全日本ロードレース選手権
ヤマハの参戦ライダー、マシンなど全日本ロードレース選手権に関する情報をお届けします。
Rd.03 5月30-31日 オートポリス・大分
RACE DATA
■大会名称:全日本ロードレース選手権 スーパーバイクレース in 九州
■開催日:2026年5月30日(土)・31日(日)
■会場:オートポリス(4,674km)
■開催日:2026年5月30日(土)
JSB1000 レース1
■周回数:15周 ■天候:晴れ ■コース: ドライ
■PP:中須賀 克行(1分47秒723/ヤマハ)
■FL:水野 涼(1分48秒670/ドゥカティ)
■開催日:2026年5月31日(日)
JSB1000 レース2
■周回数:18周 ■天候:晴れ ■コース:ドライ
■PP:中須賀 克行(1分47秒827/ヤマハ)
■FL:水野 涼(1分48秒608/ドゥカティ)
ST1000
■周回数:8周 ■天候:晴れ ■コース:ドライ
■PP:國峰 啄磨(1分49秒192/ホンダ)
■FL:羽田 太河(1分50秒970/ホンダ)
ST600
■周回数:14周 ■天候:晴れ ■コース:ドライ
■PP:千田俊輝(1分52秒926 /ホンダ)
■FL:伊達 悠太(1分53秒801/ホンダ)
REPORT
JSB1000 レース1
予選で中須賀がレース1、レース2のポールポジション獲得
レース1では激しい追い上げを見せて2位でゴール
YAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行が、5月30日(土)、地元九州でシーズン第3戦に臨み、午前中に行われた予選でベストタイム、セカンドベストタイムを記録し、今季初、そしてレース1、レース2ともにポールポジションを獲得した。
予選後に行われた15周のレース1では、スタート直後から激しいポジション争いが繰り広げられ、中須賀選手はオープニングラップを野左根航汰(ホンダ)に次ぐ2番手で終える。 しかし、激しいトップ争いはその後も続き、中須賀は一時4番手に後退して様子を伺うことに。
5周目にトップに立った水野涼(ドゥカティ)に長島哲太選手(ホンダ)が続き、この周に野左根選手をパスした中須賀選手が3番手に浮上。そしてトップに立った水野はペースを上げるが、中須賀は長島を抜くのに手間取り、2番手に上がった9周目の時点でトップの水野とは約2秒の差がついていた。
しかし、レース終盤で中須賀は水野を上回るラップタイムを刻み、最大2秒283あった差を徐々に縮めると、水野には届かなかったもののチェッカーの瞬間には0.706秒差にまで追い込んでチェッカーとなり、第2戦のSUGO大会に続き、3レース連続となる2位表彰台となった。
JSB1000 レース2
激しい集団戦を制して中須賀が2位でチェッカー
地元オートポリスのファンから大声援を受ける
前日の5月30日(土)に行われたレース1よりも気温が上昇したレース2。レース序盤から続く激しい集団でのバトルを制して、YAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行は2位でチェッカーを受けた。
レース1に続いてポールポジションからスタートした中須賀選手だが、オープニングラップは長島、野左根に続く3番でコントロールラインを通過する。
その後、3周目に中須賀は水野に抜かれ4番手に後退するが、長島、野左根、水野、中須賀が激しいトップ争いを繰り広げていった。6周目にトップに立った水野は、ここからラップタイムを上げて、徐々に独走体制を築いていく。対して長島、野左根、中須賀による2位争いは激しさを増していき、各コーナーでマシンが接触せんばかりのポジション争いが繰り広げられた。
18周で争われるレースの16周目に、中須賀は自己ベストタイムを記録するとともに野左根をパスして3番手に浮上。さらに中須賀は17周目に自己ベストタイムを更新し1分49秒052をマークすると、2番手の長島をパスすることに成功。しかし、最終ラップでは中須賀選手と長島選手が再び凄まじいバトルを展開。中須賀選手はファイナルコーナースタンド前から最終コーナーにかけて長島を抜き去ると、そのまま僅差で抑え切って2位のチェッカーを受けた。
