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全日本トライアル選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど IAスーパーに関する情報をお届けします。

Rd.03 11月13日 中部・愛知

RACE DATA

■開催日:2021年11月13日
■開催地:愛知県・キョウセイドライバーランド
■観客:800人
■気温:16度 ■天候:快晴
■競技:10セクション×2ラップ
■持ち時間:4時間40分
■最多クリーン数:小川友幸(ホンダ)/20

REPORT

黒山健一2位、野崎史高3位

全日本トライアル選手権シリーズはコロナ禍により3戦が中止されていたが、今回は延期されていた第3戦中部大会が愛知県のキョウセイドライバーランドで開催された。中部大会自体は、2年続けて台風の影響で中止されており、3年ぶりの開催となった。また、新たに第8戦中部大会が追加され、第3戦に続いての最終戦として同じ場所で2日続けて行われることになった。

最高峰の国際A級スーパークラスにYAMAHA FACTORY RACING TEAMから参戦する#3黒山健一は、新型のファクトリーマシンTYS250Fiで初優勝すべく、今大会に挑んだ。一方、同じく新型TYS250Fiに乗る#2野崎史高(Team FwO with YAMALUBE)は、ランキング3位からの追い上げを果たすべく、終盤戦に臨んだ。

国際A級スーパークラスの競技は18名が出走、4時間40分の持ち時間で10セクションを2ラップして争われた。これまで10セクションを2ラップした後に行われていた2つのスペシャル・セクション(SS)は、今回は行わない方式となった。それぞれのセクションは大岩や急斜面などが複雑に取り入れられており、とてもテクニカルかつダイナミックでしかも走る距離が長いという、難易度が高い設定だった。黒山は実戦に投入されて4戦目を迎えたニューマシンの熟成と乗り込みも進み、大会前日のインタビューでも2日間とも優勝をめざす意気込みだった。

競技の1ラップ目は、小川友幸(ホンダ)が全てのセクションをクリーン(減点0)で走って減点0でトップに立ち、小川毅士(減点9)や氏川政哉(減点9)、野崎史高(減点10)と黒山健一(減点11)が追う展開となった。黒山と野崎はそれぞれ細かな減点と、1つの減点5があり、いまひとつ本調子ではないようだった。
2ラップ目に入り、またも全セクションをクリーンした小川(友)が優勝。黒山も2ラップ目は快調にクリーンを重ねていき、ただ一つ第8セクションで減点5となりオールクリーンはならなかったが、ライバルたちを逆転して2位を獲得。野崎も3位表彰台をゲットした。また、TYS250Fiに乗る若手の♯7久岡孝二(Victory)は9位となった。

タイトル争いは、小川(友)が最終戦を待たずにチャンピオンを決定。黒山は現在ランキング2位、野崎は同3位で、一矢を報いるべく最終戦に臨むこととなった。

第8戦(最終戦)中部大会は11月14日(日曜日)、同じ愛知県のキョウセイドライバーランドで行われる。

RESULT

RIDERS RANKING

COMMENT

YAMAHA FACTORY RACING TEAM
黒山健一選手談(2位)

「結果は2位でした。色々問題がありで自分の中では良い走りができなかった部分も多いのですけれども、何せ小川選手がパーフェクトのオールクリーンを達成しておりますので、今日のところは完敗というところで引き下がります。今年の全日本も残り1戦となりましたので、最終戦は全力で頑張りますので、皆さん応援をよろしくお願いいたします」

佐藤美之監督談

「正直、今日は完敗です。小川選手の走りに衝撃を受けました。黒山選手も野崎選手も懸命に力走しましたが、残念ながら及ばず。非常に悔しい思いをしています。マシン的には黒山選手が要求する部分に、もうちょっとというところまで来ているのですが、なかなか完全になっていないというところも、一つの要因ではないかと思います。最終戦までにマシンの調子を戻して戦いたいと思いますので、皆さん応援よろしくお願いします」

Team FwO with YAMALUBE
野崎史高選手談(3位)

「悔しい3位です。1位には完全に離されてしまったけれど、2位になれる位置にいたのが最終セクションで減点5を取ってしまい、順位が一気に下がってしまいました。表彰台は確保できたけれど、目指すところは表彰台ではないので、非常に悔しい結果でした。さらに上を目指して、最終戦はこの悔しさをバネに頑張りますので、また応援よろしくお願いします」

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