ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.07 6月10日 カタルニア
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第7戦カタルニアGP
■開催日:2007年6月8日(金)1日目総合結果
■開催地:スペイン/カタルニア(4.727km)
■コースコンディション(フリー走行2):ドライ
■気温:33度 ■路面温度:43度
REPORT
ロッシがフリー走行2番手
フィアット・ヤマハ・チームのV・ロッシが、フリープラクティスで2番手のタイムを記録。先週のホームレースで優勝を果たし勢いに乗るロッシとチームは、昨年同様ムジェロとバルセロナでの連続優勝を目指して初日から健闘した。
チームメイトのC・エドワーズは、午前中のタイムを上回ることができず最終的な順位は8位。ムジェロではセッティングを煮詰めきれずに厳しい戦いを強いられたが、今回はフィーリングも良く前向きに取り組んでいる。課題はまだ残っているものの、ここまでの成果に自信をつかんでおり、シーズン序盤に見せたような予選での活躍を目指す。
ロッシの1分43秒313は午後のセッションのなかではトップ。しかし気温の低かった午前中にD・ペドロサ(ホンダ)が1分43秒099を出しており、総合ではペドロサがトップ、ロッシが2位となった。12位までが1秒以内に入る接近戦で、明日の公式予選も激しい争いになりそうだ。
RESULT
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | D・ペドロサ | Repsol Honda Team | Honda | 1'43.099 |
2 | V・ロッシ | FIAT Yamaha Team | Yamaha | 1'43.313 |
3 | J・ホプキンス | Rizla Suzuki MotoGP | Suzuki | 1'43.389 |
4 | C・ストーナー | Ducati Marlboro Team | Ducati | 1'43.543 |
5 | T・エリアス | Gresini HONDA | Honda | 1'43.551 |
6 | L・カピロッシ | Ducati Marlboro Team | Ducati | 1'43.631 |
7 | C・バーミューレン | Rizla Suzuki MotoGP | Suzuki | 1'43.713 |
8 | C・エドワーズ | FIAT Yamaha Team | Yamaha | 1'43.768 |
9 | M・メラン通り | Honda Gresini | Honda | 1'43.811 |
10 | A・バロス | Pramac d'Antin | Ducati | 1'43.857 |
11 | C・チェカ | Honda LCR | Honda | 1'43.866 |
12 | 中野 真矢 | Konica Minolta Honda | Honda | 1'44.003 |
13 | R・ド・ピュニエ | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 1'44.141 |
14 | N・ヘイデン | Repsol Honda Team | Honda | 1'44.267 |
15 | O・ジャック | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 1'44.466 |
16 | A・ホフマン | Pramac d'Antin | Ducati | 1'44.528 |
17 | S・ギュントーリ | Tech3 Yamaha Team | Yamaha | 1'44.665 |
18 | 玉田 誠 | Tech3 Yamaha Team | Yamaha | 1'44.743 |
19 | K・ロバーツJr | Team Roberts | KR212V | 1'45.284 |
20 | Ku・ロバーツ | Team Roberts | KR212V | 1'45.871 |
COMMENT
V・ロッシ選手談(フリー走行2番手/1分43秒313/53周)
「ウイークの良いスタートが切れた。マシンはすでに絶好調だ。午前中のセッションから十分に良く走れていたが、午後になると、とくにタイヤとセッティングの面でさらに前進できた。タイヤはいくつかのオプションがあり、高速コーナーでいい感じでグリップを発揮してくれるものが見つかっている。このコースではとても大切なところだ。明日もこの調子で順調に作業を続け、タイヤについて最終決断をしたい。
今日は初めからリズムが良かったし、午後のセッションでも、レース距離のほぼ半分くらいに渡ってコンスタントにハイペースをキープできた。すでに決勝に向けての準備が整った感じだが、明日はまたもう少し改良を加えて、さらに煮詰めていきたい。長いレースだし、今日のような暑さになれば体力的にも相当、厳しい戦いになりそうだ」
C・エドワーズ選手談(フリー走行8番手/1分43秒768/50周)
「順位ではわからないかもしれないが、今日は決して悪い状態ではなかった。とくに1週間前の今頃に比べたらずっといい! 心配なところと言えばトラクションがやや不足した感じだったこと。でも解決のためのアイディアがいくつか出ているので、今晩の作業で解決できると思う。我々の長所はコーナー進入とそのスピード。その部分をより良く仕上げて確かなアドバンテージを握りたいと思っている。
タイヤについては特別なものはなかったが、3、4種類はまずまずのフィーリング。もう少し走り込めば、そのなかから選び出せるだろう。とにかく、ムジェロのときに比べれば今日はずっと気分がいい。さらに運が味方してくれれば明日は上位にいけると思う」
D・ブリビオ、フィアット・ヤマハ・チーム監督談
「バレンティーノは絶好のスタート。初日から速く、とても良い状態だ。今回は天候も良いので計画通りに進行でき、タイヤに関しても有効なデータを得ることができた。明日はセッティングをさらに確実にし、タイヤを決定したい。コーリンは、順位はあまり良くなかったが、タイム自体は接近しているし、さらなる向上のためのアイディアも持っている」
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