ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.01 3月26日 スペイン
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第1戦スペインGP 初日
■開催日:2006年3月24日(金)フリー走行2
■開催地:スペイン/ヘレス(1周4.423km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:20度 ■路面温度:25度
REPORT
ロッシが完璧なスタート!
キャメル・ヤマハ・チームのV・ロッシが、2006年シーズン開幕戦の第1回フリープラクティスで最速タイムを記録した。弱い雨の降った午前中は走行を取りやめたロッシ。午後になってドライコンディションに戻ると、このところのテストで生じていたいくつかの課題を解決すべき走り込んだ。
これでロッシは問題をほぼ解決。素早く方向性をつかんだが、チームメイトのC・エドワーズは小さなトラブルを抱え思うようにタイムが伸びず7番手。しかし明日の午前中までには遅れを取り戻し、午後の予選に備える予定。
RESULT
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | V・ロッシ | Camel Yamaha Team | Yamaha | 1'41.613 |
2 | L・カピロッシ | Ducati Marlboro Team | Ducati | 1'41.625 |
3 | D・ペドロサ | Repsol Honda Team | Honda | 1'41.798 |
4 | S・ジベルナウ | Ducati Marlboro Team | Ducati | 1'41.798 |
5 | 中野 真矢 | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 1'41.939 |
6 | M・メランドリ | Fortuna Honda | Honda | 1'42.108 |
7 | C・エドワーズ | Camel Yamaha Team | Yamaha | 1'42.266 |
8 | N・ヘイデン | Repsol Honda Team | Honda | 1'42.276 |
9 | R・ド・ピュニエ | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 1'42.455 |
10 | T・エリアス | Fortuna Honda | Honda | 1'42.518 |
11 | K・ロバーツ | Team Robert | KR211V | 1'42.538 |
12 | C・ストーナー | Honda LCR | Honda | 1'42.552 |
13 | C・チェカ | Tech 3 Yamaha Team | Yamaha | 1'42.608 |
14 | J・ホプキンス | Rizla Suzuki MotoGP | Suzuki | 1'42.727 |
15 | 玉田 誠 | Konica Minolta Honda | Honda | 1'42.868 |
16 | C・バーミューレン | Rizla Suzuki MotoGP | Suzuki | 1'43.101 |
17 | J・ルイス・カルドソ | Pramac d’Antin MotoGP | Ducati | 1'43.712 |
18 | A・ホフマン | Pramac d’Antin MotoGP | Ducati | 1'43.781 |
19 | J・エリソン | Tech 3 Yamaha Team | Yamaha | 1'45.239 |
COMMENT
V・ロッシ選手談(フリー走行1番手/1分41秒613/24周)
「まだ完全に直ったわけじゃないんだ。でもエンジニアたちがいくつかのアイディアを出してくれて、前回のテストで悩まされた振動の問題がかなり取り除かれた。今は少しでもコントロールしやすくなるようなセッティングを使っている。小さな振動はまだ残っているが、これで問題はかなり小さくなったんだ。シーズン開幕にあたって、完璧なスタートがきれたし、チームの状況にもとても満足している。今日は路面コンディションがあまり良くなかったからタイムも速くなかったが、明日はもっと良くなるだろう。明日もこの調子で一つ一つ問題を解決していけば、最高の形で決勝に臨めると思う。雰囲気はとてもいい。日曜日が待ちきれないよ!」
C・エドワーズ選手談(フリー走行7番手/1分42秒266/ 28周)
「残念ながら望んでいたような結果は得られなかった。何かが違うんだけれど、その何かを見つけ出すまでに、かなりの時間がかかってしまったんだ。実は、タイヤにかかるパワーが大きすぎるということがわかって、それでようやく通常の作業ができるようになった。でもそこからタイムを上げていくには時間が足りなかったんだ。エンジニアたちは豊富なデータを持っているので、明日のセッティングに役立つだろうし、前回のテスト中にぶつかった問題も解決してくれるだろう。明日の重要な2時間。必ずうまくいくと信じている」
D・ブリビオ、キャメル・ヤマハ・チーム監督談
「正しい方向へ一歩一歩前進しているようだ。この時期としては最高の状態と言っていいだろう。午前中は雨のためほとんど走れなかったが、その間にもエンジニアと技術者が懸命にマシンを準備してくれた。二人のライダーもそれぞれの仕事をしっかりと行い、チーム全体としての協力関係もうまくいっている。今日、得られたすべてのデータを一つに集め、二人に最高のものを用意したい。明日以降、好天が続くよう祈っている」