ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.02 4月17日 ポルトガル
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第2戦ポルトガルGP
■開催日:2005年4月16日(土)予選結果
■開催地:ポルトガル/エストリル(1周4.182km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:16度 ■路面温度:31度
■PP:A・バロス(ホンダ/1分37秒202)
REPORT
ロッシ、フロントロウを逃して4位スタート
ゴロワーズ・ヤマハ・チームのV・ロッシとC・エドワーズは、第2戦ポルトガルGPの予選でそれぞれ4位と7位を獲得。いずれもフロントロウを逃し、ロッシが2列目、エドワーズが3列目からのスタートとなった。
ここエストリルサーキットで4年連続優勝を果たしているロッシは、決勝用セットアップで1分37秒643を記録。最後の15分で3位浮上を図ったが、C・チェカ(ドゥカティ)に逆転され4位に留まった。一方のエドワーズはベストラップでミスをおかし、1分38秒003のタイムで7位。ポールポジションはA・バロス(ホンダ/1分37秒202)、2位がS・ジベルナウ(ホンダ/1分37秒329)。
フォルトゥナ・ヤマハ・チームのR・チャウスとT・エリアスは、チャウスが1回、エリアスが2回転倒する厳しい展開となったが、最終的にはそれぞれ12位(1分38秒836)と15位(1分39秒836)を獲得して決勝に望みをつないだ。
RESULT
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | A・バロス | Camel Honda | Honda | 1'37.202 |
2 | S・ジベルナウ | Movistar Honda MotoGP | Honda | 1'37.329 |
3 | C・チェカ | Ducati Marlboro Team | Ducati | 1'37.456 |
4 | V・ロッシ | Gauloises Yamaha Team | Yamaha | 1'37.643 |
5 | M・メランドリ | Movistar Honda MotoGP | Honda | 1'37.835 |
6 | L・カピロッシ | Ducati Marlboro Team | Ducati | 1'38.000 |
7 | C・エドワーズ | Gauloises Yamaha Team | Yamaha | 1'38.003 |
8 | M・ビアッジ | Repsol Honda Team | Honda | 1'38.009 |
9 | N・ヘイデン | Repsol Honda Team | Honda | 1'38.123 |
10 | 中野 真矢 | Kawasaki Racing Team | Kawasaki | 1'38.283 |
11 | J・ホプキンス | Team Suzuki MotoGP | Suzuki | 1'38.412 |
12 | R・チャウス | Fortuna Yamaha Team | Yamaha | 1'38.949 |
13 | T・ベイリス | Camel Honda | Honda | 1'39.033 |
14 | K・ロバーツ | Team Suzuki MotoGP | Suzuki | 1'39.628 |
15 | T・エリアス | Fortuna Yamaha Team | Yamaha | 1'39.836 |
16 | R・ロルフォ | D’Antin MotoGP ? Pramac | Ducati | 1'41.327 |
17 | J・エリソン | Blata WCM | Blata | 1'41.699 |
18 | S・バーン | Team Roberts | Proton KR | 1'41.705 |
19 | F・バッタイーニ | Blata WCM | Blata | 1'41.728 |
20 | 玉田 誠 | JIR Konica Minolta Honda | Honda | 1'41.930 |
COMMENT
V・ロッシ選手談(予選4位/1分37秒643)
「去年のGPの時からマシンが大きく変わったので、セッティングをしっかりやらなければならなかった。今日は午前中のほうが調子が良かったが、いずれにしても完璧なセットアップとはいかなかったので、4位はまずまずと言うしかない。タイヤの左側がなかなか暖まらず、いろいろなタイヤを試してみたが、まだ100%のものが見つかっていない。前の4、5人は非常にリズムが良いので、明日の決勝はハイペースなものになるだろう。天気が良ければタフなバトルになる」
C・エドワーズ選手談(予選7位/1分38秒003)
「きつかった! ずっと決勝ペースで走ってきてかなり好感触をつかんでいたが、予選タイヤを履いてタイムアタックに入るとうまくいかなかった。本当にアタックできるのは2周だけ。そこでミスをしてしまうと一気にポジションを落としてしまうんだ。僕の場合はベストラップの1コーナーで少しはらんでしまい、コンマ何秒か遅れてしまった。明日はファンのため、テレビ放映のためには晴れてくれることを望むが、このあたりでウエット・レースを経験しておくのも悪くないと思っている。ヘレスのテストではウエットで好調だったから、どっちになっても良いレースができるだろう」
D・ブリビオ、ゴロワーズ・ヤマハ・チーム監督談
「バレンティーノに関しては、決勝用セッティングに多くの時間を費やした。ペースは非常に良いが、明日の朝のウォームアップで、さらに磨きをかけたいと思っている。コーリンもベースのセッティングはできているが、バレンティーノ同様まだ課題は残っている。いずれにせよ二人ともグリッドは決して悪くない。タフなレースになることが予想されるが、二人とも決勝ペースは非常に良いので自信はある」
R・チャウス選手談(予選12位/1分38秒949)
「みんなすごく速い! 信じられないくらいのペースだ。僕らとしては、自分のペースをつかみ経験を重ねるということに集中していきたいと思っている。セッティングに関しては正しい方向に進んでいるし、走りはスムーズになってきた。走るたびに速くなっていくので、それに合わせてセッティングも進めていかなければならない。転倒したが、幸い怪我はなかった」
T・エリアス選手談(予選15位/1分39秒836)
「非常に厳しい1日だった。昨日はすべてうまくいっていたのに…。調子が良かったからトップ10を狙っていたし、自信もあった。それで、バレンティーノに抜かれた時についていこうとしたらミスをしてしまい転倒した。でもこうしたことは、成長の段階で経験しなければならないことなんだと思う。明日は集中して臨みたい」