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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.07 6月10日 カタルニア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第7戦カタルニアGP
■開催日:2007年6月8日(金)フリー、9日(土)予選、10日(日)決勝
■開催地:スペイン/カタルニア

CIRCUIT DATA

■開設:1991年
■コース長:4.727km
■レコードラップ: 1分43秒048(2006年:N・ヘイデン)
■2006年の優勝者:V・ロッシ

REPORT

地中海を渡りバロセロナへ!

V・ロッシがムジェロで優勝を果たしたフィアット・ヤマハ・チームは今週末、意気揚々と地中海を渡ってバルセロナへ向かう。ポイントリーダーのC・ストーナー(ドゥカティ)にわずか9ポイント差にまで詰めよったロッシは、今回もまた非常に相性の良いコースを迎えて自信満々だ。

1992年にオリンピック会場の一部として建設されたこのサーキットで、ロッシはこれまでに、全クラス通算で8回の優勝を飾っている。ヤマハ加入後はMotoGPクラスで3年連続優勝を果たしている。先週、ホームサーキットのロングストレートで、YZR-M1のエンジン性能を確認したばかりのロッシにとっては、好材料がそろう。

前回のムジェロでの出来事を一刻も早く忘れてしまいたいC・エドワーズにとっても、このカタルニアGPは非常に重要な意味を持つ。フランス、イタリアと天候不順が続いてマシンセッティングを十分に煮詰めきれなかったため、今回はイベリア半島の例年並みの気候を望むばかりだ。

ロサイル、上海、イスタンブール、そしてムジェロと同様に、カタルニアもまた世界有数の長いストレートを持つ。そのほかの部分は、緩やかな高速コーナーや中速コーナー、さらには二つの左ヘアピンなどさまざまなタイプのコーナーが続く。次々に変化していくバンク角に合わせてシャシーバランスが非常に重要で、とくにフロントエンドのフィーリングが鍵となりそうだ。

COMMENT

V・ロッシ選手談 ー “スパニッシュ・パーティー!”

先週のホームコースでは85,000人もの大観衆に迎えられたロッシ。今回もまた同様に熱狂的な応援を期待している。地元スペインのD・ペドロサ(ホンダ)も活躍しているが、ロッシは依然としてスペイン人ファンのお気に入り。ここカタルニアだけではなく、ヘレスでもバレンシアでも素晴らしい雰囲気に迎えられるのをいつも楽しみにしているのだ。

「バルセロナはいつもいいレースができるんだ。この3年間はヤマハで優勝しているから、今回は4回目を狙いたい。スペイン人のライバルも何人かいるけれど、依然として大勢のファンが応援してくれるので、彼らの前で走るのがとても楽しみ。ヘレスで優勝したときも、みんな本当に喜んでくれたから、今回も同じように大騒ぎをしたい。

ペドロサへの応援もすごいと思う。ムジェロで活躍したばかりだし、手強いライバルになるに違いない。そのほかにはもちろんストーナーがライバルであり、ロングストレートで力を発揮するだろうけれど、ヤマハとミシュランがギャップを埋めるべく頑張ってくれているので十分に戦えるはず。ムジェロから3戦は好きなコースばかりが続くので、この勢いをそのままに、また表彰台の真ん中に立ちたい!」

C・エドワーズ選手談 ー “前進あるのみ”

好調にシーズンをスタートしながら、このところは悪天候に翻弄されるなどでツキに見放された感のあるエドワーズ。目下ランキング10位と苦戦している。そんな「テキサス・トルネード」が熱望するのがフルドライのフリープラクティスだが、その一方、2006年のシーズン前に行われた「クオリファイ」でトップに立つなどウエットでの好記録もある。

「ムジェロはまさに悪夢だった。でもそれはもう過去のことで、幸運にも次のバルセロナは大好きなコース。2006年の開幕前の“クオリファイ”では、雨の中でトップを記録したことがある。ここはウエットでもうまく走れることがわかっているから、また雨になったとしても大丈夫なんだ!

とにかく金曜日の朝から懸命に全力を尽くして第1セッションから良い位置につけたい。ムジェロではテストのために、結果的に実りのない作業に時間を費やしてしまい、二つしかなかったドライセッションのうちの一つが無駄になった。今回はこんなことがないようにしたいんだ。マシンはすでに十分に戦える状態なので、あとは自信を取り戻して前へ進むだけ」

D・ブリビオ、フィアット・ヤマハ・チーム監督談 ー “自信満々”

ブリビオはムジェロ優勝の夜、わずかな時間だけ喜びをかみしめた後すぐに仕事に戻り、バルセロナへ向けて出発した。ヨーロッパでのレースが6戦続くこの時期は、今シーズンのタイトルの行方を握る非常に重要なものなのだ。

「ムジェロでは大成功をおさめたことで、十分な自信とモチベーションを持ってこのバルセロナへ向かうことができた。ここ何年かはカタルニアで好成績を残しているし、バレンティーノの好きなコースでもある。ムジェロで見事な走りを見せた彼が、今回も引き続き頑張ってくれると思う。

チームとヤマハは懸命な作業を繰り返して問題を解決し、その結果としてムジェロで優勝できた。トップスピードが上がってきているし、ミシュランもまた大幅に改良されてきた。コーリンはムジェロで苦戦したが、今回は相性も良いので、いつもの調子を取り戻せるよう全力を尽くしてサポートしたい」

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