ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.06 6月12日 カタルニア
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第6戦カタルニアGP
■開催日:2005年6月11(土)予選結果
■開催地:スペイン/カタルニア(1周4.727km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:27度 ■路面温度:32度
■PP:S・ジベルナウ(ホンダ/1分42秒337)
REPORT
ロッシ、フロントロウ3位スタート
ゴロワーズ・ヤマハ・チームのV・ロッシとC・エドワーズはそれぞれ予選3位と7位。二人はレースペースで好調に走行していたが、終盤のタイムアタックでロッシはタイヤセッティングに時間を割き、エドワーズはクリアラップがとれなかったために思うようにタイムが伸びなかった。
それでもマシンセッティングでは昨日の状況から前進。高速コーナーでの安定性が増しており決勝に期待がかかる。ポールポジションはS・ジベルナウ(ホンダ)、2位にM・メランドリ(ホンダ)が並ぶ。
フォルトゥナ・ヤマハ・チームのR・チャウスは16位。T・エリアスに代わって出場するD・チェカは18位。エリアスは出場を予定していたが、まだ怪我が完治しておらず取りやめた。
RESULT
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | S・ジベルナウ | Movistar Honda MotoGP | Honda | 1'42.337 |
2 | M・メランドリ | Movistar Honda MotoGP | Honda | 1'42.390 |
3 | V・ロッシ | Gauloises Yamaha Team | Yamaha | 1'42.723 |
4 | M・ビアッジ | Repsol Honda Team | Honda | 1'42.756 |
5 | N・ヘイデン | Repsol Honda Team | Honda | 1'42.847 |
6 | L・カピロッシ | Ducati Marlboro Team | Ducati | 1'42.992 |
7 | C・エドワーズ | Gauloises Yamaha Team | Yamaha | 1'43.109 |
8 | C・チェカ | Ducati Marlboro Team | Ducati | 1'43.129 |
9 | A・バロス | Camel Honda | Honda | 1'43.159 |
10 | 玉田 誠 | Konica Minolta Honda | Honda | 1'43.207 |
11 | J・ホプキンス | Team Suzuki MotoGP | Suzuki | 1'43.291 |
12 | 中野 真矢 | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 1'43.607 |
13 | K・ロバーツ | Team Suzuki MotoGP | Suzuki | 1'43.787 |
14 | A・ホフマン | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 1'43.864 |
15 | T・ベイリス | Camel Honda | Honda | 1'44.122 |
16 | R・チャウス | Fortuna Yamaha Team | Yamaha | 1'44.193 |
17 | R・ロルフォ | D’Antin MotoGP Pramac | Ducati | 1'44.934 |
18 | D・チェカ | Fortuna Yamaha Team | Yamaha | 1'45.310 |
19 | S・バーン | Team Roberts | PROTON KR | 1'45.636 |
20 | J・エリソン | Blata WCM | Blata | 1'46.750 |
21 | F・バッタイーニ | Blata WCM | Blata | 1'47.599 |
COMMENT
V・ロッシ選手談(予選3位/1分42秒723)
「明日は長くて辛いレースになるだろう。とくにタイヤには厳しいものになる。今日の午後は問題を解決するためにいろいろな作業をして、最終的には良い結果が得られたと思う。途中、タイヤがうまく合わず10分くらい時間を使ってしまった。今回はとくにタイヤが重要なので、ミシュランと話し合いながら集中して仕事をしたからだ。結局、最後に予選タイヤを使う時間がなくなってしまい100%のパフォーマンスを発揮できなかった。しかしフロントロウに並べたので明日の決勝は楽しみたい」
C・エドワーズ選手談(予選7位/1分43秒109)
「残念だね。もっと前へいけたはずなのに! サンタクロースが早めにやって来て、昨日の夜、素晴らしいリアタイヤをプレゼントしてくれたんだ。だからレースセッティングはとても良くなっている。最後に予選タイヤを履いて、少しウォームアップをしてからタイムアタックに入ろうとしたが、1コーナーで3台に行く手を阻まれた。仕方がないから、そのラップはゆっくり走ってタイヤを温存。次のラップにかけたが、今度はフロントタイヤが冷え過ぎてしまってグリップしてくれなかった。1分42秒5は出せたはずで、そうすればフロントロウに並んでいたはずなので非常に悔しい」
D・ブリビオ、ゴロワーズ・ヤマハ・チーム監督談
「二人とも非常に良い状態。レースセッティングで好タイムを出しているので期待できる。予選結果があまり良くなかったことは、それぞれ理由がありすでに了解済み。コーリンは3列目になってしまったのでスタートが大変だが、エキサイティングなレースを期待している」
R・チャウス選手談(予選16位/1分44秒193)
「一日を通して前進することができて、最後に予選タイヤを履いた時もさらにタイムが伸びた。ただ2回目のタイムアタックでは前にたくさんライダーがいて、うまくいかなかった。去年はここで6位に入っているので、それを上回る結果を出したい。明日が楽しみだ」
D・チェカ選手談(予選18位/1分45秒310)
「またM1に乗ることができてとてもうれしい。まだ数時間しか乗っていないが、楽しみながらいろいろ知ることがあり、タイムにも満足している。明日のウォームアップを利用してさらに前進し、決勝ではベストを尽くしたい」