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全日本トライアル選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど IAスーパーに関する情報をお届けします。

Rd.04 7月17日 北海道

RACE DATA

全日本トライアル選手権 第4戦北海道大会
■開催日:2022年7月17日
■開催地:北海道・わっさむサーキット
■観客:716人
■気温:26度
■天候:晴れのち曇りのち雨
■競技:7セクション×3ラップ+SS-2セクション
■持ち時間:4時間30分(7セクション×3ラップ)
■最多クリーン数:小川友幸(ホンダ)、氏川政哉(ホンダ)/17

REPORT

黒山が4位、野崎は5位

全日本トライアル選手権シリーズの第4戦は3年ぶりに北海道で開催され、会場はやはり3年ぶりの和寒町、わっさむサーキットで行われた。新型コロナの感染拡大防止対策をとりながら、今回の観客は大会当日、すべてのセクションを観戦することができた。

最高峰の国際A級スーパークラスにYAMAHA FACTORY RACING TEAMから参戦する#2黒山健一は、3年前の北海道大会では3位。当時4位の#4野崎史高(Team FwO with YAMALUBE)とともに、今大会にかける思いは並々ならぬものがあった。とりわけ黒山は今季開幕優勝を獲得、その後は第2戦は5位、第3戦は2位となっていた。今回第4戦は、国際A級スーパークラスは全8戦が組まれたシリーズ戦の前半戦最後の戦いとなるため、ここで巻き返しを狙った。一方、同じくTYS250Fiに乗る野崎は表彰台を逃した第3戦の雪辱を晴らすべく、今大会に挑んだ。

競技は18名が出走、4時間30分の持ち時間で7セクションを3ラップした後、上位10名だけが難易度がより高くて見ごたえがある2つのスペシャル・セクション(SS)に挑んだ。セクションは急斜面や大岩、コンクリートなどが組み合わされた難易度の高いもので、さらに大会当日は大雨の予報となっており、とても滑りやすくなった路面コンディションがライダーたちの行く手を阻むことが予想された。しかし、結果的に7セクションを3ラップは晴れのち曇り、SSは雨となった。

大会当日、予想外の好天とはいえ、雨が降る前の路面状態が良いうちにセクションをこなすべく、選手たちは"早回り"で競技を進めていった。1ラップ目の出だしは黒山がただ一人第1セクションから3連続クリーンでライバルたちをリードした。ところが、泥々の岩場を上がる第4セクションで減点5となったが、1ラップ目終了時点で黒山はわずか減点6で、トップの小川友幸(ホンダ)とは3点差の2番手につけていた。3番手以下は、小川毅士(ベータ/減点7)、柴田暁(TRRS/減点12)、氏川政哉(ホンダ/減点13)らが続き、野崎は減点16で8番手、#7久岡孝二(VICTORY/減点21)は9番手となっていた。

2ラップ目、黒山は1ラップ目よりも減点を増やし、思うような追い上げができず、2ラップを終えたところで減点16の黒山と、トップ小川(合計減点6)との差は広がっていた。また、黒山と小川の間には、小川(毅)同13点と氏川・同16点(黒山と同点だがクリーンの数は1つ多い)が食い込んできていた。野崎は同25点で6番手、久岡は同36点で8番手と、それぞれ順位を上げていた。

3ラップ目、トップの小川は減点0で回り、合計減点6。氏川と小川(毅)がともに合計19点で続き、黒山は合計24点。この時点で小川の1位が決定的となったが、黒山と上位2名との差は5点で、最大10点の差がつくSSでの逆転2位の可能性は残されていた。

氏川と小川(毅)がともに減点5となったSS1の難所を、黒山はなんと足つき1回のみの減点1で突破。一気に4点差をつめて、わずか1点差で最終セクションSS2を迎える状況となった。ところがこのSSから雨が降り出し、路面は一気に滑りやすくなっており、わずかなところで明暗を分ける状態ともなっていた。ここで黒山は最後の最後で失敗、残念ながら表彰台を逃す結果となった。一方、野崎は順位を上げて5位。久岡は13位で、SS進出はならなかった。

次回第5戦、全日本としては初の開催となる「City Trial Japan」大会は8月20・21日、大阪で行われる。

RESULT

RIDERS RANKING

COMMENT

YAMAHA FACTORY RACING TEAM

黒山健一選手談(4位)

「北海道大会、無事に終了しました。雨の予報だったのですが、最後のSSに入るまで結局雨は降らず、SSに入ってから大雨となり最後はなかなか厳しいセクションとなりました。結果は4位で非常に残念に思っています。体とバイク、勝てる準備と内容で挑んだので非常に残念ですが、ただ、一つの結果としてとらえて次戦シティトライアルからまた心機一転しっかり頑張りますので、皆さん応援をよろしくお願いいたします」

唐井監督代理談

「応援いただきまして、ありがとうございました。ヤマハチームとしては北海道はあまりいい思いがない会場ではあるのですが、今日はそういうイメージを払拭したくて挑みました。結果的に歯車が噛まなかったところがあったかなと思ってます。シーズンのインターバルが短い形できているので、大きくいろいろなことをやることはできないかもしれないですけれど、チームとライダーと協力して少しでも勝てるように気持ちも締め直していきたいと思っています。今後ともヤマハファンの皆様、ご声援引き続きお願いしたいと思っています」

Team FwO with YAMALUBE

野崎史高選手談(5位)

「応援ありがとうございました。今日の結果は5位という非常に残念な結果だったのですが、第3セクションで3ラップとも減点5をとってしまったのが致命的で、それがトータル減点の半分近くを占める結果となりました。そこを改善していけば上には行けるチャンスは十分にあると思います。また次回頑張りますので、応援よろしくお願いいたします」

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