから毎回、予選がとても楽しめるんだ! ムジェロと同様、ここカタルニアも好きなコースの一つ。正直なところ、どっちのほうが好きなのか決められないくらいなんだ! 連戦で大変なんだけれど、このように好きなコースが続くときは楽しくて仕方がないね。いつものことだけれど、明日は1列目からスタートすることが非常に重要だ。暑さもあるから、かなり厳しい戦いになることは間違いないだろうけど。ペドロサとストーナーがとても強くて、ホプキンスもペースがいい。ファンのみなさんには見応えあるレースを見せられると思う。とにかく最高の位置からのスタートで、YZR-M1も絶好調。当然ながらまた勝利を狙っていくよ」
C・エドワーズ選手談(予選6位/1分42秒283/25周)
「今回もまた、予選タイヤのフィーリングはとてもいい。それでも1本目のときには十分に力を出し切れなかったため、2本目に賭けていたんだ。ラップタイムは上々だったが、今日は他のみんなもとても速かった。それでも先週の悪夢を考えれば、2列目という結果にも満足できるよ。レース用のセッティングも少しずつ良くなっているが、タイヤに関しては3つの選択肢があって、どれを履いてもタイムは同じで、しかも残念ながらちょっとペースが遅いんだ。この点に関しては、明日のウォームアップでもう一度試してみてから決めるつもり。いずれにしても希望を持って臨むよ!」
D・ブリビオ、フィアット・ヤマハ・チーム監督談
「またしてもポールポジション獲得だ! 今シーズンは本当に調子がいいね。もちろんポールポジションからスタートできることはとても良いことで、決勝に向けて自信にもなる。またコーリンの2列目という結果も、先週のことを考えればとても良かったと思う。二人が揃って上位に入るよう願っている。バレンティーノはレースペースも非常に良いが、ライバルたちも手強いので決して楽な戦いにはならないだろう。コーリンもスタートからプッシュして、上位の戦いに加わってくれると思う。明日がとても楽しみだ!」
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