ST1000
井手は転倒、ノーポイントでレースを終了
マシントラブルにより予選を11番手で終えたAKENO SPEED.RC KOSHIENの井手翔太。トラブルは決勝レースまでに修正できたが、その決勝レースは赤旗が提示されて一時中断される波乱の展開となった。
14周で争われるレースは、7周目にコース上にオイルが出たことから、その処理のために一時中断。この段階で井手は10位を走行しており、セカンドレースは9番グリッドからのスタートとなった
そのセカンドレースは8周で争われることになったが、井手は8番手前後を走行していた2周目に転倒しまい、ノーポイントでレースを終えることになった。転倒は自分のミスと語り、次のレースとなるアジアロードレース、そして鈴鹿8耐でしっかりとペースを戻して、8月からスタートする全日本ロードレースのシリーズ後半ではしっかりと巻き返していくと語った。
JSB1000 RESULT Race.1
JSB1000 RESULT Race.2
ST1000 RESULT Race.1
ST600 RESULT Race.1
COMMENT
JSB1000 レース1
YAMAHA FACTORY RACING TEAM
中須賀克行選手(2位)
「正直、悔しさで一杯です。このレースは、事前テストを含めて、最も気温が上がり、路面温度も上がってコンディションは良いものでした。そして優勝を目指して頑張ったけれど、今回は水野選手が一枚上手でした。ただ、前戦のSUGOでは、レース終盤で水野選手を逃してしまったけれど、今回はレース最終盤の数ラップで水野選手のラップタイムを上回り、追い詰めることができたのは良かったと思います。明日のレース2は、今日よりも3周多い18周なので、このプラス3周をうまく生かして優勝を狙います」
吉川和多留監督
「予選でポールポジションを獲れたのは良かったのですが、中須賀選手にタイムが出た手応えがなかったのが少し気がかりではありました。レース1では、序盤の混戦を一歩引いたところで様子を見て戦っていたのは予定通りでした。ただ、水野選手がスパートした時に、前にいた長島選手に引っかかってしまったのが想定外でした。優勝はできませんでしたが、レースの最終盤では水野選手を上回るラップタイムで追い詰めることができたのは収穫で、明日のレース2は今日のレース1よりも3周多いので、この3周を活用して優勝を目指します」
JSB1000 レース2
YAMAHA FACTORY RACING TEAM
中須賀克行選手(2位)
「レース1では、水野選手に逃げられてしまい、レース2ではそうはさせないと思ってスタートからプッシュしていきましたが、なかなかリズムが作れず、レース途中では心が折れそうになってしまいました。しかし、今回は地元九州のレースで、多くのファンの方から声援を受け、それを思い出して気持ちを持ち直せました。長島選手との最終盤でのバトルは本当に厳しかったけれど、2位に入れたのはみなさんの応援のおかげだと思っています。ありがとうございました。」
吉川和多留監督
「昨日のレース1を終えて、マシンの細かいところを修正してトライしましたが、ライバルに対して一歩及びませんでした。ただ、レースでの中須賀選手の戦いは、彼の凄さを改めて実感できるものでしたし、我々チームスタッフも感動するほどでした。
今大会を終え、次の戦いは鈴鹿8耐になりますが、世界選手権を戦う2名のライダーがYZF-R1に対してどのようなコメントをするかとても楽しみです。我々では気付かない世界レベルでの要望が、マシンをさらに進化させることは間違いなく、しっかりと鈴鹿8耐を戦いながら、全日本ロードレースのシリーズ後半戦に向けて準備を進めていきます。
全日本ロードレースのシリーズ前半戦を終えましたが、8月から始まるシリーズ後半戦では、チーム一丸となって優勝を目指していきますので、今後ともご声援をお願いいたします」





















